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愛知県 私立 東海高等学校 卒
東京大学 理科三類

梅田 倫太朗さん

■センター試験得点 866点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 84 98 42 41 36 =301/440点
自己採点 75 100 48 33 34 =290/440点

■受験した感触・・・ 理科と、頼みの綱の英語が壊滅。落ちたかもしれん。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科三類 理科三類 B 理科三類 A 理科三類 A

believe in yourself

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

名医志望から理三志望へ

 私が東大理三を目指し始めたのは、高2の6月だった。中高一貫校に通っていて高校受験がなかったので、中一、中二の頃は全く勉強せず、学校の成績も100位くらいだった。しかし中三の6月にコロナ休みが終わり、「このままではまずい」と思ったので、中学・高校の同級生で同じく東大理三に合格した友人の勧めで東進に入塾した。東進に入塾して日常的に勉強するようになったので、成績が急上昇し、中三の秋には7位まで上がった。その後も順調に成績が上昇し高1の後半には一桁前半まで上がったので、「理三も目指せるのではないか。」と考えるようになった。そんな中で、高2の6月に二学年上の高校の先輩で、東大理三に合格した方とお話をする機会を頂き、その先輩に強い憧れを抱いたので、その会話が決め手となり、「理三を目指そう」と決意した。

私の教科ごとの勉強法

  • 共通テスト

一週間しか勉強しなかったが高得点を取れた。国語と社会で壊滅する人が多いので、この二教科だけはまじめに対策したほうがいい

  • 現代文

林修先生の授業がおすすめ。東大現代文を解くにあたっての基本的な立ち回りを教えてくださる。東大特進の授業で過去問を消費するので、私は予習→林先生の授業以外の勉強はしなかった。

  • 古漢

得意だったので、舐めていてほとんど勉強しなかった結果、本番古文で爆死した。配点も40点あるので、舐めずに勉強したほうがいい。単語と過去問をしっかり勉強したほうがよかった。

  • 数学

反対意見もあると思うが、数学は解法の暗記で対応できると思う。私はあまり得意ではなかったので、基礎を重視して勉強した。高1、高2の頃、学校の数学実力試験で指定参考書が範囲として出題されたので、指定参考書はかなりしっかり解いたと思う。高3の夏から過去問をやった。難問を解ききることよりも、易問や、方針は立つが計算が煩雑な問題を確実に得点することが重要だと思う。

  • 物理

大量に演習して経験を積むことが最重要である。特に今年の第一問のような問題は、似たような問題を解いたことがある受験生と初見の受験生との間で大きく差が開く。基本的に現役生は理科は弱いので、夏の模試で多少悪くても気にしなくていい。理科は共通テスト後に東大形式の演習を大量に行った。(たぶん20回くらい)

  • 化学

私は本番失敗した。物理と同様に、演習量が必要。現役生は理科が仕上がらない人が多く、有機(特に高分子)は手薄になりがちなので、早めにやっておきたい。私は化学の全範囲の履修が終わったのが11月で、構造決定にヤマを張って高分子をほとんど勉強しなかった結果、本番で問題文を見た瞬間絶望する羽目になった。※今年は構造決定が出題されませんでした。

  • 英語

高2までに仕上げた。非常に得意だったが、本番失敗した。東大英語はとにかく時間がないので、問題を解く順番や時間配分など、時間内に得点を最大化するための自分のスタイルを構築するべきである。リスニングは前読みが必須であり、得点しやすいので、訓練を積んで確実に得点したい。

その他

 受験生活は辛いと思う。私は勉強が大嫌いだったので、とても辛かった。しかし合格するためには勉強しなければならない。決して楽しくない勉強を一年間やり切ったという思いが、試験場での自信につながるのである。また、本番はなかなか思い通り行かない。私は数学が史上最高の出来で、英語が史上最悪の出来だった。予想外のことが起きたら、もう自分を信じるしかない。「俺が落ちるわけがない」「私が落ちるわけがない」と思うことができれば、冷静な自分に戻れるはずだ。

■東進東大特進コースについて

東進衛星予備校

 中三から四年間お世話になった。中三から高一にかけて数学特待で受講した高等学校対応数学は私の数学力の礎になった。平日はいつも東進で勉強していた。私は東進に通い始めてからまじめに勉強するようになったので、東進と、私を東進に誘ってくれた友人には本当に感謝している。

東大特進コース

 私は東大特進で国語と化学を受講していた。質の高い授業を受けることができるので、とてもおすすめ。林修先生は先述の通り素晴らしい授業を展開なさっているし、鎌田真彰先生は化学の本質的な部分を教えてくださるので理解が深まり、暗記量が減った。古文の栗原隆先生も、リズミカルで分かりやすい授業をなさっていた。現代文と古文の添削もとても丁寧で、良い答案を仕上げる訓練の助けになった。また、東大特進スタッフで、私の担任をしてくださった方には本当にお世話になった。実際に東大理三に現役合格した先輩と定期的に話すことができることにより高いモチベーションを保つことができた。毎月電話をかけてくださり、勉強法に関する的確な助言、激励をいただいた。

模試について

  • 東大本番レベル模試

返却が速いのが良い。私は六月の模試で理科の解答科目欄のマークを忘れて採点されなかったので注意。

  • 共通テスト模試

難しめである。難化した場合の練習になる。私は最終の模試で高得点を取ることができずに落ち込んでしまった。

リスニングアプリ

 様々な音声があり使いやすい。私は本番の英語の試験前に聴いていた。無料なので使わないという選択肢は無い。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 入試において一番重要なのは自信です。全教科うまく行く受験生はほとんどいません。私は2科目失敗しましたが合格しました。出来の悪い科目があった時に落ち込んでしまうと後の教科に悪影響を及ぼすので、「俺が落ちるわけがない」「私が落ちるわけがない」と信じ続けて戦ってください。応援しています。