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北海道 私立 立命館慶祥高等学校 卒
東京大学 理科一類

渡邉 湧也さん

■センター試験得点 797点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点
自己採点 80 40 40 35 35 =230/440点

■受験した感触・・・ 数学0完で爆死。2日目は感触あったからギリ耐えたはず……。(自己採点は感覚です)

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 C 理科一類 B 理科一類 C

きっと君も受かる!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

高1、高2のころ

 東大を志望し始めたのは高1のころで、先生が勧めてくださったのでとりあえず東大志望になった、という感じです。その後は英語を重点的に勉強していき、英語が得意科目になりました。高2から東大特進コースに入り、東大特進でハイレベル物理(力学、電磁気、熱力学・波動)を受講したり、林修先生や青木純二先生の授業を受講しました。高2までで英語と物理は得意になりました(東大模試で英語60点台、物理20点台)が、数学、化学は全然できませんでした(東大模試で数学10点台、化学は1桁の点数)。

高3の春、夏、秋

 春ごろに急に成績が伸びたのか、それまで東大模試でE判定しかとったことがなかったのに、6月の東大本番レベル模試ではC判定がでたうえ、数学が50点程度まで伸びました。高2で判定が悪くても、伸びるときは伸びるので、そんなに気にしなくてもいいのかもしれません。夏まではあんまり勉強していなかったのですが、なぜか夏の東大模試の判定はAとBでした。このころから、理科が伸びれば受かるかも、という実感がわき始めました。その後化学を中心に勉強していきましたが、秋の東大模試はひとつはAだったものの、もうひとつで国語が爆死して(15点)Cでした。このC判定で結構落ち込んで、勉強をもっとまじめにやるようになりました。

共通テスト前

 共テの演習は冬休みから始めました。はじめは勉強時間の半分を共テにあてて、だんだんその比率を上げていきました。演習では地理が良くて80くらいで、地理を選択したことを若干後悔しました。本番は77でした。

二次直前

 過去問演習、もしくは模試の過去問演習をしていました。途中でちょっとしたスランプみたいになってしまったのですが、時間を気にしすぎず、一問一問に丁寧に向き合い、解答欄を埋めることではなく正答することを意識する、問題文を丁寧に読んで書き込みをする、といったことを意識するようにしたらスランプを抜けられました。東大の試験はどの科目も時間が足りないため、時間に気を取られやすいですが、そうなりすぎないのが大事なのかもしれません。

うまくいったこと

 英語を高1、高2に頃に固めて、コンスタントに70点以上とれるようにしていたことが良かったと思います。毎日のリスニング、シャドーイング、音読は本当におすすめ。これをやっとけばそれ以外の時間を全部理系科目に回しても英語の実力は下がらないと思います。
 ハイレベル物理を高2のうちに受講し終わっていたことも大きかったと思います。夏の冠模試では物理の偏差値が65くらいでした。しかし、その後はあまり伸びず、直前期まで40点の壁をなかなか超えなくて苦労しました。75分かける、問題文をちゃんと読んで大事な条件に印をつける、時間を気にしすぎない、解答をやや雑目に書くといったことに気を付けた結果、何とかその壁を越えられました。

うまくいかなかったこと

 数学を高1、高2のころにあまりやってなかったので、高3で結構苦労しました。春ごろに50点台に届くようになったものの、その後はあまり伸びず、本番でも爆死してしまいました。演習量が足りていなかったのが原因だと思います。英語が一番大事とはいえ、数学もちゃんとやっといた方がいいです。
 現代文の点数の波が大きかったのも問題でした。自分では得意なつもりで、学校の講習で先生から褒められることも多かったのですが、東大模試の国語の点数が47、38、15みたいにいきなり下がることが何回かあって、そのたびに焦りました。問題、採点の質も関係あるのでしょうが、それにしても低すぎるので、結局何が根本の原因なのか最後まで分かりませんでした。共通テストの国語も模試や直前演習では170くらいはずっと取れていたのですが本番はなぜか149でした。国語は平気で裏切る怖い科目なので、国語が低くても受かるくらいの実力をつけるのが大切なのかもしれません。

■東進東大特進コースについて

授業

 通期講座でハイレベル物理(力学/電磁気学/熱力学・波動)を高2のうちに受講し終わりました。この講座は本当に素晴らしく、物理の面白さに気づかせていただきました。この講座でとったノートが自分にとっての最高の物理の教科書となり、わからないことがあったときは何度でも見返しました。苑田尚之先生の授業は絶対受けた方がいいです。
 青木純二先生の数学の真髄は、数学が苦手な人におすすめです。特に第Ⅰ期の記号論理学の話はとても面白いですし、存在条件について深く理解できるのでお勧めです。
 大西哲男先生の東大化学はテキストが素晴らしく、何度も見返して復習しました。一部電子軌道など、大学の分野にも踏み込んで解説してくださるので理解が深まります。大西先生流の鮮やかな解き方なども紹介していただけて、大変役に立ちました。

東大本番レベル模試

 理系科目は難易度が高く、難しいですがその分勉強になります。特に物理は良問ぞろいですし、解答解説も非常に丁寧でよかったです。判定は渋めなので、必要以上に落ち込まないようにしましょう。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私はあんまりがつがつ勉強するタイプではなく、結構のんびりやっていて、直前期も普通にアニメとか見ていたのですが、それも今思えばメンタル的に良かったのではないかと思います。無理せず勉強するのが大事。
 大丈夫。きっとあなたは受かります!私自身、判定はあまり良くなく、最後まで自分でも受かるかどうかわからなかったのですが、なんとか合格できました。正しい努力をして、合格してください!応援しています!