
宮城 心輝さん
■共通テスト得点 886点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理
前期試験得点 (自己採点) |
英語 | 数学 | 国語 | 物理 | 化学 | ||||||
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開示得点 | 72 | + | 50 | + | 54 | + | 36 | + | 15 | =227/440点 | |
自己採点 | 80 | + | 37 | + | 49 | + | 33 | + | 16 | =215/440点 |
■受験した感触・・・ 数学と化学は難しすぎ。あとは国語と英語で引っ張ってくれー。
第1回(6月) | 第2回(8月) | 第3回(10月) | 最終(1月) | |||||
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東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 |
理科一類 | D | 理科一類 | B | 理科二類 | D |
数学で大事なのは、公式の意味を具体的なイメージを通して日本語に置き換え、「色がついて見える」ようにすることです。つまり、この公式が何を意味しているのか、何を求められるのか、どんな時に使えるのかを自分の言葉で言えるようにすることです。それにより、私は数学自体が好きになりました。ただし、計算が苦手だったので、共通テストで点数が伸び悩みました。計算が苦手な人は早いうちから、同じ問題を繰り返してもいいので、共通テストのスピードをつかむことをお勧めします。個人的には青木純二先生の講座をお勧めします。
英語はとにかく、単語と文法の基礎を早く徹底的に固めることが優先です。文法は暗記よりも理解を重視し、単語などは「高速基礎マスター」を短い期間で一気に覚えて、メンテナンスをするというスタイルをお勧めします。それによって、量の多い共通テストや東大二次試験に対応するための、長文演習に時間を多く充てることができ、得点源にすることができました。
現代文で大事なのは、主観ではなく、いったん筆者の主張を受け入れ、本文中の根拠だけを頼りにすること、そして、文章の展開のパターンを意識することです。対比や具体例、譲歩といったパターンと段落ごとの主題から解答の根拠の範囲を絞り、その中で吟味することを意識していました。マーク式もできれば記述式のように考えて、正誤自体よりも、どの根拠までは取れていたかを確認しましょう。私は古文がとても苦手で、文法を身に付けても、単語、主語の判定といった壁に手を焼きました。したがって、文法が固まったら、易しいレベルから始めて、読解にも慣れておくのがよいと思います。また、共通テストでは、選択肢もヒントになるので、それを見るタイミングなども各自の感触に合わせて考えましょう。漢文は覚える句法も少ないので先にマスターしましょう。東大レベルでは、漢文特有の重要漢字、語句、漢字の意味を熟語から考えることが助けになります。
物理は数学よりも、さらに、原理、定義に忠実に勉強することです。大方の公式は運動方程式、回路方程式などから導かれたものであるという認識をもち、その二つと、各物理量の定義を正確にとらえることが肝です。立てた式と未知数の数に注意したり、式と条件から何が保存するのか、しないのかを考えることが必要です。そのため、問題での「図示→運動方程式などの立式→部分情報、保存量」といった思考のプロセスを確立することを意識するとよいと思います。
大学受験、特に東大受験で大事なことは、基礎を高速で回し、何度も徹底的に叩き込んだうえで、応用に時間をかけることです。なので、鍵はやはりスピードです。一度で完璧を目指すより、何度も繰り返しましょう。繰り返す中で、新たな問題意識で見ることもできて、より定着しやすくなります。高1、高2の時期はとにかく、受講と高速基礎マスターで基礎を一気に固めましょう。私は「共通テスト対応1800」の単語を二日で一周しました。「一気にやる」を繰り返すのが最も効果的な学習だと思います。
東大受験という大きなハードル超えていくには気持ちの面でも高い志が必要です。さらには、大学入学後の進路を考えるにしても、自分を見つめ直して将来の目標を考えることはとても重要です。私は高1のときに志作文コンクールに応募して入賞し、入賞者同士のディスカッションにも参加しました。様々な分野で高い志を持つ仲間と話すことで、とても刺激になり、その後のモチベーションのアップにもつながりました。さらに私が志作文を薦めたい理由は、この作文をきっかけに国語力が飛躍的に伸びたことです。自分が一番よくわかっている自分の夢というものを、言語化して他人に伝える、そのプロセス自体が、深く思考し、うまく伝わるように自分で展開を考える作業なので、文章を読むときにも、筆者の主張を外さなくなったのです。最終的には理系なのに、国語が一番の得点源となっていました。それゆえ、強くお勧めします。