■共通テスト得点 937点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 日本史
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
83 |
+ |
74 |
+ |
54 |
+ |
50 |
+ |
27 |
=288/440点 |
自己採点 |
85 |
+ |
75 |
+ |
50 |
+ |
45 |
+ |
30 |
=285/440点 |
■受験した感触・・・ 理科がうまくいかなかった、五分五分ってところかな。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科三類 |
C |
理科三類 |
D |
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理科三類 |
C |
自分を信じる
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
受験全体の流れ
私は中高一貫校の通っていたので中三の頃から受験勉強を徐々に始めていて、高1の夏ごろまでに数学(東進に通っていた)と英語については基礎を固めましたが、当時は地元の大学の医学部に行ければいいかなと考えていたので、それ以降はあまり勉強に力を入れませんでした。実際この頃の成績はとても理三に及ぶようなものではありませんでした。しかし高2で本格的に学び始めた理科が面白く、再び勉強に力が入るようになった結果成績が上昇し、理三も視野に入れるようになりました。そこで高2の秋に当時所属していたバドミントン部を引退することになり、本格的に受験勉強が始まろうとする中で、モチベーションのために目標を明確にしようと考え理三受験を決意しました。この時私には得意といえる程の科目がなかったので、以降「自分の苦手箇所を潰す→新たな苦手箇所が現れる→またそれを潰す」ということを繰り返して勉強を進めていました。具体的な勉強法としては、全科目において有名な参考書や塾、学校の教材を用いつつ、学校のテストも確認程度に活用するという方針を採用していました。結果として夏休みが終わる頃には良く言えばオールラウンダー、悪く言えば全科目微妙な感じの受験生に仕上がり、このままだと受かる確率は五分五分という感じでした。秋以降も演習の比重を高めつつ概ね同じ方針で勉強を続け、自分の中では着実に力が付いていると感じていましたが、冠模試の結果は芳しくなく、不安が残りました。
私は共通テストの点を取り名古屋大学医学部の後期を一旦確保しようと考え、1ヶ月前からその対策を始めました。英数理は自信があったので対策はせず既習の参考書を見返して二次力を落とさないよう努め、国語と社会は必要な知識を教科書等で暗記しながらひたすら共通テスト形式の問題を解いていました。情報は適当な参考書を一冊完璧にしましたが、正直プログラミングさえできれば問題のない教科です。共通テスト用の教材は、人気なものだと売り切れることもあるので、私のように力を入れたい人は事前に揃えておいたほうが良いでしょう。共通テスト直後は後期という保険がほぼ消えたようなものだったので逆に吹っ切れて、あとがない焦燥感にも駆り立てられたこともあり自分でも驚くほど集中して勉強に取り組むことができました。この時期はどの教科も過去問にのみ取り組んでいました。
教科別の勉強法
初めは東進の授業と網羅系参考書を使って単元ごとに一定の期間集中して取り組み、基礎を固めました。その後は参考書のレベルをあげ、演習に取り組んでいました。得意、不得意が大きく分かれる教科ですが、時間をかけることで少なくとも伸びる教科ではあります。
私は初めのインプットの段階のみ時間の許す限りより深いレベルまでその単元を追求し、その後はひたすら演習を行っていました。特に化学は鎌田真彰先生の「ハイレベル化学」を受講していました。基本的に大学受験の理科において誰も知らないような高度な知識というのはあまり問われないですし、もし問われても答えられる必要はないので、むしろ誰もが知る基礎的な事象、公式をいかにうまく扱えるかが最も大事なことだと思います。
英語は全教科の中で最も入試問題の難易度が均一であり、従って点数も安定するため、自分に必要な点数を逆算してその点数をとれる実力をつけるということは、東大を受験するうえで最優先事項となります。私は高3の時は東大形式の問題を解きながら、足りないと思った箇所を参考書で補強し、定期的に単語力、文法力を養っていました。直前期は、自分が伸ばしたい大問の形式の問題を過去問から抽出し、私の欲しい点数が安定してとれるようになるまで集中的に解いていました。ただし、リスニングは全受験生にとって大きな得点源になるので、苦手だと感じている人は高3に限らず、できるだけ早く克服することをおすすめします。
現代文は時間がなく、過去問を10年分解くことしかほぼできませんでした。本番は偶然うまくいきましたが、計画を立てて事前に準備をしておくべきだったと後悔しています。古漢については、もともと学校の授業をよく聞いていたのと、共通テストの際にやりこんだことで順調に進み、本番でもそれなりの点をとれたと思います。
自分の受験を振り返って
自分ではうまくやってるつもりでも模試などで結果が出ないということの連続で、落ち込むことが多かった。しかしこのことが私の慢心をなくし、自分を信じながら常に最善を追求する姿勢を私に与えてくれた。そしてこの最善を尽くした自信から、本番も落ち着いて十分なパフォーマンスを引き出せたのだと思う。
■東進東大特進コースについて
過去問演習講座
過去問演習講座は過去問を進めるうえで非常に役に立ちました。第一に、他の人に添削をしてもらえることで手間が省けると同時に、自分の間違いが正確に分かります。次に点数が可視化されることで、後から見直したときに復習がしやすく、自分の苦手・得意を分析することが容易になります。加えて、どうしても単調になりがちな受験生活において一つのモチベーションにもなります。最後に、一流講師による解説授業がついていることはとても大きいです。私は過去問演習には共通テスト後にしか取り組めず時間があまりなっかたので、理系科目はどうしてもわからなかった大問のみ受講し、現代文の林修先生の解説を主に活用していました。林修先生の解説は明瞭な論理に基づいて展開される魅力的なもので、東大現代文を数講受講していただけの私でも、全力で解説を聴くことで致命的な失点は免れらられるようになりました。
東大本番レベル模試
東進の東大本番レベル模試は他の東大模試よりも開催頻度が高いため自分の立ち位置が確認しやすい上、すぐに返却されるので復習もしやすくおすすめです。また私の主観ですが、数学の問題に良い意味で癖がなく最も本番に近い問題が出されているようにも感じます。特に共通テスト直後の1月の模試は東進しかなく、鈍った頭を二次に切り替え、自身の課題を明確にすることができるので受けるべきだと思います。私もこの模試を活用しており、自分の受験戦略の方針を定めるための一つの目安としていました。
共通テスト本番レベル模試
東進の共通テスト本番レベル模試は他の共通テスト模試に比べ難しめであり、本番で難化した時の対策が可能です。また東大本番レベル模試同様返却が速いので、復習もしやすいです。やりごたえがあるため、普段はつまらないと思える共通テスト対策も、この復習をする際は少しやりやすく感じました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
勉強法は人によって様々で、万人にとって良い勉強法は存在しません。例えば睡眠を削って勉強できる人もいればそれができない人もいます。私は後者でした。そこで自分にとって最善の方法を模索することが必要になってきます。その中で本当にこれでいいのかと不安になることもあるかもしれませんが、よく考えてそれでいいと思えるなら大丈夫です。そしてその自信は己の思考と努力により裏付けられます。結果はすぐについてくるとも限りませんが努力はしなければ報われません。私一個人の体験談が受験を控える皆さんの一助となれば幸いです。頑張ってください、応援しています。