■共通テスト得点 905点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
65 |
+ |
45 |
+ |
53 |
+ |
29 |
+ |
28 |
=220/440点 |
自己採点 |
60 |
+ |
30 |
+ |
35 |
+ |
20 |
+ |
20 |
=165/440点 |
■受験した感触・・・ 自己採はカンです。化学が壊滅。ほかの科目もひどくいくら下駄や傾斜があっても落ちたと思った。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
C |
理科一類 |
B |
理科一類 |
C |
理科二類 |
C |
最後まであきらめない
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私が本格的に受験勉強を始めたのは、部活を引退した高2の12月でした。模試が悲惨な結果だったので、このままではいけないと思いそこから毎日東進に通うようになりました。それでもなかなか勉強の習慣がつかず苦労したので早いうちから勉強の習慣をつけることを勧めます。
「東大入試同日体験受験」から6月
「東大入試同日体験受験」では物理と化学でまだできていない部分が多かったのでまずは理科の知識を入れることを最優先にしていました。化学は鎌田真彰先生と大西哲男先生の授業を両方受けていました。2つともやるのはかなり重かったですが、効果はあったと思います。物理は高2で取っていた「ハイレベル物理」の復習をメインにやっていました。学年が上がってからは、古文と漢文の基本的な知識が不足していると感じたので通学の電車の中でずっと単語帳などを見ていました。迎えた6月の「東大本番レベル模試」では、対策していたことと物理が簡単な回だったこともあり物化ともにかなり点数を上げることができました。その結果自分は理科できるんじゃないかと錯覚してしまい、以後物理の勉強がおろそかになってしまったので気を抜かないことを勧めます。また英語の偏差値がかなり下がってしまいましたが、理科のほうが点数を伸ばしやすいと思い放置してしまったのもよくなかったです。
6月から8月
化学は東大特進をメインにして勉強していました。物理は問題集を使って演習をしていました。英語はリスニングを安定させるため、電車の中で東進のリスニングアプリを使っていました。また、7月の半ばごろから共通テストの過去問を5回分解きました。この時期は共通テストまでまだ半年あるので、社会を含めた全科目をやる必要はないかもしれませんが、傾向の把握や慣れのため英語と数学だけでも解くことを勧めます。特に共通テスト型の模試を受けたことがない人は必ず解くべきかと。
8月の「東大本番レベル模試」では、ずっとやってきた化学で成長を感じられたほか、これ以上伸びないのではと思っていた数学でよい点を取れましたが、英語や物理は思ったような点数が取れませんでした。それでも、全科目である程度の知識がついたと思い8月末から過去問に着手しました。
9月から10月
9月はひたすら「過去問演習講座」をやり5年分を月末までに終わらせました。その後は「過去問演習講座」と「東大特別演習」をメインに進めていました。同時期に東大型模試の成績表が返却され、化学の成績が良かったことで自信がつきました。しかしここで気が緩んでしまったのか勉強量が減ったと思います。その結果が如実に表れたのか、10月の模試では全体的に成績が下がってしまいました。それでも、その結果によって奮起できたのはよかったと思います。
11月から共通テスト本番
共通テスト対策は12月の頭からまずいと思っていた地理の参考書を読み始めました。他の科目は12月半ばから始め、共通テストの予想問題を4つ、「東大特別演習」で提供される問題をやりました。
共通テストの勉強は二次試験と関係がないようにも思えますが、基礎の確認になるのでぜひやることを勧めます。なかなか目標としていた9割を超すことができませんでしたが、本番では対策が功を奏して9割を超えました。
共通テストから二次試験本番まで
やり残していた直近の「過去問演習講座」をやりました。「過去問演習講座」が終わった後もまだ少し時間があったので、化学と英語の問題演習に取り組みました。また、受験を見据え朝6時に起き夜10時に寝るようにしました。入試本番の1週間ほど前から苦手としていた物理の直近15年分を解き直し、英語の問題の見直しをしました。
■東進東大特進コースについて
国語
現代文は林修先生の授業がお勧めです。論理的な読解なので、かなりわかりやすいです。現代文も英語と同じで、触れていないと鈍ると思うので受けることを勧めます。古文は栗原隆先生の授業がよかったです。特に補足で配られる古文単語などがまとまった本は役に立つと思います。また、添削はかなり早く返ってくるので復習もしやすいです。漢文は、回数が少ないですが寺師貴憲先生の授業は必ず受けるべきです。多少厳しい面もあるかもしれませんが、自分の基礎が足りていないことを気づかせてくれました。とくに、「東大対策完成講座 大問分野別対策」の「東大漢文 直前基礎スピードチェック」は基礎が身についているかの確認になりとても役立ちました。
数学
自分は、「数学の真髄」と「東大への数学」を受けていました。「数学の真髄」はただ問題を解くだけでなく、解法を決めるまでの考え方や記述について教えてくださりとても役に立ちました。ただ、テストゼミの添削はかなり厳しく採点されるので、メンタルが弱い場合は気を付けましょう。「東大への数学」は、毎回小テストとテストがあり、小テストでは基礎の確認を、テストでは本番レベルの問題にどれだけ取り組めるかがわかりました。またテキストは、例題、授業用問題、復習用問題と充実しており、授業の補足プリントも役立つものが多いです。長岡恭史先生のテストゼミも魅力的でしたが、数学を武器としない人にはすべての講座を受けるのはたいへんかもしれませんので、どの授業を受けるか選択することが大事だと思います。
物理
苑田尚之先生の授業は、各分野の基礎から発展まで丁寧に解説してくださるのでとてもよかったです。それぞれの授業の内容を完ぺきにしていけば本番で怖いものはないと思います(自分はできませんでしたが)。一度で理解できるか心配な場合はオンライン受講にして繰り返し受講するのもよいと思います。
化学
自分は鎌田先生と大西先生の授業を両方とも受けていました。2つの授業は共通しているところはありますが、2つの授業を取ることでかなり理解が深まると思うので余裕がある人は2つとも受けることを勧めます。2つ受けるのが厳しい場合は、好みで取る授業を決めるとよいと思います。
過去問演習講座
「過去問演習講座」は添削がついており自分の解答を客観的に評価してもらえるのでぜひ受けるべきです。
東大特別演習
豊富な問題があり自分の欠点をつぶしたり得意な部分を伸ばせることがあげられます。また問題数がたいへん多いために計画的に取り組む必要があります。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
自分は高3になってからは模試でA判定とは無縁の生活でした。それでも最後は合格できましたし、中にはもっと悪い成績から合格をつかみ取っている人もいます。なので、今の成績が悪くてもあきらめることなく、最後の最後まで努力し続けましょう。逆に、いくら成績がいい人でも本番で失敗してしまうこともあるのでよい成績が出ても、驕ることなく努力しましょう。また、模試の結果は気にしすぎないようにしましょう。判定は絶対ではありません。なので、判定ではなく自分ができなかった部分と向き合うきっかけだと思ったほうがよいです。最後に一言。悲しんでいる暇があったら勉強しましょう。