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東京都 私立 女子学院高等学校 卒
東京大学 理科二類

牧原 里菜子さん

■共通テスト得点 979点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 政治経済

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 81 77 55 46 43 =302/440点
自己採点 75 50 45 45 30 =245/440点

■受験した感触・・・ ベストではないかもしれないけど受かるはず!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 A 理科二類 A 理科二類 A 理科二類 A

確実に合格するためにどうすべきか

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を目指すきっかけ

 高校一年生までは大学受験を特に意識せず、学校の定期テストの勉強だけ意欲的に行っていました。文理どちらも好きでしたが、その頃には東進で数Ⅲをやっていたのでなんとなく理系にすることに決めました。高校二年生になるタイミングで東進の担任の方に東大を勧められ東大に対する漠然とした憧れもあり意識し始めました。高校二年生で受けた苑田尚之先生の「ハイレベル物理」に衝撃を受けサイエンスを大学で深く学びたいと思ったこととやりたいことが明確ではなかった自分にとって「進学選択」制度を利用できる東大のシステムが最良であったことから本格的に東大をめざし、東大に受かるための受験勉強を始めました。バイオ系の研究がしたかった私は進学選択においては理科一類のほうが有利であることも理解していましたが、大学一年生で生命科学の勉強ができる理科二類を志望しました。

時期ごとの学習

 高校一年生までは主に学校の定期試験の勉強をしながら英検を取っていました。高校二年生では定期試験の勉強に加え「ハイレベル物理」、「ハイレベル化学」を受講し高校三年生にあがる頃には物理、化学、数学の全範囲が終わっている状態にしました。高校三年生では「過去問演習講座」を中心に東大特進で講座を受けたり「東大特別演習」をしたりしていました。

教科ごとにやって良かったこと、悪かったこと

  • 数学

やって良かったことは教科書傍用の問題集を完璧にしてから次のステップに移ったことです。数学は特に難しい問題集が多くチャレンジしたくなってしまう人も多いかもしれませんが、とにかく教科書のレベルを完成させて定期試験で満点を目指す勉強をすることが最も重要でかつ効率的です。また、「数学の真髄」を受講したことで論理を理解し数学の本質に触れることができ一つの問題から百問を解ける学びをするという受験数学の基盤となる考え方を学べたことも成績上昇につながりました。やらない方が良かったことはいろんな問題集に手を出すことです。私はサイトを見漁って世間で良いとされている問題集をいろいろ買っていましたが、自分の実力以上の問題集を買ってしまいあまりにも解けず気分が下がってしまうことも多々ありました。周りで難しい問題集を使っている人がいて焦る気持ちもあるかもしれませんが、高校二年生までの時点ではそこまで難しい問題集は必要ないのかなと思いました。

  • 物理

一択しかない!といえるくらいおすすめなのは苑田尚之先生の「ハイレベル物理」です。難しいのは確かですが、諦めないで理解できると本当に面白い物理の世界が待ってます。すぐにはわからないところが多いので授業で何度も繰り返し、巻き戻して理解できるまで考えることが大切です!高校二年生で物理の講座で迷っている人は是非受けてみてください。

  • 化学

「ハイレベル化学」を高校二年生の時に受講したのは良かったです。化学は問題演習をすれば順当に実力がつくので教科書が理解できた単元から問題集を用いて問題を解いたことは成績の安定につながりました。高校三年生の秋から冬にかけてあまり無機に触れなかったのは反省点です。意外と知識は抜けます。

  • 英語

高校三年生では過去問演習と単語帳しかやっていなかったので構文を理解するのではなく感覚で読んでしまっていた部分は良くなかったです。東大特進の宮崎尊先生の自由英作文の授業を受けてから英作文が格段にうまくなったのでおすすめです。

  • 国語

林修先生の講座を受けましょう!古漢に関しては知識の部分を夏までに確実にしておけば良かったなと思います。

■東進東大特進コースについて

  • 通期講座

「ハイレベル物理」、「ハイレベル化学」と「数学の真髄」を受講しました。これらを高校二年生までに受けることは大きなアドバンテージになります。どの講座も本質を理解させてくれるものでこれらの授業をただ受けるだけでなく、自分で考え能動的に学ぶ姿勢を持つことが思考力を問う東大入試において高得点を取ることにつながります。

  • 東大特進コース

大西哲男先生の「東大化学」が良かったです。とにかく良問をたくさん演習することができるので化学を伸ばしたいと思う人は高校三年生で受講するのがおすすめです。

『プレ講座』を受講し自分に合う先生を見つけるのもありだと思います。

  • 過去問演習講座

まず解いてからすぐ自分で答え合わせをして復習してから、添削が返ってきたときに解説授業を受けるということを繰り返していました。東大の問題はとにかく良問なので自分で解けるまで理解することで確実に実力がつき、さらに授業を聞くことで他の問題にも応用可能な本質を学ぶことができました。

  • 模試

「東大本番レベル模試」は本番同様に戦略を立てて臨んでいました。模試を一つの区切りとして目標を立てそれを達成することを繰り返すことが重要で、他者でなく過去の自分と比較する材料にしていました。「共通テスト本番レベル模試」を高一から受け続けたことは確実に本番の高得点につながりました。

  • 担任

不安なときいつも順風満帆だといってくれたことは励みになりました。気軽に相談できる人がいるとメンタルが安定します。

  • 東進リスニングアプリ

夏休みに利用しました。リスニングの勉強は何をすればよいのかわからないという人におすすめです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 勉強してなくても成績がいい子と自分を比較し劣等感を感じたり、怠けてしまって自己嫌悪に陥ってしまったりすることは多々あり、そのたびに不安やストレスを感じるのが受験生です。そんなストレスを感じるときこそ勉強するチャンスです。音楽やスポーツでもそうですがまだ初心者でできないことが多いうちは苦しくてやめたくなる時もあります。しかし努力して実力を付ければきっと面白いと思うことも増えて、自分から能動的に学べるようになります。できなかった過去の自分を省みるより、できる自分になるために前向きに進むことが受験においては大事です。正しい方向の努力が報われることは合格している先輩たちが保証しているので、自分を信じて受験生活を駆け抜けてください!