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東京都 私立 鷗友学園女子高等学校 卒
東京大学 理科二類

山田 和佳さん

■センター試験得点 821点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   化学   生物  
開示得点 91 49 49 32 29 =250/440点
自己採点 70 40 35 20 20 =185/440点

■受験した感触・・・ 早稲田行く!早稲田大好き!拾ってくれてありがとう!♡♡♡

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 C 理科二類 C 理科二類 A

落ちた落ちた詐欺

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私の勉強方法は恐らく当てになりません。そのため学習のことは他の天才たちにお任せして、ここには主にメンタル面のことを書きたいです。東大との乖離を感じてしんどくなってる人たちの希望になれたらいいなと思います。

志望動機

 私が東京大学を志望したのは中3の終わり頃でした。高1から塾に行くか〜と思い、某塾2、3個ほど体験に行った際に、そこそこ成績が良かったので東大を目指してみないかと持ち上げられ「今からやったら行ける?!」と、ぼんやりと東大を意識し始めました(入塾はしませんでした)。あとは「東大ってかっこいい」「家から通えて良いじゃん」「将来決めるまでの猶予ほしい」くらいの理由です。動機なんてこんなもんでいいと思いますが、ちゃんとした夢を持っていた方がモチベになるかと。東大を志望したのは早めだったのに、高1.2は学校と東大特進の勉強しかしていませんでした。定期テストでガチり、東大特進はレベルの高い学習として取り入れていました。今一番後悔しているのは、この時期にちゃんと東大特進の授業の復習に力を入れておけば良かったということです。

高3の生活

 高3になり、周りが受験モードになる中で、私は全く切り替えられていませんでした。なんなら受験直前期も3時間はスマホをいじっていました。さらに、それほど努力もしてない癖に一丁前に病んでました。秋模試で夏から伸びておらず、もう目指すのをやめようと本気で考えてました。本番が近づくにつれ更に病みは増していきました。最後までネガティブ思考だったのがよろしくなかった。
 受験はメンタルです。少しでも勉強してる自分を褒めてあげてください。
  • 4〜6月

高2と同じような生活。東大特進の頻度高いな?みんな勉強し過ぎでしょ。

  • 7〜8月

天王山らしいけどやる気出ない。推しのイベントに行く。

今更だけど「数学の真髄―基本原理追究編―」をとって、ひたすら受講。

  • 9〜10月

文化祭と運動会であまり勉強できない。模試で撃沈。

  • 11月〜12月

流石に追い込まなければいけないこの時期、秋模試の結果で落ち込む。模試の結果に左右され過ぎたことは反省点です。

古文単語が壊滅的で、1ヶ月前になって無理矢理詰めた(計画性の無さ!)。

リスニングは夜ベッドで聞いていました。あまり続きませんでしたが。

  • 1月

共テ数日前に過去問を解き、数学70点台や生物60点台を取り絶望。本番は逆に緊張しませんでした。結果が気になるタイプなので自己採点は1日目に。共テ後は早稲田と東大の対策の2本柱で勉強を進めました。東大特進のテストゼミと過去の授業の復習、過去問を回していました。

  • 2月

浪人回避のために私立を沢山受けました(友達に「私文みたいな受験スケジュール」と言われました)。受かった今だから言えるけれど、減らして東大対策に当てた方がよかった。

早稲田受験後、落ちを確信し、トラウマで3日ほど勉強できなかった。何やってるんでしょうね。

直前の1週間は演習を繰り返しました。特に模試の過去問の数学をやりまくったのがよかったかもしれません(東大模試で0完常連の私が、本番では2完できた……気がするんですがどうでしょう……)。

受験前日は、リラックスするのが何より重要だと思います。模試の問題を見直したり、古文単語を回すなど、ゆっくり過ごしていました。

  • 受験当日

周り全員賢そうに見えてガチガチに……とはならず、実際緊張感はほぼありませんでした。謎の余裕は大事。

緊張してなかったのに、意味のわからないミスを連発したり、思い出せなかった単語を試験終了のチャイムと同時に思い出したりと、実力を発揮できた気は全くしなかった。本番は何をしでかすかわからないです。

■東進東大特進コースについて

 私は他塾には通わず、高1の第Ⅴ期から東大特進のみで勉強していました。上質な授業を受けられるのでありがたかったです。ただ、自習室を高3から使い始めたのですが、もっと沢山利用したら良かったです。
  • 宮崎尊先生「東大特進英語」

宮崎先生の授業は勉強感覚よりも楽しさが勝りました。「英語っぽい英語」の感覚が掴めたような気がします。ほとんど毎期お世話になっていました。テストゼミが良かったです。

  • 栗原隆先生「東大古文」

学校の授業で古文を取っていなかった私は、栗原先生の授業で古文に触れていました。第Ⅰ期?に配られる資料をぜひゲットしましょう。私は受験前日や当日にその資料を眺めていました。

  • 青木純二先生「数学の真髄」

青木先生には感謝してもしきれません。最後まで足を引っ張った数学でしたが、数学の真髄が無ければさらに低い点を取っていたことでしょう。高3になってから「数学の真髄―基本原理追究編―」を理系まで60講受けました。皆さんはもっと早くやりましょう(本当は高1、2向けの講座だと思われる)。基本原理追究編は全人類にとってほしい講座です。本当に大好きです。これを読んだ人は青木先生の授業を受けてください。

この場を借りて青木先生に感謝申し上げます。ありがとうございました!!

  • 過去問演習講座

採点基準がわかるのが推しポイントです。解いた後自分で採点してみて、提出して採点してもらったものと比べていました。授業も良かったです。過去問の直しは、解説を読んで同じように解くだけで終えてしまいがちですが(私だけ?)、解説授業によって、過去問をより掘り下げられたと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 高1.2の方へ、古文単語と漢文の句形を今のうちに固めましょう。あと国数英の共テレベルに慣れておきましょう。東大は2次重視と言えども、見ての通り共テに救われることもあります。
 高3の方へ、焦ることも多々あると思いますが、私をみて心を落ち着け、反面教師にして勉強してください。私は自己評価が低い人間らしく、受験後は大抵「落ちた」と思っていました。結果的に落ちた落ちた詐欺に終わったので(?)、無駄に病んでた時間が勿体無かったです。根拠のない自信でいいので自信持って挑んでください。
 結果に出なくても、その過程を否定しないでください。諦めずやり続ければ多少伸びます。受験は辛い!でも受かれば全てチャラです!!