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埼玉県 県立 川越高等学校 卒
東京大学 理科二類

櫻井 悠翔さん

■センター試験得点 828点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   化学   生物  
開示得点 74 65 47 39 39 =264/440点
自己採点 80 60 25 35 35 =235/440点

■受験した感触・・・ 生物でラッキーだったかも……。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 B 理科二類 A 理科二類 A 理科二類 A

積み重ねこそが最強!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東京大学を初めて志望したのは、高校入学前の3月、丁度高校入試の合格発表が終わり、東進に体験入学するときでした。その時は薬学を学びたいと思っているだけでしたが、東進での面談の際に自分の学力と合わせて考えたところ、東京大学をとりあえずの目標とすることに決めました。そこからはその仮目標の下、日々勉強をしてきました。最初は仮の目標として言っているだけで、まさか本当に行くことができるなんて微塵も考えませんでしたが、日々勉強を積み重ねていくにつれて、東大へ行きたいという思いも大きくなっていきました。そして、2年へと進級するころには、自分の意志で、東大を本格的に目指したいと思い、ここまで勉強を頑張ってきました。
 そんな私ですが、実は高3の夏、受験生にとって一番大切な時期の一つであろう夏に、高校の文化祭(くすのき祭という名前なんですけど知ってますかね……?)の実行委員をやっていたため、ほとんど勉強ができていませんでした(くすのき祭は9月の初めに開催され、来場客数が1万人を超える大規模なもので、1~3年生が夏休み前から懸命に準備して作り上げる、最高の文化祭です)。にもかかわらず、私が最終的に第一志望である東大に合格することができたのは、1・2年で早期から学習をし、学習の積み重ねがあったからだと思います。正直公立高校の進度は、どう頑張っても中高一貫校に勝てないと思いますし、実際いろんな人にそう言われながら勉強してきたので、早期学習の重要性は誰よりも理解しているつもりです。皆さんも是非早期学習を心がけて頑張ってください。
 次に各科目について書こうと思います。
 まずは国語について、私は国語が苦手だったので、とりあえず平均点を目指して頑張ろうと思いました。その際、東大特進での林修先生の現代文の講座を活用しながら、主に様々な大学の過去問を利用して演習を行い、本番に臨みました。
 次に数学について、初めて入試問題を見た時は、何も手を付けられず、本当にこれが解けるようになるのかと心配でしかありませんでしたが、自分が習った概念がいったいどんな意味を持つものなのか、どんな強みと弱点を持つのかを、様々な解法をもって同じ問題に臨み理解することで、だんだんと解答の道筋が見えてくるようになりました。
 英語についてです。私が今回の入試を通じて分かったのは、英語は他の科目での失敗をカバーする重要な科目です。皆さんも知っている人がほとんどだと思いますが、理科が難化して大変なことになっていました。私は理科で他の人と差をつけようと思っていたので、本番絶望しました。ですが最後は英語が良くできたので、カバーできたのかなと思います。皆さんも頑張ってください。勉強法ですが、言語なので正直たくさん読んで慣れていくしかないと思います。単語はわからなかったものをその度に補充していけば十分です。
 最後に理科についてです。私は高2のときに化学の学習を一通り終え、演習に入っていました。また、生物は高2の12月から3月にかけて学習をし、演習に入りました。どちらの科目も、一番大事なのは概念の定義を正確に覚えることだと思います。なるべく早く理解し、覚えれば演習時間を多くとれるので、決して手を抜かず、最後まで耐えて頑張ってください。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 私は数学、化学、生物、英語の授業を主に受講していました。特に印象に残っていた講座を2つ、紹介します。
 1つ目は、青木純二先生の「数学の真髄」です。理解すれば数学の世界が変わると思います。この講座は、高校数学で習う概念の本質や原理を探り、より深い理解をすることで実際に問題を解くときに活かそうとするものです。ただ定理や公式、解法を使えるようになるだけでなく、なぜそうなのか、なぜそれが役に立つのかまで理解したい人におすすめです。
 2つ目は、田部眞哉先生の「ハイレベル生物」です。田部先生はいつも、「生物を短時間で終わらせて、余った時間を数学にあてろ。私の仕事は、君たちが短時間で生物をできるようになるため、分かりやすく説明して、理解させることだ」とおっしゃっていました。実際、田部先生の授業はとても分かりやすく、時には紙芝居などを用いて説明してくれるため、印象に残り暗記もしやすいと思います。田部先生のおかげで、苦手意識のあった生物も、一気に得意科目になり、高得点を狙える科目にまでなりました。

志望校別単元ジャンル演習・第一志望校対策演習

 自分の意識とは関係なく、AIが苦手分野の演習セットを提示してくれるため、自分が意識していなかった苦手分野を新たに発見でき、集中的に演習することでニガテをつぶせるため、疎かにせずしっかりやった方がいいコンテンツだと思います。全部は修了できないと思うほど量があり、その分やりがいのあるコンテンツです。

東大リスニングアプリ

 東大のリスニングの特徴といえば何といっても音質の悪さです。内容は正直東大受験者だったら難解なものではないと思いますが、事前にどれだけ音質の悪さに慣れておくかが重要になってくると思います。このリスニングのアプリでは、雑音の入った音声での演習もあり、完全再現とまではいかないものの、より本番に近い演習をするにはぴったりだと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 皆さんにアドバイスしたいのは、「これだけはそう簡単には他に奴らにも負けないぞ」という科目を、一つでもいいから作っておくことです。勉強のモチベにもなるし、何より心に余裕が生まれます(決して調子に乗っていいと言っているわけではないです)。この心の余裕が、夏の、共テ直前の、共テ自己採点後の、そして二次直前になるまでの勉強の原動力となることでしょう。もしできなかったとしても焦る必要はありません。着実に、着実に、少しずつでも努力を積み重ねていってください。頑張った分だけ、成功したときの喜びや達成感は大きくなります。その際にこの体験記が少しでも皆さんの参考になればいいなと思います。是非、今後の勉強を頑張ってください。