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東京都 私立 芝高等学校 卒
東京大学 文科一類

権代 大和さん

■センター試験得点 773点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 66 19 70 46 44 =245/440点

■受験した感触・・・ 数学が難しかったが、1完できた。社会が簡単になった。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 D 文科一類 B 文科一類 E 文科一類 E

受験勉強を楽しんで!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は東大模試で判定が良いわけでもなく、正直自分が東大に受かるとは思っていませんでした。そんな私がどうして東大に受かったのか、受かった要因を自分なりに分析してみたいと思います。この合格体験記が読者の受験勉強の一助となれば幸いです。

①高2までの勉強

 学校の定期テスト勉強をしつつ英検の勉強などをやっていた程度で受験勉強はほぼしておらず、高2の3月になってようやくやる気になりました。8月から学習計画を立て始めましたが全くうまくいかず、高2の8月は8月20日までほぼ勉強しないという体たらくでした。皆さんは高二の夏までに基礎(英単語・文法、古文単語・文法、漢文句法など)を固めることを強くお勧めします。

②高3の受験勉強における方針

  • 社会(世界史、地理)

私は昔から世界史、地理など社会系が好きで、高校1年生のころに世界史検定2級(高校卒業程度)を取得していました。だから世界史・地理は知識を忘れない程度に勉強していました。世界史は一問一答形式だと歴史全体の流れがつかみづらいので、基本教科書や学校のプリントを使って学習していました。

  • 数学

とっても苦手な科目でした。その一番の原因は基礎力の不足だということに高2の夏にようやく気付いた(遅すぎ)ので、そこから基礎力固めに注力しました。実は東大は基礎力を固めきれば1完+各大問の(1)くらいは解けるようになります(例年は特に微積、関数がらみの問題は得点にしやすいと思います)。

  • 現代文

林修先生の授業と過去問で現代文の解き方を会得しましょう(時間をかけてもリターンが少ないので短い時間で何とかしたい)。

  • 古文、漢文

私は学校の授業と学校でもらった教材(単語帳、文法書)のみで対策しました。古文漢文が特別苦手でなければそれと過去問で(点数配分の観点からも)対策は十分だと思います。

  • 英語

英語を英語のまま読めるようになることが一番大事です。私は英語の本や文章をたくさん読んで慣れました。はじめはとっても簡単な文章から読み始めましょう。リスニングはとりあえず毎日自分のレベルにあった英語を聞くべきです。学校の教材や東進リスニングアプリを活用しましょう。何をやればいいかわからなければ英検の勉強をすることをお勧めします。英語はやっていないと力が低下するので、英検のような試験を利用して常に英語に触れるようにしましょう。

  • 理科基礎

学校と参考書で済ませましょう、というか他の科目に勉強時間を割くためにそれで済ませるべきです。

■東進東大特進コースについて

 東進コンテンツの中で特に私が役に立ったと思うものを3つ紹介します。

①共通テスト本番レベル模試(共通テスト同日体験受験を含む)

 共通テスト模試は年7回あり、その中で共通テスト形式の問題に慣れると同時に、共通テストの戦略を練れます。特に東進の共通テスト模試は本番のレベルより少し難易度が高めに設定されているおかげで、本番に難化したとしても動じることがなくなります。私はこれを二年間受け続けたおかげで直前期に共通テスト対策に時間をかけずに済みました。

②過去問演習講座

 東大の過去問が解けて、解説授業まで受けられるので1年1年丁寧にこなせば東大の傾向は自ずとわかってくると思います。東大は昔から問題形式が似ているので、過去にさかのぼっても意外と役に立ちます。

③東大特進の授業

 東大特進の授業では東進の有名講師の東大対策の授業が受けられます。私は林先生の現代文と荒巻豊志先生の世界史、村瀬哲史先生の地理を受けました。現代文は過去問を解く授業で、記述に慣れるのにはこの上なくいいです。世界史は東大世界史の第一問(論述)から入試以上の世界史を学ぶきっかけになる授業をしてくれました。地理は村瀬先生の面白い話を生で聞ける上に、気軽に質問できます。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

  • 無理のない計画を立てられるようになるべき

とりあえず今すぐ1年、1か月、1週間の予定を立ててみましょう。最初は計画がうまくいかないこともあると思いますが、何度も繰り返せばちょうどよい計画が立てられるようになると思います。「やることをこなす」だけの勉強から、計画の上でやるべきことを自ら選択して行う勉強に変えましょう。

  • 十分な睡眠をとるべき

睡眠は集中して勉強するために一番大事なことです。せめて8時間は寝ましょう。私は睡眠時間を削ったところ高3の11月に体調を崩して1週間を棒に振ってしまい、睡眠の大切さを知ったので、22時に寝ることにしました。その後は体調を崩すことなく受験を終えられました。

  • 絶対的得意科目を持つべき

私は社会科目がとても得意だったので、勉強時間を数学に回せました。

  • 最後に

受験は最終的には運ですが、運要素を限りなく減らせるのが受験勉強なので、皆さんも頑張ってください。応援しています。