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東京都 都立 南多摩中等教育学校 卒
東京大学 理科二類

松山 蒼右介さん

■センター試験得点 838点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 80 52 34 27 31 =224/440点
自己採点 72 53 45 35 28 =233/440点

■受験した感触・・・ 英語、物理、化学でもっと取りたかったが大崩れしなかったので8割で受かっているだろう

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 E 理科二類 C 理科二類 E 理科二類 B

分析と実行

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望理由

 私が東大受験を志したきっかけは、学校の先生に提案されたことです。将来やりたいことが固まっていなかった私にとって先生方の、やりたいことが分からないならとりあえず東大に行き最新の研究等に触れてみるのはありだ、という話に納得し、漠然と目指していた東大が明確な目標になりました。また、学校で東大志望の同級生から大きな刺激を受けたことも大きかったです。

各科目について

  • 国語

現代文は林修先生の授業を受講し復習することが大いに役立ちます。古文・漢文はまずは知識を固め、直訳できるようになると文章の方向性を読み間違えて大きく外すことが減ります。国語の安定は精神の安定に役立ちます。

  • 英語

数学や理科の難易度が上昇している東大入試で、点が安定しやすい英語の重要性は増しています。日常的に長文を読みリスニングをし、単語と文法を固めることで英語が安定します。

  • 数学

本当に苦手でした。8月の東大本番レベル模試で10点台を取りましたが、焦らず青木純二先生の講座に取り組んだことで着実に伸ばし受験生の中でも上位三割くらいになれました。本質を焦らずに習得しましょう。

  • 物理

東大の問題で行き詰まった時には状況を整理し、原理の式を見つけて書くと前進できる、と過去問演習の中で実感したのでやみくもな演習より原理の理解を意識しました。こちらも数学と同じく焦らず本質を習得しましょう。

  • 化学

一通り学習して知識事項が固まったら、演習量を増やして形式慣れと共に様々な問題に触れることが有効だと思います。時間内で数値計算を合わせたり、明らかに大変すぎて割に合わない問題を見抜くといった合理的な勘を本番で働かせるためにも東大型の演習は有意義です。

二次試験本番について

 一日目の国語は良い出来でした。おかげで数学を落ち着いて受けられました。数学では簡単になったなと感じつつも計算ミスに気をつけて取れるところを取りました。一日目は悪くなかったのですが、極度の緊張からあまり寝付けませんでした。しかし、布団に入り心を落ち着けたことで何とか頭を休ませました。2日目の試験でも落ち着いて解ける問題から解いたことで、大きく崩れることなくこれが合格を助けました。この経験をもとに私が伝えたいことは2つあります。まず、最低点ギリギリを目標にするのはやめましょう。多少失敗しても他でカバーできる目標を設定しておかないと、いざ本番で失敗した時に絶望します。次に、メンタルの重要性です。家で考えればそう難しくはない問題でも、試験場では時に難しく見えることがあります。試験では想定外の事態も起きるかもしれません。そんな時にも落ち着いて冷静な判断をするにはどんな状況でも慌てない強靭な精神力が必要です。メンタルが弱いと思う人は、深呼吸をするなどメンタルを整える方法を事前に何かしら考えておいた方がいいです。

■東進東大特進コースについて

  • 国語

主に過去問演習講座と、東大現代文を活用していました。特に林修先生の現代文は非常に論理的で、根拠が明確なので国語に対して感じていた曖昧さがなくなり、センスに頼ることのない記述力も高まったと感じています。

  • 数学

東大特進では青木純二先生の数学の真髄を受講していました。数学の本質をすきなく学ぶことができ、実践の対策としてとても有効でした。

  • 物理

ハイレベル物理、過去問演習講座を通して、苑田尚之先生にお世話になりました。原理の部分から教えてくださったので、深い理解が得られ、物理が楽しかったです。東大の問題も基礎がわかっていれば解けるということが身にしみて感じられました。

  • 化学

主に鎌田真彰先生の東大特進化学を利用していました。知識のことは全てまとまっていて、完璧になるまで何度も読み込みました。このおかげで化学が大幅に伸びたと言っても過言ではないくらいです。その後過去問演習をすることで化学への自信がつきました。

  • 英語

東大特進の宮崎尊先生の講座を活用していました。受験生に抜けがちなところを解説してくださり、最終チェックには最適でした。東大の問題に特化していたので、本番に向けた対策になりました。

  • 東大本番レベル模試

レベルが高く、自分の位置を確かめるだけでなく、やり直すことで、記述力、計算力をつけることができました。自分ができると思ってもできない問題が多く、解ける気になって伸びきった鼻をしっかりぶち折ってくれました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 東大への合否はもちろん大切ですが、それ以上に私が大切だと思ったのは正しい努力の方法を知ることができたことです。自分の能力と力不足、目標の高さ、それらのギャップを埋める方法、すべてに真剣に向き合った結果、物事をクリアに考えられるようになりました。受験生の皆さんには、勉強や行事、支えてくれる周りの人などすべての人に真剣に向き合い有意義な受験にしてほしいです。応援しています。