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愛知県 私立 東海高等学校 卒
東京大学 理科二類

秋田 太陽さん

■センター試験得点 788点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   化学   生物  
開示得点 71 25 22 35 39 =192/440点
自己採点 80 30 30 25 45 =210/440点

■受験した感触・・・ 浪人の準備スタート!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 D 理科二類 E 理科二類 D 理科二類 D

正しい努力、ゲームとの両立

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が受験勉強を意識し始めたのは高2の1月ごろで、さらに実際に本格的な受験勉強を開始したのは高3直前であったことを考えると、周りと比べても相当遅いスタートだったなあと改めて思います。
 しかしながら、地道に「正しい」努力を続けていくことで、当初は背伸び気味だった東大合格という目標も、日が経つにつれ着実に射程圏内に近づいてくるのを感じました。

うまくいったこと

  • ゲームと勉強の両立

効率的な勉強を軸に、趣味のゲーム(しかも銃でバンバン撃ち合う系のハマったら抜け出せなさそうなやつ)を共通テスト前日、および東京に出発する前日まで全力で楽しんでいました。

問題集をがむしゃらに解くのではなく、解けなかった問題、或いは解くことができた問題でさえも、その問題を解くにあたって必要な知識・技術・勘などを徹底的に分析して次につなげるという姿勢が、勉強時間の削減に直結したのだと思います。

  • 共通テスト

直前期に難しめの予想問題集を解いていたので、破壊の数学ⅠAにも比較的たじろぐことなく70点で耐えることができました。

  • 受験日の二日前からホテルを確保しておいたこと

ホテル初日は慣れの問題もあり中々寝られないものです。浮いた日程で軽めの東京観光もできるので、我ながら賢明な判断だったと思います。


うまくいかなかったこと

  • 睡眠

7時間は必ずとるようにしていたのですが、疲れが抜けず朝起きられないことが度々ありました。

  • 数学

私の勉強法が唯一通用しにくかったのが数学です。直前に努力を惜しまなかったことでぎりぎり何とかなりました。


科目別

  • 英語

あまり苦労しませんでした。高一の時点で文法事項のかなりの部分が頭に入っていたから、それが大きかったかも。

英語を読むために必要な語彙・文法などを一通り習得したら、英語を英語のまま読む練習と、これは特に論説文の場合ですが、各段落ごとの役割(起承転結のどれにあたるのかな?とか)を意識して読む練習を行うことが東大英語対策に最も必要なことだと思います。

リスニングに関してですが、「東進リスニングアプリ」などをよく利用していました。

  • 数学

対策に時間がかかります。私にとっての一番の鬼門でした。

春は長岡恭史先生の講義で「論理」の基本を学び、それを軸に問題演習を重ねました。

夏~秋にかけての「過去問演習講座」が終わったら、年末までに東大数学の過去問を解き切りました。

その際、解けなかった問題について、解答に至るまでのプロセスをノートにまとめておくと、試験本番に見直すことができてオススメかも。

例えば「"{f(x)}log{g(x)}"の積分は部分積分を行うと成功しやすいぞ」、というような勘が育つと、着実に解ける問題が増えてくると思います。

  • 理科

生物オススメです。学校の検定教科書を時間をかけて“しっかり” “精度よく”理解できれば35点以上は安定します(これがなかなか難しいんだけど)。

物理のように「(1)ケアレスミスで大問一つまるごと大爆発!」みたいな事故も起こりません。

化学は夏休みまでに有機分野を固めておくと、模試で取れる点数が大きくあがるのでメンタル維持になります。

■東進東大特進コースについて

 私は長岡先生の「数学ぐんぐん」全般、鎌田真彰先生の「ハイレベル化学」、田部眞哉先生の「ハイレベル生物」を受講していました。
 「数学ぐんぐん」の論理に重点を置いた講義のおかげで、数学の解答を記述する際の論理的な欠陥を大幅に減らすことができました。
 また、「ハイレベル生物」は、前述の生物の検定教科書を“しっかり” “精度よく”理解する補助としてとても有効だったと思います。
 「過去問演習講座」および「東大本番レベル模試」は、答案提出から添削・返却までの期間が短く、忘れないうちに復習ができてとても便利でした。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 後輩くんたちへ一言だけ!模試の判定は気にすんな!!!です。
 私はほとんどD判ばかり食らっていましたが、ブレることなく頑張り続けられたからこそ現役合格に辿り着けました。
 目標に向かって揺らぐことなく、正しい努力で少しずつ前進してください。応援しています。