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神奈川県 県立 柏陽高等学校 卒
東京大学 理科二類

真銅 涼太さん

■共通テスト得点 893点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 倫理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 79 64 46 48 22 =259/440点
自己採点 60 50 35 40 20 =205/440点

■受験した感触・・・ アドバンテージ取るはずの数学が解けず不安。物理はいけたけど化学と英語が微妙で落ちたかも。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

環境で負けないために

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望理由

 私の高校受験は不完全燃焼でした。県内で一番の公立高校を目指して勉強していたのが、模試の結果が振るわず直前で志望校を下げることになったためです。高校に合格した後に大学受験対策を始め、軽い気持ちで志望校を東大に決めました。この時は東大を目指していれば横浜国立大学くらいには受かるだろうくらいの考えでした。

環境と情報

 私は東大を目指すにあたってYouTubeで受験の動画を沢山見ました。そこで東大受験生の一般的な学習進度を知っていなければ大きな遅れを取っていたと思います。
 東大合格者数の多い進学校だと周りが東大志向であるため自然に東大を目指す環境になっていますが、逆に東大合格者が少ない高校だと東大を目指すための情報も少なく、東大を目指しにくい環境になっています。そのような学校の生徒は情報で不利にならないよう、早めに情報を自分で集めておくことが重要です。

各科目について

  • 国語

現代文に関しては自分で考えることが重要。形式慣れして、解答の雰囲気を掴むと点数の取れる答案が書けるようになる。

問題ありきのやり方ではあるが、傍線部の付近を見て、そこがどう解答に使えるかを掘っていけば正答に辿り着ける。

古文漢文の文法は授業で確実に覚えればわざわざ自分でやるまでもない。過去問を解いて古文読解に慣れることは必要。

  • 数学

まず基礎を確実に身につける。後は演習でとにかく大量に問題を解く。解いた問題は次に出てきたら確実に正答出来るようにすること、これが最も重要。解けなかった問題は解き直して確認する習慣を付けるべき。

  • 物理

これも数学と同じで間違えた問題を解けるようにすることが大切。

  • 化学

東大二次試験の化学は立式と計算のスピードが必要なので特に立式の方は意識して速くする練習をするべき。

  • 英語

地力を伸ばすのが一番の近道なので早めからリスニング、リーディング、英作文を広くやっておくべき。

模試の判定について

 模試でA判定が出たら嬉しいと思うのは当然で、それは全く悪いことではないのですが、それは全く安心するには足りません。
 私の場合はそれがまさに当てはまるのです。私の模試は殆ど理一にギリギリのA判定で、10点下がるだけで判定も下がります。
 同じ偏差値帯の人の去年の受験結果を見ると、そこそこ落ちている人がいます。そのことに目を向け、A判定でも決して油断、慢心せず、更に上を目指して欲しいです。私はついぞ達成出来ませんでしたが、理一志望なら理三でA判定を出せれば安心して良いと思っています。

■東進東大特進コースについて

授業

 数学、英語、国語の授業を受講していました。どの授業も基本に忠実で確実に成長出来るようになっています。
 おすすめは「数学の真髄」です。自然の発想から解法を考えていき、非常に丁寧な論理で解答を作成しているのでしっかり吸収出来れば十分な力が身につくようになっています。

東大本番レベル模試

 東大本番レベル模試は年4回と実施回数が多く、確実に受けておいた方が良いです。特に共通テストの一週間後にある「最終1月東大本番レベル模試」は二次試験前最後の模試なので、実力を出し切る練習のために是非受けて欲しいです。
 出題は東大の過去問を意識しているのが伝わってくる問題や思考力を問う問題が扱われていて、演習価値が高いと思います。
 東進生は結果をWEBでいち早く見られるのも利点です。
 私は高三の6月から受け始めましたが、東大形式に慣れるために可能な限り早く受け始めておいた方が良いです。
 飛び級で受験して良い判定を取ると安心出来ます。

東進リスニングアプリ

 様々なシチュエーションのスクリプト、雑音の有無、話者の訛りなど、幅広い音声が収録されており、東大英語に対応出来るリスニング力を身につけることが出来ます。倍速、数秒戻す機能が地味に嬉しいです。結構な数の音声があるので早めから使い始めた方が良いです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私の高校は東大受験の情報があまり回ってこないのですが、そこをSNSでカバーしていました。
 東大模試の過去問などは、SNSをしていなければ使う発想も無かったと思います。勉強量も重要ですが、まず情報で遅れを取らないように自分から行動することを大切にして欲しいです。