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広島県 私立 広島学院高等学校 卒
東京大学 理科二類

松﨑 陽太さん

■センター試験得点 816点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 73 71 40 38 40 =262/440点
自己採点 75 70 40 20 40 =245/440点

■受験した感触・・・ 合格発表後に感覚でつけました

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 A 理科二類 C 理科二類 A 理科二類 A

合格体験記のすゝめ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

振り返って

 受験で必要だったものは勉強方法の確立とメンタルの維持でした。この2つを実現するために行ったことが、いままさしく私が書いている合格体験記を読むことでした。色々な人の話があるため、自分に合った勉強法を見つけたり、自信が無い時に、自分と同じ境遇の人の話を見て元気を出すのにピッタリです。皆さんも合格体験記を有効活用してみませんか?想像以上に役に立ちますよ。

各科目について

  • 数学

最も点数が安定しない科目でしたが、得意科目でもありました。点数を稼ぐには (ⅰ)正しい解法を思いつく(ⅱ)解ける問題をなるべく短い時間で見極める の2つが重要になってきます。(ⅰ)については普段の授業や問題集をこなすことである程度までなんとかなります。問題となるのは(ⅱ)です。何完したい、得意分野だから解き切りたいといった理想やプライドを完全に捨て切る必要があり、これは問題集を解いている時の考えとのギャップが大きいです。なので、過去問を解くときには、自分は数学で何点取りたくて、その点を取るにはどの問題を捨てて、どの問題を取るか、ということを意識することが本番で生きてきます。特に共通テストの後はこの感覚が著しく衰えやすく、実際に私は本番2週間前にもかかわらず、最低点をバンバン記録していったので、早めのリハビリをおすすめします。

  • 英語

日々の努力とメンタルがものを言います。私は高1の頃から単語帳を回していたので、単語で苦しむことが少なかったため、高3になって油断し、見事に英文が読めなくなっていきました。共通テスト対策のおかげで勘は戻りましたが、毎日触れておくべきだったと思います。特に、東大の二次試験ではリスニングの点数がそのまま全体の点数に直結するので、なるべくなら毎日英語を聞くようにしましょう(私の受験した教室はリスニングの音響は良かったので、そこまで、雑音を警戒しなくてもいいのかな、と思います。万一、雑音が酷い教室にあたっても、周りの人も同じように聞こえていないので、気にしないで下さい。最後はメンタルなので)。私は文を読むのが遅いので、4Aは解かず、1A→4B→2→3下見→3→1B→5の順で練習していましたが、本番調子に乗り、4Aを解き、時間が足りませんでした。欲を出さず、慣れた方法が結局は最善だと実感しました。

  • 国語

古文漢文は基礎知識をある程度押さえるくらいの勉強しかしませんでした。現代文は林修先生の授業を受けていました。林先生のマインドを手に入れることができればこっちのものです。

  • 物理

苑田尚之先生の授業を受け始めてから原理を理解せず、形式論で解いていたことに気付かされました。本番は焦ってまったく解けなかったので、日々の勉強の深め方が足りなかったのだと思います。日頃から原理に基づいた勉強を心がけてください。遠回りに見えて、これが力をつける唯一の方法です。ただ、試験は問題が非常に多く、もう一方の教科との兼ね合いもあるので、問題を飛ばす勇気が必要です。苑田先生の授業を受ければ言わんとしてることがわかると思います。

  • 化学

化学ほど、泥臭く点を取れる科目はありません。私は分野別にまとまっている問題集で基礎を固めてから、過去問で分からない分野が出てきたらその都度復習するようにしていました。時間があれば解ける問題が多いので時間のかからない問題をいかにこなすかが鍵になります。私は計算は後回しで点を稼ぐことにしていました。

■東進東大特進コースについて

 林先生の「東大現代文」は目から鱗でした。それまでは何となくで文章に書いてあることを詰め込むものだと思っていましたが、接続語や段落相互の論理関係といった緻密に筆者の考えをまとめるものだと初めて分かりました。板書も用いて分かりやすく、時に面白い雑談もされるので楽しく授業を受けるとこができ、現代文で安定して点を取ることができるようになりました。
 青木純二先生の「数学の真髄」ではどの解法を使うか、他の考え方はないかが詳しく解説されるため、答えが出せればなんでもいいと思っていた私の考えを変えてくれました。この授業で数学的に考える力を養うことが出来ました。
 大西哲男先生の「東大化学」は、テキストが知識が整理しやすいように作られており、演習問題も多く付いているため、自分が授業を理解出来ているかがすぐに確認出来ました。大西先生は板書が綺麗で理路整然としているため、化学の問題に対する取り組み方が分かりました。
 苑田先生の「東大物理」のおかげで公式を暗記するだけの勉強から、なぜその公式が成り立つのかといった原理から勉強することが出来ました。この授業を通して、物理をやっている人と見えている世界が違うことを実感し、物理学への憧憬を抱くようになりました。
 「東大本番レベル模試」は他の模試と比べて返却が圧倒的に早いので、解いた感覚が残ったまま復習できるのがとても効果的でした。これに加えて解説授業も受けることができるため、模試問題が解けるだけでなく、他の問題も解けるようになるような考え方も学ぶことが出来ました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 本番が近づいてくると、不安や緊張で押しつぶされそうになるかもしれません。そんな時には仲のいい友達と喋ってみてください。友達はあなたの頑張りを知っていますし、受験生として同じように不安を感じているはずなので、互いに話し合うことで気持ちが楽になると思います。本番では想定外のことが起こると思いますが、あなたが頑張ってきた事実は変わりません。落ち着いて、自信を持って挑んでください。東大で待ってます!!