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愛媛県 県立 三島高等学校 卒
東京大学 理科二類

吉岡 恒陽さん

■センター試験得点 819点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 71 39 38 34 40 =222/440点
自己採点 70 35 40 15 40 =200/440点

■受験した感触・・・ 整数問題出んのかーい!絶対落ちた……そうだ早稲田、行こう。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 D 理科一類 E 理科一類 C 理科二類 D

愛媛の端っこから遠回りしたくなる

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を目指す……だと……?

 勉強が嫌いでした。ゲームをして、友達と遊んで、楽な高校生活を過ごして、行ける適当な大学に行ければいいや、そんな風に考えていた私は地元の超普通の高校に進学しました。高校入学後も勿論それほど勉強熱心ではなかった怠惰な私に転機が訪れたのは、1年生の3学期でした。担任の先生のちょっとした勧めで、東大志望の全国各地の高1たちとのオンライン体験授業に参加することになったのです。そこで私が目にしたのは、地方から東大に合格しようと必死で勉強している同い年の子たちの姿。また彼らとの歴然とした差。純粋な学力差、授業進度の差、そして圧倒的な気持ちの差。このままじゃダメだ、私は勉強や受験から逃げているだけだ、逃げちゃダメだ、と気付きました。そこで私は3月に東進に入り、東大受験を決心しました。

受験勉強開始という絶望の始まり

 受験勉強を決心したものの、地方公立高校で高2から東大に向けて勉強を始めるのはまるでエベレスト登頂を目指すかのような気分。そこで私が出会った絶望とその対処について以下にまとめます。
  • 膨大な受験範囲

とりあえず東進でできるだけ先取り。ただ東進の授業を見ているだけでは意味がなく、そこから復習、問題演習等を積み重ねることが大切……だと気付くまでかなりかかってしまい、結局学校の進度通りに進めた教科もあります。数Ⅲを先取りできたのは本当に助かりました。

  • デフォルトでEやD、良くてCである判定

何も見なかったことにする。私が通っていた東進の校舎の先生が、どんな判定でも私を信じてずっと応援してくれたこともとても大きいです。

  • 孤独のジュケン

前後左右上下過去未来、周りに東大受験をする人などおらず、何が正解で何が間違いか全く分からない状況。一緒に東進に行って一緒に勉強してくれた友達、支えてくれた家族の存在に助けられました。感謝。

  • 数学が難しすぎる

東大数学を解けるのは一握りの天才だけだろうと思っていたけれど、必要なのは天才的なひらめきではなく必須暗記事項と、真の理解によって得られた本質的知識、問題をパターン化して体系的に整理すること、これらをもとにして応用する力、言い換えると圧倒的な正しい努力だということに気付けてから苦手だった数学を克服しました。

  • 英語の問題のレベルを超えた東大英語

すべてを時間内に解ききることは不可能と判断して、「マーク全部テキトー作戦」を立てました。1B、4Aが苦手だった私は、これをすべて捨てて運に任せるという作戦に出たのです。東進の東大対策講座で英作や要約などの記述とリスニングのみ対策しました。合格したということはこの作戦が功を奏したということでしょう。おすすめしたいものではありませんが……。

到着点

 普通に東大を目指す人たちとは違って、かなり遠回りだったのは確かです。それでもたどり着けた要因の一つには、絶対にこの道から逃げ出したくないと思っていたということがあるでしょう。高2の夏に、この夏休みをうまく使えるかで合否が決まると直感し、部活を辞めたことが一つの分岐点だった気がします。頑張ってきた道のりが、到着点と同じくらいキラキラ輝いています。とても充実した、楽しい2年間でした。遠回りでも目指せてよかった。

■東進東大特進コースについて

受講講座

  • 現代文(林修先生)

現代文とは何かを私は知らなかったと、「高2ハイレベル現代文トレーニング」の受講によって気付かされました。感覚で読むのではなく、むしろ数学のようで、傍線部を解析し、文章の論理構造に着目して読むことが必要なのだとわかりました。

  • 数学(青木純二先生、長岡恭史先生)

青木先生の「数学の真髄」で数学の本質を学び、長岡先生の「数学ぐんぐん」で問題を解く本質を学びました。たくさんの引き出しを持つことが大事という青木先生の言葉だけでも聞く価値がありました。

  • 化学(鎌田真彰先生)

「ハイレベル化学」では化学現象や物質を本質から学ぶことができました。第1講から軌道の話をするレベルの高さ、知的好奇心を満たしてくれる面白い授業、そして先生の優しさに、どんどんひかれていきます。

東進模試

 難易度がちょうど良く、信頼できます。返却も早く、復習がしやすいのもありがたいです。

担任の先生

 絶対に私のことを見放さず、信頼してくれて、受験に関係ない話もたくさんして、本当に心のよりどころでした。良い判定をとるたびに一緒に喜んでくれたのはいい思い出です。この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました!

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私はあまり問題集や参考書などを使わない勉強をしていました。私の勉強には東進と学校の教材で十分だと判断したからです。どんな勉強をするかは割と勘で決めていたのでここに書けるような勉強法もほとんどなく、あえて書いていません。合格に何が必要なのかは人によって違うでしょう。いろいろな人の勉強法を参考にしつつ、自分を見つめて、自分で考えて、自分の勉強道を進んでください。頑張る人は一人残らずみんなかっこいい!応援しています!