■共通テスト得点 902点/1000点
■共通テスト得点選択科目 化学 生物 地理
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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化学 |
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生物 |
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開示得点 |
70 |
+ |
39 |
+ |
46 |
+ |
34 |
+ |
33 |
=222/440点 |
自己採点 |
65 |
+ |
40 |
+ |
45 |
+ |
30 |
+ |
45 |
=225/440点 |
■受験した感触・・・ 理科と英語は自己ベストだせた。一日目夜に切り替えられたことが大きかった。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
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理科二類 |
D |
理科二類 |
C |
理科二類 |
D |
最後まで部活をやり抜きたい人への指南書
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
高3が始まるまで
「部活やり切って合格する方がカッコよくね」
ちょうど一年前の冬、先輩達がいよいよ入試に挑むくらいの頃、野球部だった私はこんなことを言いながらのんきに毎日練習をしていました。灘校野球部は週6で練習があり、しかも土日は丸ごと練習試合、唯一のオフが火曜日である理由は授業が7限まであって練習時間が取れないから(これは邪推だけど)という具合で、9人いた野球部の同級生は3人にまで減ってしまっていたほどです。やめた6人の理由はそれぞれ違いますが、みんな根底には受験勉強に対する不安感というものを持っていたように思います。私もあんなことを言っておきながら例にもれず不安というものは少なからずあって、18:00の練習が終わると近くの図書館に直行して20:00の閉館まで勉強する、ということを、高2の秋頃から習慣にしていました。今振り返ると勉強の習慣づけができたことはかなり大きかったと思います。習慣づけの自分なりのコツとしては、まず形から入ることで、質にはこだわらないこと。私の場合、練習終わりなので眠気と疲労がすごく、特に最初の方は2時間寝て終わることもざらにありましたが、徐々に身体が慣れて頭が働くようになってきます。またこの時期の目標は勉強の基礎の穴を高3までに埋めることです。私は成績が悪い方だったので穴ボコだらけだったんですけど、なんとかほとんど間に合いました(数学は部活引退までずれこんだ)。この時期に大事なことは、習慣づけと穴埋め。不安もあると思いますが、その不安を原動力にしていってほしいです。
高3開始~部活引退
この時期は部活に専念してください。悔いなく終われるように。かといって勉強の量を減らせと言っているわけではありません。勉強の習慣はついてるはずなので、意識を部活動に全集中しても勉強は自然に継続できるようになってます。私は練習が終わると足が勝手に図書館の方向へ向くようになっていました。勉強を継続しながら、意識は部活動の方へ傾けてください。この濃密な生活を続けていると、徐々に自分自身のキャパシティが増えてくる感覚があると思います。時間あたりの作業量が格段に上昇しているはずです。これは部活動を続けることのメリットの一つです。余裕が出て来たら日中の学校の授業時間の効率を上げていきましょう。寝るなんて効率の悪いことは言語道断です。この時期は基礎固めで良いです。
夏休み
やる気の波は必ず出てきます。部活が終わって初めの勉強やる気満々の頃に立てた夏休み計画はおそらく完遂できないです。したがって、やる気がないときにやることを予め決めましょう。私がやる気がないときにやっていたのは、部屋のプリント整理、覚えた単語と覚えていない単語の振り分け、生物の教科書の事柄に理解度に準じて付箋をはること、などです。比較的楽にできる上に、やっておくとやる気が戻った時の効率が上がりそうなことです。これは結構、入試直前でも役立ちました。また、生物選択者に覚えていてほしいのが、教科書は大事だということ。東大生物は教科書の中からしか出ません(2023を除いて)。また、教科書には生物で必要な思考方法のさわりが結構ちりばめられています。生物が30点くらいで伸び悩んでいる人は、騙されたと思って教科書を読んでみてください。40点くらいまではいけるようになると思います。ちなみに、私のほかの最後まで野球を続けた二人はこの時期に80点くらい伸ばしてました。私はまだ伸びていませんでした。
2学期
夏休みに学校の授業が追加されただけです。私は学校の授業は大切にしていましたが、さらに演習の授業が増えてくると思うので、どんどん学校の授業の重さが増してきて、変に内職なんかするよりますます効率が良くなってきます。成績が出なくても、焦らずに。部活をやってたんだから仕方ないです。得意科目は過去問などに手を出し始めて良いと思います。リスニングの勉強はこの頃始めました。また、新しい参考書をやる最後のチャンスです。合格するために何が必要で何を諦めるべきなのかが見えてくると思うので、この教材はやらない、という選択肢も持ちながら参考書を選びましょう。
冬休み
共通テスト対策を始めていきましょう。もともと共通テストに苦手感をもっていなかったこともあって、古漢は12月の中旬から、その他は年明けから始めましたが、間に合いました。
直前期
やることが決まっている分、言うことは少ないです。過去問と、いままでの全復習を一気に終わらせましょう。この時、夏休みにやっていた、「やる気のないときにやること」が役立ちます。ちなみに入試の最後の最後はメンタルゲームです。部活やっていた人なら有利なはず。自信をもって。ちなみに野球部を最後まで続けた3人は全員現役で東大合格しました。うれしいね。
■東進東大特進コースについて
部活をやり切りながら現役合格するには効率のいい方法を取り続けることが必要で、その選択肢として、東大特進はとてもいいコンテンツだと思います。必要な分野を必要なだけ取れる東大特進の設計は、自分で計画を立ててやっていた私の勉強にとてもマッチしていました。
受験の最後の最後はメンタルゲームで、自分に最後まで、まやかしでない本当の自信を持てるかどうかによって結果が変わります。その自信の源となるのはいろいろあります。たとえば今までの勉強量だったり、特定の塾や学校に通っているというプライドだったりするのかもしれません。ただ、私の場合、勉強量では部活もあって到底周囲の人間にかなわなかったので(なにしろ高2まで勉強は一切手をつけてなかったし)、一番大きな自信の源となったものは、今まで主体性をもって全部計画を立ててやってきた、ということでした。その点で、私の計画の大きな選択肢の一つとなっていた東大特進の講座は、合格に必要不可欠な要素だったと思います。
また、「東大本番レベル模試」はペースメーカーとしていい働きになってました。「東大本番レベル模試までにこの分野を終わらせる」等、モチベーションを高く保つための要素の一つとして大きかったです。返却も一週間程度と早く(他の模試だと返却に一か月かかることなどがザラにある)、復習が早くできることに加え、東大形式の問題は貴重なので、とても良いコンテンツだと思いました。
また、教室の机と椅子が、試験会場とまんま同じだったことには東大特進に対し畏怖の念さえ抱きました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
自分の納得できる選択をし続けていくことが、合格への道です。東大が選択肢にある時点で君たちは優秀なんだから、アドバイスを求めるのは別にして、自分で選択を続けてください。それが最後の自信に繋がります。その最後の自信が、きっと合格に繋がります。合格して、自分で選択することを許してくれた親や、アドバイスをくれた周囲の人に恩返しができれば、最高の受験になりますし、もしダメだったとしても、自主性をもって一つのことに取り組み続けたその経験は当然ながら他の所に生きてきます。がんばってください。