■センター試験得点 838点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
87 |
+ |
58 |
+ |
65 |
+ |
38 |
+ |
41 |
=289/440点 |
自己採点 |
80 |
+ |
50 |
+ |
60 |
+ |
40 |
+ |
30 |
=260/440点 |
■受験した感触・・・ 大きなミスはなさそう。頼む受かっててくれ。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
C |
文科一類 |
B |
文科一類 |
C |
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張りつめすぎずに
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私は決して勉強ガチ勢のような類ではないのですが、わりとコツコツ勉強してきたタイプでした。部活動も高校では所属せず、趣味と勉強に時間のほとんどを費やしていました。そのため受験勉強もある時から急に始まったというより徐々に始まったような感じでした。ここでは、勉強をある程度はやっているよという人向けに、そこまで張りつめて取り組まなくても大丈夫だという立場を中心にして、私の視点からお伝えしたいあれこれを書いています。そのことを考慮して読んでいただければ幸いです。
いつから勉強を始めたか
入試を意識してほぼ毎日勉強するようになったのは高校二年の三学期でした。当時私自身も少し遅いかもと思いましたが、普段から勉強をさぼってさえいなければそれくらいで大丈夫だったなというのが感想です。ちょうど一年を受験生として過ごしたわけですが、勉強が趣味でもない限りこのくらいでも十分苦労します。それに、一年という短い期間の中でも、三か四度くらいは中だるみが起きました。
質を重視して「メリハリ」を
そうした時には素直に休んだり遊んだりして良いということも主張したいです。いわゆるメリハリです。ここで私が大事だと思うのは、“メリ”の間にその後の“ハリ”のことはあまり考えない方が良いという事です。そうしてしまうと結局ずっと“ハリ”状態が続いているようなもので、休息の意味もないです。それに、一般的に日常は退屈なもので非日常はわくわくするものですよね。あえてちょっと、気まぐれで予定外の休みを作ると、その後には勉強の遅れを取り戻そうとしてやる気が上がる、なんてこともあるのではないでしょうか。入試直前にはこんな事言ってられないかもしれませんが、中だるみの時にはこの「メリハリ」を実践してみてはどうでしょうか。
参考書などは周回すべし
東大を目指すような人であればほとんどいないかもしれませんが、参考書をあれもこれもやってやりっぱなし、という人を時々見ます。一回やれば覚えられるという人はそれで結構ですが、そのような人はあまり多くないでしょう。個人的な意見ですが、参考書は二周目あるいは三周目をしなければ本当にやる意味が無いですしもったいないです。これは学校の教材でも同じことが言えます。よっぽどその教材の質が悪いということでもない限り、一度は授業などで触れるわけですから復習をして確実に自分の知識にする方が得です。新しい知識を絶えず取り込まないと心配で落ち着かない、という人もいるかもしれませんが、もう大丈夫と思っている参考書でも周回することで見落としや勘違いに気づいたり、新しい見方ができたりするものです。
■東進東大特進コースについて
私は荒巻豊志先生のスタンダード世界史をすべて受講しました。私の高校ではカリキュラムの都合上世界史を二年生で学ぶことができず、ほとんど世界史の知識が定着していないような状態から高校三年生が始まるという状況でした。そのような時にたまたまスタンダード世界史を受講したのですが、大変役に立ちました。スタンダード世界史では用語より世界史という分野の世界観や読み取り方のようなものが学べます。これを踏まえたうえで世界史の教科書を読みこめば、大論述でもなかなかの文章が書けると思います。ある程度スタンダード世界史の講座を進めると、世界史の問題に取り組む時に脳内の荒巻先生が解説してくれるようになりますよ(笑)。
それと、東大リスニングについてですが、東進のリスニングアプリや東大本番レベル模試の雑音入りリスニングはしっかり練習しておくのをおすすめします。やってみると分かりますが、東進アプリなどはかなり雑音が入っていて聞き取りづらいです。これに対し当時の私は「いくら本番は雑音が入るとはいえ、こんなにもひどくはないでしょ」と高をくくっていましたが、本番では本当にこのくらい雑音が混じっていました(受験会場にもよるみたいです)。本番で動揺することが無いよう、東進の本番レベル模試やアプリを利用ししっかりと雑音対応力を養って、安心して本番に臨めると良いですね。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
本当にたくさんのことを勉強しても、東大が狙えるレベルの実力をつけたなら、あとは本番でどれだけ自分の得意分野が出るのかという運要素にかかってきます。しっかりと勉強をしたうえで、試験当日は緊張もほどほどに、ある程度は「割り切って」、淡々と解けるものを解くことが大事です。