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東京都 国立 筑波大学附属駒場高等学校 卒
東京大学 理科三類

倉内 湊さん

■共通テスト得点 936点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 61 63 52 50 36 =262/440点
自己採点 75 55 50 50 35 =265/440点

■受験した感触・・・ 数学と英語で打ちのめされた。最低点はかなり下がっていてほしい。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科三類 C 理科三類 B 理科三類 A 理科三類 B

努力を信じる

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

理三を目指した動機

 私は中学受験で筑波大学附属駒場中学・高校に入学したが、この学校での6年間はとにかく毎日が想像以上に楽しかった。この経験から自分は優秀な人間に囲まれ良い刺激を与え合うことでもっと努力ができ成果が出せるということを身をもって経験したため、全国から俊英の集まる東京大学に身を置きたいと思った。
 また私は幼い頃気管支炎をこじらせ緊急入院したが、血中酸素濃度がみるみる低下し命の危険があったと後に言われた。この経験から、今度は恩返しの意味でも私が命を救う側の医師になりたいと考えた。

理三入試について

 基本的に東大入試は数学など一教科に突出した能力を発揮するタイプよりも、全教科バランス良くある程度の点数を取れるタイプの方が有利に運ぶ試験だと思うが、その傾向が最も顕著に出るのが理三の入試である。理三入試は原則試験が得意な人間しか集まらないため、出来る得意科目があっても確実とは言えないが、苦手科目があるとかなり不利になることを覚悟しなくてはならない。募集人数が少なく番狂わせが起こりやすいので、少しのミスが致命的なものとなる可能性も高い。全科目苦手を作らず、かつできるだけミスをしないという意識で臨むべきである。また昨今は共通テストも難化しているので、侮らず過去問を解くなどきちんと対策すべきだ。個人的には東進で中学時代から共通テスト本番レベル模試を受け続けてきたことが、時間配分を身体にしみこませ、また長時間の模試を受け続ける体力を養うなどの面で非常に役立った。

学習履歴

 部活を3つほど掛け持ちした上全てで役を引き受け、委員会幹部や学校行事をやり、各種科学オリンピックや資格取得などに手を出し、合間に習い事や校外活動をしていたため、とにかく時間が足りなかった。他の受験生と比べ圧倒的に勉強時間、量共に足りていない自覚があったので、秋の東大型模試も終わった高3の直前期は理三対策1本に絞りとにかく猛スパートをかけた。この時期に一番伸びたように思う。
  • 中学時代〜高1まで 中学への入学と同時に東進のスーパーエリートコースに入会した。中1で高校数学の基礎は一通り終えたが、この頃はまだ勉強方法が確立していなかった。部活を掛け持ちしながら体育祭実行委員をしつつ学校行事に力を入れ、資格取得の勉強も始めたため、比重は常に受験勉強より日頃の生活ややりたいことにおかれていた。英語だけは英検をペースメーカーとして継続的に学習。
  • 高2〜高3夏前 受験勉強らしきものを徐々に開始。一方文化祭準備も始まる。高2からは毎回共通テスト本番レベル模試を全科目受けるようになった。「ハイレベル物理」を受講。英検1級・気象予報士資格を取得。
  • 高3夏 夏休みは文化祭準備が休止となったため、未習内容を修得しつつ手探りで東大の過去問を始める。
  • 高3秋以降 夏休みが明けると再び文化祭準備に時間と労力を取られる。11月初旬の文化祭後にやっと受験勉強に集中できる環境となる。幼少期より続けていた習い事を休止。秋の東大型模試の出来に衝撃を受け、未習内容を勉強しつつとにかく東大過去問を進める。出遅れていた物理と化学にやっと手応えを感じ始める。直前期は1日10時間ほど勉強した。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

 お勧めの講座は以下である。

東大過去問演習講座

 これは何をおいてもお勧めしたい。東進の過去問演習は提出から採点・返却までが3〜5日程度とかなり早く、迅速に復習できたのが非常に良かった。採点も丁寧で、自分では見極めが難しい答案作成力の向上に役立った。少なくとも10年はしっかり全科目やったほうが良いと思う。私は10年を全科目終えた後、数学は25年全て終えた。
 また解説授業も分からない問題については受講した。解説授業は選択的に利用するのも良い。

スーパーエリートコース

 英数の講座を先取りできるというのは他に例のない画期的なシステムだ。中学生から大いに活用し、数学を得意科目にした。漫然と解説授業を受講するだけではなく、問題演習を適宜組み合わせることでより知識が定着し、実戦に耐える実力が身に付く。「数学の真髄」シリーズがお勧め。

ハイレベル物理(苑田尚之先生)

 高2の時に1年間対面授業を受けた。難解なので予習復習には相応の時間を要するが、本質的な理解に大変有効だった。

東大化学(大西哲男先生)

 網羅的に出やすいポイントを押さえることができる。また演習問題が多いため、それを解くことでも力がつくと思う。

東大現代文(林修先生)

 苦手意識の強い現代文につき論理的に解き方を教えてもらえる。添削もあり、どのような答案に点がくるのか把握することができた。

東大への数学(松田聡平先生)

 説明が大変わかりやすく、欠かさず受講した。

東進模試

 東進模試は回数が多くしかも採点返却が迅速なので、立ち位置をすぐ確認できる。昨年合格した人がその時期どれくらいの成績をとっていたのか等詳細なデータも役立った。2日間で行われる共通テストや二次試験に対し、東進模試は基本1日で行われるので長時間のテストに耐性がつき、本番でもゆとりを持って受けることができた。特に共通テスト本番レベル模試は早いうちから受けて学習のペースメーカーとすると良い。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験勉強というのは、基本的には孤独な自分との戦いです。怠けを生み出さない仕組みを作りましょう。私は11月初めの学校の文化祭が終わってから、やっと100%受験勉強に向き合えるようになりましたが、学校の仲の良い友達数人とLINEグループを作り、毎日勉強時間とその日何を勉強したかをお互い報告しあっていました。
 入試本番の試験会場で自分を支えてくれるのは、それまでにしてきた努力の質と量です。やるだけのことはやった、もうやれることはない、というその思いが、緊張に打ち克ち、最高の答案を作り上げる原動力になってくれます。
 皆さんの健闘を祈ります!