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鹿児島県 県立 鶴丸高等学校 卒
東京大学 理科二類

豊田 理恵さん

■センター試験得点 772点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 74 47 33 26 33 =213/440点
自己採点 61 50 30 20 42 =203/440点

■受験した感触・・・ 化学できたけど、微妙……答案再現したくない。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 B 理科二類 B 理科二類 B 理科二類 B

勉強を楽しむ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東京大学の志望理由

 私が東京大学を志望したのは、高校2年生の春です。もともと薬学に興味がありましたが、高校生活の中で化学にも興味の幅が広がり、なかなか学部を決められずにいました。そんな私にとって、大学入学後に学部を選ぶことができ、国内最先端の研究が行われている東京大学はとても魅力的でした。将来は、今は副作用の小さい薬の開発に携わりたいと思っています。

1,2年生の頃

 私は高校1年生の冬に東進衛星予備校の鹿児島中央駅西口校に入学し、化学・数学・物理の先取り学習に取り組みました。私が数学が好きなこともあり、数学を復習をせずにどんどん受講を進めてしまいました。今思えば、きちんとこまめに復習するべきだったと思います。一通り数学の基礎の受講が終わった後、はじめの方に学習したことで忘れていることも多くあり、復習するのにとても時間がかかりました。東進衛星予備校はオンライン授業なので、またその授業を見ることができ、テキストを見るだけでは思い出せないことも再理解できたことはよかったのですが、とても後悔しています。数学の先取り学習での反省点を生かして、化学や物理の先取り学習は、復習をこまめにしながら、計画的に進めることが出来ました。

3年生の頃

 3年生になると、東進の「東大対策国語」、「東大対策数学」を受講していました。私は国語が苦手で、数学が好きだったので、「東大対策数学」の方はどんどん受講が進んだのですが、「東大対策国語」の方は入試直前になってようやく受講が終了しました。「東大対策数学」は、テキストを2,3周して、自分では思いつかないような考え方をたくさん身につけることが出来ました。「東大対策国語」は、受講終了するのはとても遅かったですが、特に苦手だった現代文について、解き方を学ぶことが出来ました。受講で解き方を学んだあとは、東大の「過去問演習講座」に取り組みました。入試直前は、受験勉強の中で初めて、勉強が楽しいと思えました。

入試当日

 入試当日は、周りの受験生が皆、自分よりずっと勉強ができるように見えてとても怖かったです。問題を解いているとき、周りの受験生の鉛筆を動かす音が自分よりずっと速いように感じたり、試験終了後答案が集められるときに見える周りの人の答案が、自分のものよりずっとたくさん書かれているように見えたりしました。しかし、自分の頑張りを信じて、最後まで自信をもって答案を書きました。

■東進東大特進コースについて

 東進に入学したのは、高校一年生の1月でした。平日は学校帰りに、休日は朝10時から東進に通う生活を2年生のころからずっと続けました。私が一番やってよかったなと思うのは、何も予定がない日は、できるだけ長く東進にいることです。家だとダラダラしてしまいやすいので、東進という勉強に集中できる環境で勉強できてとてもよかったです。東進では、1,2年生のころは主に先取り学習、3年生からは、東大受験生向けの講座や、問題集での演習を主にしていました。特に、林修先生の現代文や、苑田尚之先生のハイレベル物理の授業には、何度も驚かされ、感動しました。「過去問演習講座」では、自分ではあまり読めなかった英語の長文が、宮崎尊先生の解説授業を受けるうちに次第に読めるようになって、とてもうれしかったです。私は、「過去問演習講座」へのとりかかりが遅く、とても後悔しました。問題演習を十分に積んでからとりかかるべきだと思い込み、過去問を後回しにしていました。そのうえ、一度問題を解くと訂正に一問一問時間をかけてしまっていたため、とりかかってからもなかなか進みませんでした。あまりにも完璧にしようとすると全然時間が足りないので、自分の中で許容範囲を決めて訂正し、とりあえず先へ先へと進むことをお勧めします。とにかく過去問を解かなければ、時間配分の感覚や今の自分の実力が分かりません。また、最後は「志望校別単元ジャンル演習」に取り組み、苦手分野の徹底的な演習に取り組みました。苦手分野は自分自身が逃げている分野が多かったので、最初はきつかったのですが、やりきった後はもう何でもこいという心境になりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 とにかく過去問を早い段階で解くのが良いと思います。過去問を解くことでしか得られない学びが多くあります。また、私は教科によってかける時間がアンバランスになってしまうことがよくありました。入試を終わった今となっては、得意教科をより伸ばすことももちろん大事ですが、苦手教科を他の受験生と同じ程度にはできるようにすることがより大事だと思います。どんな問題が出るか分からないので、得意教科で点数を稼ごうと思っていても、本番で点数がとれるかは分かりません。だから、得意教科ではない教科でも、最低限勝負できるくらいにはすべきだと思います。