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神奈川県 私立 桐光学園高等学校 卒
東京大学 理科二類

平川 皓稀さん

■センター試験得点 点/900点

■センター試験得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 76 74 41 33 30 =254/440点
自己採点 72 75 40 35 27 =249/440点

■受験した感触・・・ 苦手な数学で自己ベスト!3完した瞬間に手が震えました!!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 C 理科二類 E

傾向に左右されない実力をつけるための一年

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私の受験勉強は高3で東大特進に所属したところからはじまりました。

 定期試験対策を中心に行ってきた高2までの学習に加えて、東大特進による東大対策授業の受講を始めました。初めて授業を受けた時には、そのレベルの高さに驚きましたが、予習と復習をしっかり行うことで何とかついていくことができました。この時期には理科を中心にわからないこともたくさんありましたが、分野別に1つ1つ潰していくことで弱点をなくしていきました。この時期には学校の試験でも未習範囲を扱うことが多いので、学校の授業を疎かにするのはお勧めしません。

 学校のない夏休みは受験生にとって最後の基礎固めのチャンスです。春に教わったことの復習をひたすら行いました。特に苦手な物理は頂いた問題を4周、5周と解きました。ここで言う基礎とは、単語や公式をただ覚えるだけではなく、その公式の意味を理解し、それを自由に使いこなすことができるようになることです。例えば近年の数学の大問1などは、公式の暗記では太刀打ちできない問題の出題が続いています。このような状況では、それに対応する小手先のテクニックをつけるより様々な問題に対応できる広い知識が求められています。その点において、東大特進のテキストは本質を理解するのに適した教材であるのでお勧めです。

 秋になると再び学校が始まります。日々の学習を怠らず、学校と東大特進の両立を続けましょう。このころから過去問を解き始める人もいますが、私はお勧めしません。なぜなら、東大特進のテキストで数多くの過去問や良問を取り扱っているからです。自分で過去問を解き、中途半端な理解で学習を進めるよりも、東大特進のテキストを何度も繰り返し、本質を理解することが大事だと考えています。また、このころに習う物理の原子分野は近年頻出なので、受験生にはぜひ基礎を身に着けておいてほしいです。私は、ここが甘かったため、私大入試で損をしました。

 12月になると、センター対策を始める人もいますが、私はこの時期は東大二次の対策に充てていました。なぜならば、それまでの模試でいい結果が出ていたからです。このように自分の得意不得意に合わせ、学習内容を変えていくことも大切です。自分は1月の冬の講習が終わった後にセンター対策を始めました。結果として、東大受験生平均に近い点数が取れたので、作戦としてはうまくいったと思います。

直前

 センター試験が終わり、私立入試までの間、また私立入試が終わり東大二次までの間は、思ったより長かったです。なので、この時期の学習は夏休みの学習同様、計画を立てて進めていくことが大切だと思いました。この間も、自分は過去問よりも東大特進のテキストを解きなおし続け、苦手分野をつぶしていきました。苦手分野は夏までに克服すべきだという人がいますが、自分は受験前日まで苦手分野に時間を使い続け、バランスよく得点が取れるようにしました。それが私の勝因だと思います。

■東進東大特進コースについて

 自分は「東大現代文」と「東大物理」を中心に受講しました。東大現代文の林修先生は今の受験界において、トップレベルの理解力を求める東大二次現代文に完全に対応可能な授業を展開してくださいました。始めは授業についていけるか心配でしたが、次第に自分の現代文の力が付き、より深いレベルでの思考が可能になりました。特に、夏の林先生の講座は短期間で現代文の力を伸ばすチャンスです。ぜひこの講座を受講し、添削を参照して反省することで、秋以降の学習の指針としてください。東大物理の苑田尚之先生は物事を根源からとらえ、公式暗記に終始しない授業を展開してくださいました。高2まで苦手だった物理が、高3で最高の楽しみとなるなど考えていませんでした。もちろん授業はハードで一筋縄ではいかない問題が多いですが、それを乗り越えた喜びは計り知れません。ぜひ皆さんには、年間を通して苑田先生の物理を受講していただき、本当の意味での物理とは何かということにもう一度向き合っていただきたいです。直前期には、大西哲男先生の東大化学も受講し、苦手であった化学平衡の理解に努めました。2月に初めて受講したのですが、この授業のわかりやすさは群を抜いており、4月から知っていればよかったと、後悔しました。このように東進の授業には、とても分かりやすい先生がたくさんいるので、授業をとって後悔することはおそらくないでしょう。皆さんも自分に合った講座を探してみてください。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 入試期間を通して、ポジティブでいれたことが自分の受験の勝因であると考えています。受験期にストレスをため込みすぎず、無理のない範囲で勉強を進めることが大切です。そのためには、高1、高2の間に基礎を固めて、入試の準備をすることが必要なので、これを読んでいる後輩の皆さんは、ぜひ早め早めの学習をお勧めします。きっと高3の2月になれば、そのありがたみがわかるはずです。皆さんの健闘を祈ります。