■センター試験得点 点/900点
■センター試験得点選択科目 化学 生物 日本史
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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化学 |
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生物 |
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開示得点 |
72 |
+ |
85 |
+ |
48 |
+ |
37 |
+ |
49 |
=291/440点 |
■受験した感触・・・ 落ちるかも……。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
総合点 |
志望学類 |
総合点 |
志望学類 |
総合点 |
志望学類 |
総合点 |
理科二類 |
226 |
理科二類 |
217 |
理科二類 |
172 |
理科二類 |
200 |
早めに始めたから逃げきれました
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
時期別の経過
高1の頃はスマホゲームばかりしていて「センター試験同日体験受験」英語筆記55点、他の模試でも偏差値50台など全国の東大志望内者の中で最低クラスの成績でしたが(もちろんこのとき志望校など決まっていません)、高1の冬にゲームをスマホからすべて消して、春には東大を志望し、結構勉強するようになりました。高2秋ごろから東大志望らしい成績になっていき、「東大同日体験受験」ではA判定を得て、6月の「東大本番レベル模試」では東大特進の理Ⅱ第1志望者内1位になるも調子に乗って夏休みにサボりまくって(勉強時間は7時間/日くらい)成績は暴落。反省して秋から再びやる気を出し、なんとか逃げ切ることが出来ました。
科目別勉強法
- 国語:東大特進の授業と過去問ばかりやっていました。古典の文法や句法は高2のうちに一通りやってみましたし、そうすることをお勧めします。古典の過去問はセンター後に11年分消化しました。
- 数学:一番時間を割きました。東大特進、市販の参考書など幅ひろくやりました。市販の参考書で高2までは高校数学全体をやっていましたが、高3になると確率や整数など頻出分野の対策もするようになりました。高2の後半から自分で問題を作って解くこともしましたが、演習量の足しになってそこそこ効果があった気がします。数学については解法暗記を嫌う人もいるでしょうが、ある程度解法を覚えること(私は参考書の例題を自力でできるようになるまでやるという方法をとった)、そしてその作業は高3の夏までに一通り終わらせておくのが個人的にはおすすめです(少なくとも合格点をとるための基礎力にはなります)。そのあとで過去問や難しい問題集などで思考力を鍛えていくのが良いでしょう。もちろん、これらのことを達成するには数Ⅲを早めにやっておくべきだということになります。最後に、過去問は高3夏休み前から1980~2018分の行列の問題が出題されていないセットのものを大体やりました。
- 化学:高3秋までは東大特進と問題集をやり、その後は問題集を過去問にかえました。過去問は基本的に生物とセットで11年分やりました。得意な話題だと0~1ミスを狙える有機は念入りに対策しておくべきこと、軽視しがちなセンター対策はしっかりすべきことを付け加えておきます。ちなみに私は得点源にするつもりだった有機は壊滅、センターは9割を切るなどして少し悔いが残ります。
- 生物:高2のうちにセンター1ミス、二次試験半分ちょい位の実力をつけられたのでかなり楽でした。高2のうちは教科書の内容の暗記と理解を重視しました。また高3になってからも教科書を何度か最初から最後まで読みました。なかなか覚えられないこと、ホルモンなどの表にしたほうが覚えやすいこと、図との結びつきが特に重要な暗記事項はノートにまとめて覚えました。高2の夏から1年くらいかけてちょこちょこと問題集をやりましたが、東大を受験するなら全範囲をやる必要はなく(特に遺伝の範囲)、生物で要求される思考法が身に付いたらそれでおしまいでいいと思います。そもそもそういった思考法は過去問でも身につくので、他の問題集はそこまで重要度の高い教材ではないと思います。過去問は高3夏休み後に1990年代の過去問から解き始め、11月頃に2000年代後半に入ると化学とセットで解くようにしました。
- 英語:英語が苦手な人向けに書きます。単語帳を高2の夏から使っていたのですが、あまり定着せず(やり方、頭脳、感心・やる気など問題点が多々あったためでしょう)、センター後に一気に刷り込むことになりました。単語はコツコツ覚えましょう。思えば英語はコツコツやることをしなかったがゆえにとんでもないこと(東大模試で27点がぶっちぎりのワースト記録)になったのだなあと思います。さて、英語が苦手な人でも文章の意味がなんとなく分かる程度であれば、1A1Bはコツをつかめば壊滅は免れるでしょうし、2と3は訓練次第でそこそこできるようになる気がします。4Bもやりやすいほうでしょう。5は出題される文章についていけるかが生死の分かれ目となることは多いですが、話についていけなくても記号の小問はなぜか得点できることもあるので、最初で沈没してもあきらめずに頑張りましょう。4Aは無理です。私は完全な「運ゲー」に持ち込みました。本番では全部eにマークしたら2つもあってました。
■東進東大特進コースについて
授業やテキストで得られるものは多く、本格的に東大特進に通い始めたときに習熟度が特に低かった国語や化学は東大特進に依存していました。林修先生の解説は論理的なのでわかりやすく、正解に近いだろうという安心感がありました。栗原隆先生や三羽邦美先生は扱う文章に関連する話が面白く、テキストの付録も大いに役立ちました。長岡恭史先生のテストゼミでは成績上位者で名前を呼ばれることで励みになりました。大西哲男先生はテキストが素晴らしく、解説がわかりやすかったので化学が得意とはいかないまでも苦手ではなくなりました。飯田高明先生は授業で扱う問題に関連した話が興味深く、個別の質問にも丁寧な回答をもらえ、とてもためになりました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
全ての科目に通ずる勉強法として、自分の犯したミスを逐一記録する、というのがおすすめです。ケアレスミスは放置してしまいがちですが、本番やらかさないように自分の悪癖を見抜いておきましょう。また合格者最低点は年による変動が大きいものの、(合格者平均点)―(合格者最低点)は毎年25点くらいでほぼ一定となっています。よって、苦手科目がある人はどの科目で何点差をつけ、つけられるのか、という観点から目標を立てるのも効果的だと思います(逆に、苦手科目がなければこのようなことをする意味は薄いと思います)。そのときはつけられる点差が20点以下になるように最低限の目標を設定するのが安全です。また模試は各予備校と各受験生とで相性があるかもしれないので、模試の結果に一喜一憂してもよいでしょうが、それを100%信頼しきらない方がいいと思います。頑張ってください。