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東京都 国立 筑波大学附属駒場高等学校 卒
東京大学 理科二類

土屋 稜至さん

■センター試験得点 802点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   化学   生物  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点
自己採点 65 40 45 30 35 =215/440点

■受験した感触・・・ 相当に難易度が上がったような気がするが、これは得点調整入るかな……?

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 E 理科二類 D 理科二類 C 理科二類 B

3ヵ月の勝負

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 受験勉強を本格的に始めたのが高3に入ってからで、おまけに途中で文化祭等かなり勉強量が減る期間がありましたので、圧縮すると正味3ヶ月ぐらいだったような印象です。本当に時間との勝負でした。
 短い時間の中でいかに学習の密度を高めるかが課題だったように思います。
 もちろん時間はあるに越したことはありませんが、あくまで時間がなかった私の例としてお考えください。

共通テストについて

 よく「配点が低いからそんなにやらなくても……」という言説を聞きますが、取れるものならやはり取った方が良いです。共通テストであの問題さえ取れていれば……という話もよく聞きます。執筆時点で開示得点が返ってきていないのでなんとも言えませんが、共通テストの点数に救われたのではないかと思っています。科目にもよりますが、共通テストで学んだ内容が二次と無関係というわけではないので、ある程度の対策はした方がよいと思います。

二次対策について

 どの大学もそうですが、問題の癖というのはやはりあるので、過去問は重点的に取り組んだ方が良いと思います。詳しくは下に書きますが、落とさないだけでそれなりの点数になる問題です。

全体的に

 得意科目だと思っていても、油断していると段々点数が下がっていきます。キープできるぐらいの学習量は少なくとも保っておきましょう。

各科目について

  • 社会(共通テスト)

私は倫理,政治経済を選択していました。秋口に一度一周しようと試みていたのですが微塵も頭に入らず、結局直前期にやる羽目になりました。この手の科目は、まとまって時間が取れるタイミングに一気に覚えてしまう方がよかったような感触です(人それぞれだとは思いますが)。

  • 国語

まず、漢字の問題は死守しましょう。2022年度の話で言えば、「滑稽」が書けずに悶絶した友人を星の数ほど目撃しています。古文・漢文は基礎を固めれば高得点が十分狙えますので、早期に対策しておくことをおすすめします(個人的に失敗したと思っている部分です)。

  • 英語

私の場合はそこまで苦手な科目ではなかったのですが、ブランクは禁物です。少しずつでも良いので毎日触れるほうが良いように思います。リスニングは、会場によってコンディションが違うのでいろいろ試しておきましょう。私の場合、1日目に流れた放送での連絡は爆音だったのですが、さすがに大きすぎると思ったのか、2日目には小さくなりすぎていました。1日目の夜に爆音の対策をしていたので少々腹が立ちましたが、これが人生です。

  • 数学

最も苦労した科目のひとつです。長らく苦手だった科目がもの凄く得意になることはないと思っておいた方がよいです。死ぬほど得点してくる同輩に惑わされず(どの学年にもそれなりにいます)、地道に対策するのが良いでしょう。決して数学から逃げてはいけません。事実、他科目の考え方にも影響を与える科目です。

  • 化学

苦手科目でしたが、演習を積むにつれてかなり得点率は上がりました(共通テストではもともと得意だった生物の得点を抜かしたほどです)。ただ、牛の歩むような計算速度の私としては、記述式になるとやはり苦労する部分はあります。私は開き直って手早く解ける問題でミスらないこと、有機の構造決定で失点しないことをプライオリティにしました。

  • 生物

もともと得意だったのですが、油断しているとみるみる点数は下がります。知識問題で何があっても失点しないようにするとそれだけでかなり強いです。おさえる範囲はかなり広いですから、単元ごとに堅実におさえた方がいいと思います。

■東進東大特進コースについて

東大特進について

 教材・授業ともに非常にためになるものでした。
 当然のことながら、全ての授業が東大対策に特化していますので、内容は一寸の無駄もなく、かなり深い部分まで扱います。
 科目によっては演習問題がついている場合がありますが、これらは必ず演習した方が良いと思います。オンライン受講であれば、あとからもう一度受講し直すこともできますので、復習用に使えます(私は現代文等でこれをやっていました)。

東大本番レベル模試について

 受験後から解説授業を閲覧することができます。問題の記憶が薄れてしまう前に受講することをおすすめします。解説を読むだけの段階よりも、解説授業視聴後の方が圧倒的に理解度は上がっています。科目によっては模試の問題以上に踏み込んだ内容が扱われることもあり、新たな発見があるものと思います。

志望校別単元ジャンル演習などについて

 東進学力POS上で使える演習ツールです。通常9月ごろから使えるのですが、よほどのことがない限り問題が底をつきてしまうことはないでしょう。東大の問題の出し方に似た他大学の問題なども含まれていますので、初見の問題を単元ごとに解いていくことが可能です。

AI予測問題演習について

 東大の模試のような演習問題が出てきます。これも相当な演習数を有しており、直前期の対策として非常に有効です。解説授業もついており、重宝しました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 まだまだ時間がある方も、かなり大ピンチの方もいらっしゃると思いますが、うまく対策すればそれなりになんとかなるものです。ちょっとした時間を無駄にしないよう、一日の大まかなスケジュールを予め組んでおくとよいと思います。
 いろいろと書きましたが、自分に合った方法を見つけるのが一番だと思います。最後3ヶ月の努力でも行けるところまで行けますので、頑張ってください。