ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

兵庫県 私立 須磨学園高等学校 卒
東京大学 理科二類

和田 優輝さん

■センター試験得点 824点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 65 47 41 30 34 =217/440点
自己採点 60 50 45 30 30 =215/440点

■受験した感触・・・ 理科と英語で大失敗

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科二類 D 理科二類 B

効率厨になろう

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が本格的に受験勉強に取り掛かったのは、高3の夏でした。元々大して成績が良かったわけでもなく、高校では陸上に明け暮れていた私が短い勉強期間で合格することができたのは、ひたすら効率の良い勉強法を追い求めたからだと思うので、受験が近く焦っている方は是非参考にしてみてください(東大入試同日体験受験でA判定とってるのはマグレです)。

うまくいったこと

  • 分野別に勉強すること

たくさんの分野を同時並行で進めると頭が混乱してしまうと思い、分野ごとにまとめて勉強しました。例えば化学だと、今週は無機を固める週、来週は脂肪族や芳香族。英語だと、今週は英作文をやりまくる、来週は文法問題……みたいな感じです。

  • 得点戦略を立てること

理科二類なら、二次試験で大体5割くらいを取れば合格することができます。得意な分野や簡単な問題だけ解ききれば十分合格できるので、制限時間内に簡単な問題を見極めて、しっかり完答することに尽力しました。具体的に行ったのは、過去問を20年分ほど解いて、解けるはずだったのに解けなかった問題や、解くべきではなかったのに解こうとして時間ロスになった問題を分析し、ベストな時間配分や解く順番を決めました。実際に本番でも、私は数学で2完すれば受かる戦略だったので、2問解き切った後しっかり見直しをしてから次の問題に取り掛かり、確実に点をもぎ取ろうとしました(これが本当に良かったのかは定かではありませんが)。

うまくいかなかったこと

  • 丁寧に演習を積むこと

本格的に過去問を解き始めたのがかなり遅かったため、一度解いた問題を復習する時間をあまり取れず、中途半端にしか習熟できませんでした。これは他の参考書や東進講座についても言えることですが、いかに良問揃いの東大の過去問と言えど、しっかり復習しなければ効果半減です。特に数学については、雑な演習を100行うより、丁寧な演習を10積む方がずっと効果的です。

  • リスニング

元々リスニングはあまり得意でなかったこともあり、高3の夏からでは間に合いませんでした。後輩のみなさんは私と同じ轍は踏まないようにしてください。

英語

 英語が苦手な人も得意な人も、とにかく長文を読みまくることが1番大切です。英作文や要約の訓練は後からどうにでもなりますが、読解力だけは身につくのに時間がかかります。とにかく色々な英文に触れることが、成績アップの1番の近道です。また英作文はとにかくミスのない文章を書くことを心がけましょう。どれだけ内容が素晴らしくても、スペルミスや文法ミスがあれば点は全く貰えないので、できるだけ簡単な単語、表現で英作する訓練を積む必要があります。それと、絶対に独学ではなく先生に添削してもらいましょう。

数学

 小学生以来の数弱である私は、とにかく基礎や標準問題を徹底しました。数学は差がつきやすいくせに伸びにくい科目なので、とにかく簡単な問題を取りこぼさないことだけ意識して過去問演習に励みました。

理科

 物理や化学の問題はある程度パターンが決まっているので、量をこなしておけば解き方で迷うことは無くなります。解き方が分かるようになれば、後は時間との戦いです。難しい問題や時間のかかる問題はどんどん飛ばして、解ける問題から解きましょう。多くの受験生はどうせ間に合わないので、焦らず解き進めるのが大事です(私は本番で焦ってやらかしましたが)。

■東進東大特進コースについて

  • 東進リスニングアプリ
 共通テストと東大の対策をこのアプリ1つで行えるのがよかったです。雑音入りの音声で、本番を意識した練習ができると思います。
  • 東大現代文(林修先生)
 非常に論理的な授業をしてくださり、解答の正しい作り方を学ぶことができました。
  • 東大化学特講
 本番を意識したオリジナル問題と面白い授業のおかげで、化学が楽しくなりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 貴方が頑張っている時、ライバルも当然頑張っています。したがって、量で差をつけることは困難です。ただ漫然と演習をするのではなく、しっかり戦略や計画を立てて、“質”の高い受験勉強をしてください。受験は短いようで長く、時にやめてしまいたくなることもあると思います(体験談)。そんな時は、周りの先生や家族、友達を頼りましょう。きっと助けになってくれるはずです。