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愛知県 県立 旭丘高等学校 卒
東京大学 理科二類

米野 杏奈さん

■共通テスト得点 896点/1000点

■共通テスト得点選択科目 化学 生物 倫理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   化学   生物  
開示得点 77 47 49 15 31 =219/440点
自己採点 88 40 60 7 35 =230/440点

■受験した感触・・・ 化学なにもわからない。困ったなあ。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 C 理科二類 C 理科二類 C 理科二類 C

直前に詰め込む!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私はじっとしているのが嫌いだったので、高校に入学するとすぐ、楽しそうな部活に手当たり次第入部し、高3の春まで部活と遊びと行事に熱中し、受験勉強とは無縁の日々を送っていました。高校生活が充実していた分、受験勉強に使えた期間は短く、2/25の東大入試に間に合うかヒヤヒヤしました。実際、理科の全範囲を終わらせたのは11月中旬とかなり遅くなってしまいました。しかし、予習の時間を削って(サボって)復習に注力し、ノートはほぼ取らず裏紙に書き殴っていくという勉強のしかたでなんとか受験に間に合わせることができました。高速で勉強するために私がしたことを書くので、最低点ギリギリ滑り込みを狙う方の参考になれば嬉しいです。もちろん、危ない橋を渡るより、きっちり先取りをして余裕で合格する方が良いに違いないのですが。

科目別の勉強

  • 国語(得意、目標50点)

理系の人は国語の勉強を軽視しがちですが、現代文を勉強しておくと、英語や生物の答案を書きやすくなります。林修先生の授業を受けたことと、評論文が好きで受験生になる前までにたくさん読んでいたことが良かったです。古文漢文は、単語と文法、句法さえ暗記してしまえば、けっこう点数は伸びると思います。

  • 数学(苦手、目標50点)

問題を解くのは楽しいですが、数学力を短期間でつけることは、私にとって難しいと感じました。そのため、青木純二先生の「数学の真髄」を受講し考え方や答案の書き方を学んだ上で、過去問をひたすら解き、ひたすら解法を暗記しました。「数学の真髄」は、数弱でも解法を自然な流れで発想できるようにしてくれる、素晴らしい講座です。それにもかかわらず、私の点数が伸び悩んだのは、授業の予習をサボりすぎたせいでしょう。後輩のみなさんには、解法暗記に頼らない、真の数学力を身につけてほしいです。

  • 英語(得意、目標90点)

宮崎尊先生の「東大特進英語」の第Ⅳ期以降の講座を全て受けました。生きた英語の感覚を養うことができるので、東大英語を解くスピードを上げることができます。東大では難しい英単語は出ません。単語帳は直前期に流し読みする程度に留め、過去問でたくさん練習することを優先しました。リスニングは毎日と言われますが、個人的には、一度英語を聴いて理解する感覚がついたら、当分その力を保てる気がします。夏休み前まで東大のリスニングで半分も取れないという状況でしたが、8月にリスニングの参考書1冊を仕上げたところ、26点以上で安定するようになりました。

  • 生物(得意、目標40点)

覚えるべきことを覚え、教科書内容を理解すれば、25点くらいは取れます。あとは、飯田高明先生の「東大生物」を受け、2月頭に授業の総復習をしました。そのおかげか、直前期に急激に伸び、運が良ければ50点をこえるくらいになりました。

  • 化学(苦手、目標25点)

生物90分、化学60分という時間配分が自分に合っていたため、化学は簡単な問題だけ解くことにしました。学校で配られた問題集を3周くらいやり、典型的な解法を暗記しました。過去問は20年ほどやりましたが、本番では全然解けず、愕然としました。

■東進東大特進コースについて

 部活を7つ兼部し、登山合宿や弦楽部の演奏会、バドミントン部の試合や文化祭の劇の練習等で忙しくしていた私にとって、東進は勉強時間を短縮させてくれる最高の場所でした。東大特進の講座はどれも素晴らしく、二次試験の問題に特化しているので、効率よく力をつけることができました。

過去問演習講座

 使い倒しました。迅速かつ丁寧な添削がとてもありがたいです。また、問題冊子を印刷できるので、本番に近い形で演習できます。

東大本番レベル模試

 びっくりするほど返却が早いです。他の東大模試を受けたときに改めてこのありがたさを実感しました。また、英語のマークシート以外の解答用紙は、本番のものと瓜二つでした。このおかげで、本番に解答用紙が配られた際、模試と同じように解けばよいのだと思い、少し緊張がほぐれました。

東大特別演習

 二次試験そっくりの問題を解きまくれる講座で、けっこう楽しいです。私は秋に解いてみたところ、まったく解けなかったので、一旦置いておいて基礎固めに戻りました。その後、太刀打ちできるようになったのはなんと2月でした(正直遅すぎました)。理科はスピード勝負なので、基礎を早期に固め、たくさん演習すると良いと思います。自己採点化学7点(開示前にこの文を書いている)の私が言っても説得力はありませんが。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験に限らず、思いもよらない出来事は度々起こります。個人的には、二次試験の一週間前に家の前で大規模工事が始まり、耳栓と防音イヤーマフを同時に着けて対策したものの、大きな音と振動のために勉強どころではなくなり、精神的にもしんどい思いをしました。共通テスト2日前に、芋虫が混入してしまった母の手作りスープを食べ、これが原因かはわかりませんが、お腹を壊して1日寝込んでしまったこともありました。焦りでイライラしてしまう自分が嫌になったりもしました。
 逆に、思いがけない幸運に助けられることだってあるでしょう。私が合格できたのも運が良かっただけかもしれません。
 時には自分を許し、時には自分を鼓舞して、全力で運を掴みにいきましょう。応援しています!