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北海道 道立 札幌南高等学校 卒
東京大学 理科二類

栗原 拓也さん

■共通テスト得点 886点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 82 40 54 35 28 =239/440点
自己採点 75 40 40 30 30 =215/440点

■受験した感触・・・ 数学0完だ……受かった自信ない

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 A 理科一類 B 理科二類 B

コツコツ続ける

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を志望するまで

 私は中2の頃から漫然と東京大学に行きたいと思うようになりました。この頃は日本の最高峰に行けたらかっこいいなくらいの気持ちでした。高1の頃学校で東大生と語る会があって理三の先輩と話して、その後大学の研究室などを調べて本気で東大に行きたいと思うようになりました。具体的な受験勉強を始めたのが高2の秋なのでそこからの流れを説明します。

時期ごとの勉強

  • 高2秋〜冬

東大を意識した勉強を本格的に始めたのがこの時期です。この時期に東進に入り、化学と数学の授業範囲を受講して終わらせました。やっとスタートラインに立たせてもらった気分です。この頃の二次試験型の模試は悲惨でした。

  • 高3夏〜秋

「東大入試同日体験受験」でE判定を取ってしまい、不安が募る中、この不安を払拭してくれたのが夏休みに始めた東進の「過去問演習講座」です。始めたての頃は形式にも慣れず、思うような点数が取れませんでしたが、林修先生や苑田尚之先生らの解説を受講して解く姿勢を身につけ、徐々に点数が上がってきて東大合格のビジョンが見えてきました。

  • 高3冬〜共通テスト

正月休みが終わるまで二次試験の過去問を解いていました。この頃初めて英語の点数が安定してきました。英語は始めは点数が低いのは仕方がないので、形式に慣れるため辛抱強く取り組みましょう。単語などコツコツ取り組めば、必ず安定してきます。英語を得点源にできると強いです。共通テストの勉強を始めたのは共通テストの2週間くらい前です。共通テストの過去問を演習している間全然点数が伸びず、正月前に始めておけば良かったと後悔しています。

  • 直前期

直前期は自分の中で一番勉強計画がうまくいかなかったと後悔している時期です。過去問は1周の演習にとどまり、他は学校の演習課題で手一杯になってしまいました。過去問は2周以上するようにしましょう。また直前期は目標を持って過ごし、時間を無駄にしないために1日ごとにやることを決めて何かに書いておくと良いと思います。またこの頃は答案作成の方法を学ぶことを重視しました。例えば数学は論理的に正しければできるだけ答案に書いておいたほうが良いと思います。

うまくいかなかったこと

  • 模試の復習に時間をかけすぎてしまい、参考書を解くなど基礎力の養成に時間をかけることができなかったことです。1ヶ月ごとに自分自身でまたは東進の担任助手と一緒に計画を立てておくことで、気づいたら時間が過ぎていたことがないようにしましょう。
  • 私は間違えやすいポイントをまとめたメモを作り始めたのが共通テスト付近だったのですが、受験当日も復習できてかなり有効だったのでもっと早く始めておけば良かったです。ただ、多すぎても見直すのが大変なので、もう見なくても分かるものは捨てるなどメモを増やしすぎないように気をつけましょう。

その他

 私は受験期をそこまで精神的に無理なく終えることができました。それは今まで1年生の頃から学校の定期テストなど勉強をさぼらず、コツコツ積み上げたから合格につながったと思います。特に化学は早めに習う理論もちゃんと出題されるのでさぼらずできたことが良かったです。私は模試の復習にとても時間をかけるタイプでした。例えば英語では、私は単語帳はほとんど使っていませんが模試や過去問で分からなかった単語をすべて覚えるように努力したところ徐々に英文が読めるようになりました。英語における単語の重要性を強く感じました。数学ではできなかった問題を全て解き直し、最後まで解ききる力をつけるように意識していました。

■東進東大特進コースについて

 青木純二先生の「数学の真髄」をおすすめします。問題を様々な見方をしてできるだけ楽に解くという姿勢など数学を解く姿勢を変えてくれました。解法暗記にこだわっていたり数学に苦手意識がある方におすすめです。
 また鎌田真彰先生の「ハイレベル化学」もおすすめです。教科書に書いていない大事なことを分かりやすく説明してくれたり、ゴロ合わせを教えてくれて、スムーズに理解できました。直前期はテキストを参考書みたいに利用していました。
 「東大本番レベル模試」は他と比べて頻度が多いところが良いと思います。何度やっても得られるものがあり、現役生は場数が大事なのでとても助かりました。しかも返却がとても早いので自己採点との差異の確認がしやすいのがありがたかったです。
 「東大完成特別講座 大問分野別対策」は東大レベルの問題をやりたいけど苦手な問題が限られている人におすすめです。私は数学の求積や漸化式などはできるまで何問もやることで克服することができました。

 試験前日、東大特進のスタッフと話す機会があって雑談をしてリラックスすることができました。他にも友達や通っている東進衛星予備校の担任助手と会話することで受験期を乗り越えることができました。
 東進リスニングアプリは毎日やると良いと思います。特に直前期は英語に毎日触れるためにアプリを毎日やっていました。私は雑音を高めるためにお風呂でやっていました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 何度も言いますが、高1や高2の頃からコツコツ取り組むことが大事です。高校生活楽しむことも大切ですが、毎日東進に通って勉強時間を確保しましょう。やるべきことがあるのなら、余裕のある今のうちに終わらせておきましょう。あと上京勢はホテルに泊まると思いますが、私のホテルは乾燥していて寒かったので加湿器を稼働させるのと、毛布や脱ぎ着できるものを持っていったら良いと思います。