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東京都 私立 穎明館高等学校 卒
東京大学 理科二類

仲田 悠人さん

■共通テスト得点 865点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 倫理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 50 52 44 46 32 =224/440点
自己採点 60 35 50 45 40 =230/440点

■受験した感触・・・ 1日目の数学が失敗してかなり絶望したが、切り替えて2日目を受けることができた

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 E 理科二類 A 理科二類 A 理科二類 A

理科が命

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東京大学を志望するようになったきっかけは、高校二年生の五月に訪れた五月祭でした。それまで東京大学に対しては、日本で最も難しい大学という漠然とした印象しか持っていませんでした。しかし実際にキャンパスを訪れてみると、その印象は大きく変わりました。学生が主体となって企画した展示や研究紹介には活気があり、来場者に対して自分の関心のある分野を楽しそうに説明している姿がとても印象的でした。学問を自由に楽しみながら深く追究している雰囲気を感じ、このような環境の中で自分も学びたいと強く思うようになりました。これが東京大学を志望するようになった最初のきっかけです。
 将来については、現在は薬学分野への進学を考えています。化学を学ぶ中で、分子レベルで生命現象を理解し、薬の作用を理論的に説明できる点に大きな魅力を感じるようになりました。医療や健康に関わる研究は社会的意義が大きく、基礎研究と応用研究の両方に広がりがある分野だと思います。そのため、まずは理科二類に進学し、前期課程で幅広い自然科学を学びながら、自分の関心をさらに深め、将来的には薬学部への進学を目指したいと考えています。
 勉強面では、早い段階から基礎を固めることを意識してきました。高校二年生の段階で物理と化学の基礎的な内容を一通り学び終えることを目標にし、学校の授業だけでなく参考書を用いて先取り学習を進めました。特に理科では、公式を覚えるだけでなく、その式がどのような考え方から導かれるのかを理解することを大切にしました。基礎内容を早めに終えたことで、高校三年生では演習問題に多くの時間を割くことができ、応用的な問題にも対応する力を養うことができたと思います。
 また、私は数学が比較的得意科目でしたが、受験では一つの科目だけに頼るのは危険だと考えていました。特に東京大学の入試では総合的な力が求められるため、得意科目に加えて他の科目も安定して得点できるようにすることが重要だと思いました。そのため、高校二年生の段階から国語にも継続して取り組みました。数学が思うように解けなかった場合でも全体の得点を保てるようにするためです。古文や漢文では、文法や句形を覚えるだけでなく実際の文章を読みながら理解を深めるようにしました。最初は難しく感じることもありましたが、基礎を積み重ねることで徐々に読解できるようになりました。
 勉強の過程では、模試や過去問で思うような結果が出ないこともありました。しかし、そのようなときこそ解説を丁寧に読み、自分がどこで考え方を誤ったのかを分析するようにしました。間違えた問題をそのままにせず理解するまで考え続けることで、少しずつではありますが実力を伸ばすことができたと感じています。また、過去問や模試の問題を通して東京大学の出題傾向を意識しながら学習を進めることも大切にしました。
 これまでの受験勉強を通して、私は一つの問題に粘り強く向き合い、自分の弱点を分析して改善していく姿勢を身につけることができました。東京大学には多様な分野に興味を持つ学生が集まり、互いに刺激を与え合いながら学ぶ環境があると思います。そのような環境の中で幅広い自然科学の基礎を学び、自分の関心をさらに深めていきたいと考えています。そして将来は薬学分野の研究を通して、人々の健康や社会に貢献できる研究者になることを目標にしています。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

 東進のコンテンツの中で特に役に立ったのは、授業と東進リスニングアプリです。授業では、まず林修先生の「東大現代文」が非常に印象に残っています。林先生の授業では、文章の内容を感覚的に読むのではなく、文の構造を丁寧に捉えながら論理的に読み進めていく方法を学びました。段落ごとの役割や接続関係を意識しながら読むことで、筆者の主張を正確に把握できるようになり、記述問題でも根拠を明確にして答えを書く力が身についたと感じています。
 また、苑田尚之先生の「東大物理」の授業も非常に役に立ちました。苑田先生の授業では、公式をただ覚えるのではなく、物理現象を原理から理解することの大切さを学びました。一つ一つの式がどのような考え方から導かれているのかを丁寧に説明してくださるため、複雑な問題でも基本原理に立ち返って考える習慣が身につきました。その結果、未知の問題に対しても落ち着いて取り組めるようになりました。
 さらに、大西哲男先生の「東大化学」の授業では、入試範囲にとどまらず大学レベルの内容にも踏み込んだ解説があり、化学をより深く理解することができました。幅広いテーマを体系的に学ぶことで知識のつながりが見えるようになり、新しい形式の問題に対しても恐れることなく取り組める自信がつきました。
 また、東進リスニングアプリも日々の学習に大きく役立ちました。通学の電車の中などの隙間時間に継続してリスニングを行うことで、英語の音に慣れることができました。短い時間でも毎日続けることで徐々に聞き取れる内容が増え、共通テストや東大の英語のリスニングでも落ち着いて問題に取り組むことができ、本番の音声が普段の練習よりも優しく感じられるほどでした。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 東京大学を目指す現役生は、数学や英語に比べて理科の学習が遅れがちになりやすいと思います。早い段階で基礎内容を先取りし、演習に取り組む時間を確保することが大切です。また、分からない問題に出会ってもすぐに答えを見るのではなく、まずは自分でじっくり考える時間を持つことで、本質的な理解と応用力が身につくと思います。