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北海道 道立 札幌南高等学校 卒
東京大学 理科二類

安達 悠真さん

■センター試験得点 741点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 62 63 34 35 25 =219/440点
自己採点 60 60 40 20 25 =205/440点

■受験した感触・・・ 理科解けないしリスニング聞けないし、ろ、浪人……?

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 E 理科一類 D 理科二類 C 理科二類 B

サボったっていい

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は高2の秋に東大を受験しようと決めました。なんとなく、高2の秋なら間に合うと思っていました。特別なことはせず、部活のある日は家に帰って寝るだけだし、休日も7時間やればいいほうでした。部活を引退しても、平日はやって3時間、休日も7時間程度でした。どうして合格できたのでしょうか??ポイントに分けて書いていきます。この文章がさぼりがちなあなたを勇気づけることを願います。

すき間時間を有効活用

 私は学校まで片道1時間公共交通機関を使って登校していました。英単語や古典単語などは電車やバスに乗りながらやっていました。すき間時間は移動中に限りません。二階のトイレは無機化学、一階のトイレは高分子の知識を確認する場所でした。ただし学校の休み時間はいっさい勉強していません。友達と話していたからです。

友達の存在

 私は運よく東大・京大を目指すような友達に囲まれていました。面白い問題があればSNSで共有しあい、解きあい議論しあいました。また、学校の休み時間も社会や理科の知識を友達と話し合い、「へぇ~面白いな」程度で知識を定着させていました。バトルと称してより速く問題を解く勝負をしたり、どこの大学の過去問かをあてる勝負をしたのもよい思い出です。

全力で休息

 私は睡眠と息抜きにいつも全力を尽くしていました。寝付けない人間なので、いろいろなサプリを試したり、睡眠導入剤のベスト摂取時間(私は9時)をあらかじめ模索し、試験の前日には飲んでいました。また、休むと決めた日は電車に乗ってまったく知らない土地に出かけました。勉強をしない罪悪感は勉強をしなければいけない状況でしないから感じるのです。初めから今日はしない!と決めれば心地よく遊べました。

過去問を早めに

 突然まじめな話ですが、過去問は早めに始めましょう。「過去問演習講座」をとり、夏の東大模試までに5~10年分やりました。当然ぼろぼろですが、解説を聞けば理解できるので、まだ自分は基礎が足りてないので……と思っているあなたも早速始めましょう。

 さていろいろ書きましたが、大事なことは、「机に向かうだけが勉強じゃない」「学力で余裕はないんだから、心くらいは余裕を持て」ということです(後者は少々暴論ですが)。私は受験で倫理を選択してませんが、学校の倫理の時間はとても勉強になったと思っています。現代文で過去の思想に触れる文章が多いからです。また、私は東京へ乗り込む3日前に一人暮らし用の家電を見に行くくらい心に余裕がありました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 サボり方は人それぞれですが、一日家でスマホをいじるサボり方はおすすめしません。生命エネルギーがなくなっていく気がします。それよりむしろ、未知の体験やアクティブなこと(私がしたのは映画、アニマルカフェ、ボルダリング、電車の旅、パンケーキ屋、東大に行ってみる など)をしましょう!やる気が出て、また勉強へむかえます。