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群馬県 市立 四ツ葉学園中等教育学校 卒
東京大学 理科二類

上原 悠慈さん

■センター試験得点 756点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 61 65 35 46 25 =232/440点
自己採点 60 55 30 35 25 =205/440点

■受験した感触・・・ この日初めて「自分が東大に落ちるかもしれない」と思った。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 E 理科一類 E 理科一類 C 理科二類 D

一世一代の大チャンス!!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は東京大学に滑り込みで入学しました。スタートが遅れてしまったり、なかなか結果が出ない受験生に元気を出してもらえるような体験記にしたいです。
 私が東京大学を志望し、受験勉強を始めたのは高3の6月に部活動が終わってからです。それまでは高校1年の頃から東進に通っていたので毎日1時間半くらいは自主勉強をしていました。受験勉強を始めるにあたってまずやったのは勉強時間を確保することです。私は気づいたら寝ていたりボーっとしたりしていることが多かったため、集中して勉強をしていた時間を○○時○○分~○○時○○分といったようにメモ帳にメモするようにし、いかに自分が勉強できていないのかを自覚して改善することで勉強時間を増やせるようになりました。そのあとはまわりの東大志望の友達や合格体験記から様々な情報を得て自分の勉強法を確立していくことができました。皆さんも何か弱点がはっきりしているなら具体的な解決法を模索するべきです。今は多くの優秀な人がインターネットや書籍で受験成功の手掛かりとなるような情報を発信してくれています。そんなよい情報を使わない手はないと思います。
 そうして夏休みが終わるころには英数国の基礎を固めて、10月ごろには物理や化学の学習を一通り終わらせました。このころになると、いわゆる東大型模試の受験、結果返却があります。もちろん覚悟はしていましたが、基本的にはEかDをとっていてめげそうにもなりましたが、結局最後までやり遂げられたのには大きく二つの要因があると思います。ひとつめは早くに自分に合った勉強方法をみつけられて、その勉強方法に自信を持っていたからです。私は東進の講座で先生の考え方をまねるということをやっていました。決して解ききれないであろう莫大な量の入試問題を手っ取り早くとけるようになるためにこの方法が私にとって最適でした。人それぞれ勉強方法は違うにきまっていてどれが正解というのはないのですが、私はこの勉強を最後までやり続けたら絶対にいけるやろという自信をもつことができました。皆さんも早めに自分の勉強法を見つけることができれば大きな精神の安定剤になるだろうし、すでに見つけている人はたとえ成績が良くなくてもすでに大きなアドバンテージを得ているといえるでしょう。ふたつめは周りの協力に気が付ける人間になることができたからです。皆さんは受験は団体戦という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これはよく学校や東進の先生がクラスの仲間や学年の仲間に関して言っている言葉ですが、私はこの言葉は決してそれだけの域にとどまらないと思います。どういうことかというと、受験では学校の仲間はもちろんのこと家族などの勉強に直接的にはかかわっていないであろう人の協力も忘れてはならないということです。例えば私に関して言えば塾に通わせてもらっていたし、受験の準備なども親がとてもよくめんどうをみてくれました。そうした手助けに気が付ければさぼっている暇なんてないと気が付けるだろうし、皆さんが感謝の言葉に変えて合格という結果を伝えなくてはならないと思えるようになると思います。しかしこうした感謝に本当に気が付けるようになるのはきっと本気で頑張っているときなんです。お前論理関係ぐっちゃぐちゃじゃん?と思われるかもしれませんが経験的にほんとにそうなんです。なのでまず、頑張ってみてください。全員が一丸となり合格というこんなにも明確な目標に向かっていくという経験はめったに得られるものではないと思います。そうして皆さんが感謝による勉強の無限ループに陥ることを期待しています。
 最後に受験直前期の過ごし方についてです。とにかく焦る必要はないんです。皆さんが最後までがんばれたならばきっと結果はついてくるはずです。私は受験直前期になってあらかた勉強が固まってきたら受験本番に成功するイメトレや息抜きに散歩することなどが多くなりました。なるようになります。この受験というビッグウェーブに乗っちゃいなヨ。

■東進東大特進コースについて

 苑田尚之先生の物理はとてもためになりました。基本的に東大レベルもしくはそれよりも少しだけ高いレベルの演習となっています。私は東進衛星予備校でも通期講座をとっているのでそれらを両方受けた感想とすると、東大特進だけでは網羅はできないのが少し残念ということです。講座は魅力的ですがすべての単元を得意になりたいなら通期講座をとることをお勧めします。
 長岡恭史先生の授業は今まであいまいだった知識を一気にまとめ上げてくれた印象です。しかしこれもまた学べる単元が存在条件と求積がメインなのでこれだけやれば大丈夫というわけではないので注意が必要です。
 東進の「東大本番レベル模試」は回数も多く採点も迅速に行ってくれるのでとてもありがたかったです。また、過去に自分と同じ偏差値帯にいた先輩がどれほどの割合で合格しているのかみられるのがとてもためになりました。
 「過去問演習講座」は解説授業がためになるので私はいいコンテンツだと思いました。普段はとっていない科目の解説は新鮮で得られるものが多いと思います(最近の東大の傾向や予想される配点や東大の意図などなど)。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 もし自分の思いどおりにいかなくてもめげないでください。そういうときは皆さんのことを応援して助けてくれる人のことを思い出してください。どうしてもつらくて、周りの期待にこたえられなくなりそうなときは周りに相談するのもいいでしょう。なんでもいいので、全力でやってみてほしいです。こんな大きなチャンスを絶対に逃さずに最後まで頑張れ!!