■共通テスト得点 950点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 倫理
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
96 |
+ |
70 |
+ |
59 |
+ |
49 |
+ |
34 |
=308/440点 |
自己採点 |
95 |
+ |
60 |
+ |
45 |
+ |
45 |
+ |
20 |
=265/440点 |
■受験した感触・・・ 現代文なんか実用的文章によせた?国語後、きたー今年は高得点勝負!?数学ムズ。数学で稼げなかった。さすがに理科と英語は穏やかだろ……ナニコレ?物理期末テスト?化学ローマ数字ないし各問題長くて骨太。厚切りの牛タンかて。英語リスニングやりにく。時間配分ずれた。やんぬるかな。冬の空はきれい……
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科三類 |
A |
理科三類 |
A |
理科三類 |
A |
理科三類 |
A |
色んな勝ち方を用意しておこう
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
高校期間を通して東大特進コースには非常にお世話になりました。
概論 今年の東大入試は様々な変化がありました(例えば数学の難化、物理の易化、化学のローマ数字消滅)。そのため、特定の得意科目に全振りしたり変化に弱かったりする人たちは苦労したようです。その点で、全教科ある程度点を取れることは重要だと思います。また、色んな変化を想定した練習を積んで、色んな勝ち方を用意しておくことが必要だと思います。そのために多くの模試を受けておくことをお勧めします。さらに、精神面での成熟も必要です。メンタルを鍛えることは本番にも大きく影響するので(特に今年はこれがかなり響いた)、変化や失敗を受け止める強い心を持つに越したことはありません。また、受験期間で感情の制御を学ぶことも大切です。本番で難化したり失敗したりした科目のあとの切り替えにも影響します。(とはいえ私も感情のコントロールはまるっきりダメでした)
受験のストレスについて いうまでもなく受験期のストレスは多く、精神的にも身体的にも症状は現れます。(私は心より先に体がやられて初めてストレスを自覚しました)これらの症状はある程度割り切るほかないですが、後述のコツや個人の工夫によって体感のストレスはだいぶ軽減できます。大事なのは、ストレスを受け流し、自分が変えられる範囲を変えることです。
お勧めする癖 私が受験期間に実践して良かったと思う習慣をあげます。
- 早寝早起きしよう。
- 普段から学校の授業を含む多様なものに好奇心を持って色々考えてみよう。
- 一日三食おやつちゃんと食べて、一日20分くらいは体動かそう。
- 感情が高ぶったら、一旦その対象から遠ざかって気持ちを静めよう。そのあとに原因を分析しよう
- 苦悩やストレスがたまったら日記帳に素直な気持ちを書こう。
- 苦境時に相談できるよう、身近な人(特に親)と普段から積極的に会話をしよう。
- 日々の勉強で積極的に手を動かそう。例えば数学では思考過程を極力紙に書き、英語では英作文や英訳和訳を紙に書こう。
- 一時間に一度程は休憩し、集中して密度の高い勉強をしよう。(私は夏休み期間も勉強時間自体は10時間を超えたことがほとんどありません。)
- 学んだことを親、兄弟、友達等に語り、わからないことは同志と議論しよう。
- 知らなかった英単語や文法、気に入った例文や自由英作文の解答例を手帳にまとめるようにしよう。
- 模試や普段の勉強で解けなかった数学の問題の解説(写さずに自力で作る)と解答の方針、反省をまとめる。
- 勉強したことを雑にでもいいからその日のうちに復習しよう。
- 1年間、3か月、1か月、1週間の各タームでの計画を立てて目標と現状をきちんと認識しよう。
- 模試の復習は翌日に済ませよう。模試の結果に一喜するのはいいけど一憂しそうなときは気分転換しよう。
- 「人事を尽くし天命を待つ」態度をもとう。
■東進東大特進コースについて
以下私が受講していた東大特進の講座を紹介します。
ハイレベル物理、東大物理(苑田尚之先生) これが王道。難しい物理に太刀打ちするにはやはり本物の物理の基礎理解の徹底が必要。そのためのすべての素材がそろっている。苑田先生の授業の復習と過去問、模試だけで題材は十分。ただし授業は難しいので何回も復習して咀嚼し、自力の説明を試みよう。(同じ講座を受けている友達がいたら一緒に議論しよう)私自身は高2でハイレベル物理を、高3で東大物理をそれぞれ対面で受講していました。
東大化学(大西哲男先生) 全体像をもって化学を体系的に学べる。教材が充実しており、その復習だけで相当伸びる。演習問題の量もたくさんあるから安心。疑問を持ちやすい部分の解説が丁寧。
東大現代文(林修先生) 現代文との向き合い方がわかる。論理と頭の使い方が身につく。ライブ授業では先生の圧巻の話術を堪能できる(これ単体で受ける価値あり)。
東大古文(栗原隆先生) 基礎的な文法・単語から解答用紙の注意事項、詳らかな古文常識の解説まで、古文の一から十までそろっている。授業テキストのほかに配布される資料が非常に充実している。これさえあれば市販の文法書はいらない。話す内容が面白い。古文の問題集を1,2個用意して並行して少しずつ解けば受験対策はばっちり。
東大漢文(寺師憲範先生) 文理問わず放置されがちな漢文の勉強の仕方を教えてくれる。直前基礎スピードチェックの100連発がとてもためになった。
数学の真髄(青木純二先生) 「なぜ」をつきつめた生き生きした数学を学べる。定型的問題でのアウトプットしか能のなかった私を、引き出しを取捨選択しながら答えにたどり着けるように育ててくれた講座。各分野の原理の意味と意義を鮮やかに描き出す授業は唯一無二。数学の全分野にかかわる論理と、あるべき答案の姿についてがっちり学べるので強くお勧めする。自分は3年間受講しました。
東大特進数学(長岡恭史先生) 「俺、数学出来るかも」とうぬぼれそうになった時におすすめ。プライドをへし折る重厚なセットのテストゼミ(しかも短時間で)は謙虚さと初心に立ち返らせてくれる。先生の変幻自在な解法からは盗めるものも多い。
数学トップレベルマスタークラス(宮嶋俊和先生) はっきりいってトップレベル用(そりゃそうか)。受験を超えた数学の世界を垣間見る高揚感を味わえる。90~100点が安定してとれる人におすすめ。
東大への数学(松田聡平先生) 典型問題からマイナーな話題まで幅広く網羅してくれて、各トピックでの最短距離の解法を提示してくれる。解法の選択の基準もカードなどで提示してくれるので知識や作業手順の総整理に最適。
東大特進英語(宮崎尊先生) 3年間お世話になり、英語そのものを楽しみ続けることができた。英語を読むときの頭の使い方がよくわかるし、題材も上質で興味をそそる。英語が苦手な人から当然3桁を狙いたい人まで幅広くお勧めできる。英作文や英訳の例がかっこいいので参考になる。
東大英語 in Depth(駒橋輝圭先生) 難関英語対策の完成版。80~90点台の人が3桁に乗せ、100点台の人が満点近くとるための講座。圧倒的な質と量が確保されており、大家の本からの引用内容も用いる授業は英語力だけでなく頭脳自体の修養になる。そして分野ごとに綿密な対策を提示してくれる。直前講座も圧巻。
東大本番レベル模試について 問題の質もさることながら、返却が速いので学習のペースメーカーとして組み込みやすい。また解答解説が手厚く、復習自体良い勉強になる。判定基準は少し厳しいのでつらいこともあるかもしれないが、間違いなく糧になるのでぜひ受験してほしい。
東進リスニングアプリ 各種アクセントが充実しており、雑音もあるものとないものがあるので本番に向けてよい対策になった。演習量も多くてよかった。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
「受験勉強」と一言で言われますが「受験」と「勉強」は別物だと思います。勉強は頭を使う時間をカバーする一方で、受験は体調・メンタル管理、戦略、日々の過ごし方すべてを含みます。勉強が足りていても後者の「受験」に対する意識が不足していたせいでうまくいかないこともあります。両方を大事にしましょう。また勉強は先取りと長時間勉強がすべてじゃありません。一番大事なのは勉強自体を本気で楽しんで目の前の題材に真摯に向き合うことだと思います。これを手に取っている皆さんが楽しみつつ受験期間を乗り越え望む進路を掴むことを心から願っています。そして東大特進の講師、スタッフの方々、先生、家族には感謝してもしきれません。