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岡山県 県立 岡山大安寺中等教育学校 卒
東京大学 理科二類

近藤 佑一さん

■センター試験得点 808点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 71 40 39 36 32 =218/440点
自己採点 75 45 35 25 40 =220/440点

■受験した感触・・・ 微妙だが悔いはない。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 A 理科二類 B 理科二類 B 理科二類 B

なんやかんやたえる

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 自分は薬学部にいき製薬会社で薬の研究をしたいという夢があり、それを叶えるためにどうすべきかを学校の教師にきいたところ、東大の薬学部に行けばよいと言われたので東大を志望しました。本気で勉強し始めたのは「東大入試同日体験受験」にフルボッコにされた後の高3になる前の春休みからでした。そこからは東大に受かるためというよりも東大模試でいい判定をとるということをモチベーションに勉強していました。正直モチベーションは勉強が継続できるなら何でもいいと思います。ここからは東大に受かるために自分がたてていた戦略と各教科におけるポイントを書いていきたいと思います。
  • 戦略

戦略はズバリ「理科と英語で受かる」です。なぜこのような戦略をたてていたかというと、数学は全くもって点数が安定しませんが(一部の天才は除く)、理科と英語はある程度安定しなおかつ高得点をとりやすいからです。つまり英語と理科を極めてしまえばどれだけ数学を失敗しようとも確実に受かることができます。具体的な目標は国語35数学50英語80化学40物理40の計245で、なんとしてもこの点数を死守しようと思っていた点数は国語30数学40英語70化学35物理30の計205でした。数学頼みの戦略は運要素が高いためメンタル的によくありません。自分みたいな一般人にとっては理科と英語にたよることが一番の合格への近道だと思います。

  • 国語

点数に差がつかないと思っていたので、あまり勉強していませんでした。そのため現代文のときかたというものがはっきりとわからないまま受験をむかえてしまいました(フィーリングでといていた)。いま思えば東大特進の「東大現代文」を受講しておけばよかったなと後悔してます。古漢で重要なのはとにかく単語です。単語の意味が分かっていたらある程度点数をとることができます。他の人に点差をつけられないように、国語はある程度はやっておくべきだと思います。

  • 数学

高3の途中まで得意だと思ってましたが、秋の冠模試で20点台を連続でとってしまい、実は苦手科目であることがわかりました。最後まであがきましたが結局50点台ぐらいまでしかあがりませんでした。何がだめであったか考えてみると粘り強さが足りてなかったと思います。問題を見て解法が思いつかなかったときに色々考えるのではなく、すぐに解答をみて「こういうときにはこういう考え方をすればいいのか」と解法を暗記するような癖がついてしまっていました。粘り強く考えるようにしておくことによって、完答数が増えていくと思います。そして数学において最も重要だと思うことが解法の引き出しをちゃんと系統化しておくことです。ちゃんと解法を整理しておくことでひとつの問題に対し色んな引き出しをあけることができ、完答できる確率があがります。数学は最初の問題ができなかったら調子をあげられず、負のスパイラルにはまって0完になってしまうことがあります。見極めが重要なので最初に6問をざっと見るようにした方がいいと思います。

  • 英語

この科目は絶対に毎日少しでもいいから触れましょう。自分は高2のとき英検準1級に合格したり、「東大本番レベル模試」で70点前後をとったりして「自分は英語は大丈夫だ」と思い放置していたら、「東大入試同日体験受験」で40点台をとってしまいました。勉強し続けると少しづつ伸びるけど勉強しなかったら急激に衰えるのが英語という科目です。毎日しましょう。特にリスニングにおける毎日の積み重ねはとても重要で夏の冠模試では4問ぐらいしかあってなかったのに、毎日聞き続けた結果本番では満点を取ることができました。だから何度も繰り返してくどいようですが、本当に毎日触れましょう。そうしたら高得点で安定させることができます。大問の解く順番は人それぞれなので自分にあった順番を過去問や模試を通して見つけてください。ちなみに私は4B,2B,2A,1A,3,5,1B,4Aの順でといていました。

  • 化学

一番の得意科目で35点前後を安定してとれていました。化学で点数をとれるようにするためにはとにかく量をこなすことです。はっきりいって化学の問題はある程度パターンが決まっています。だから量をこなしておくと、パターンに落とし込めて「結局この問題はあの問題と本質的にはおなじだな」と思えるようになり高得点を狙えるようになります。時間との勝負になるので取捨選択が大事になります。時間がかかりそうと思った問題は考え方をしっかりとかいて捨て、とれる問題をとりましょう。

  • 物理

基本的な原理をしっかり理解することが物理ができるようになる近道だと思います。夏の冠模試では10点台をとったりしていましたが、苑田尚之先生の東大特進の講座を受講して基本原理を徹底して学ぶことでなんと40点台まで伸ばすことができました。もっと早くに受講していればと後悔しています。最初の問題を間違えてしまうとそのあとの問題も全滅してしまうため最初の問題ほど慎重に取り組むようにしましょう。

■東進東大特進コースについて

  • 東大本番レベル模試

解答用紙が本番とほぼ同じなのでいい練習になる。そして返却がとても早いため復習がはかどるし、モチベーションを維持することができる。受けた方がいいと思います。

  • 数学の真髄(青木純二先生)

その名の通りの授業。数学に対する姿勢が変わった

  • 東大物理(苑田尚之先生)

物理の基本原理をしっかりと学ぶことができ、点数がとれるようになった。授業の内容は一発では理解するのが難しいからわからなかったら何回も繰り返し理解できるまで授業をみることをおすすめします。

  • 東大特進化学(鎌田真彰先生)

テキストが非常に充実していて、重要事項が余すことなく記載されているため、本番前の復習に非常に役に立ちました。またとても昔の東大の過去問を扱っているから過去問演習するときに「この問題やったことがある」というようなことが起こりにくいです。そして授業ももちろんわかりやすいです。

  • 過去問演習講座

25年分もできてなおかつ添削もついているため非常に練習になりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 努力さえつづけていればなんとかなります。自分は共通テスト、前期試験前日に熱を出したり、中期試験では親が体調が悪くなり急遽一人で受験会場に向かわないといけなくなったりと想定外のことが多発しましたが、いずれの試験でもいい手ごたえで終えることができました。努力は最終的には報われると思います。だから嫌なことがあったり、もう勉強したくないと思っても勉強し続けてください。道はきっと開けてくるはずです。応援しています。