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愛知県 県立 旭丘高等学校 卒
東京大学 理科二類

山家 璃空人さん

■センター試験得点 805点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 62 61 42 34 33 =232/440点
自己採点 70 65 45 18 28 =226/440点

■受験した感触・・・ 英語と理科がうまくいかなかったので確実に落ちたと思った。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 E 理科二類 D 理科二類 E

自分だけのトリガー

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 東京大学を受験することを決めたのは、高校3年生の6月です。はじめ京都大学か大阪大学か、とにかく東京大学は日本トップだし凡才の私には到底行けっこないと考えていました。しかし、高校の担任の先生に自分の可能性を自分で制限するなと言われ、「確かにまだ頑張ってもいないじゃないか」とハッと気づかされ、無謀だろうと全力で挑戦することを決めました。
 東京大学受験を決めるのも遅かった私ですが、部活と学校の行事もあり、本格的に受験勉強を始めたのは夏休みも終わり頃と相当遅いスタートになりました。これを読む皆さんも私が受かっていることを思うと受かる気がしてくることでしょう……。

短期間で合格できた理由は……

  • 復習に力を入れたから

当たり前のことではあります。しかしとても大切なことです。授業を受けただけ、答えを見ただけで勉強した気になっていませんか?勉強は復習してようやく一段落です。時間がなくて新しいことばかりしたくなる人ほど特に、焦る気持ちを抑えて、復習の時間をしっかりとるべきです。今やっていることが身につかないまま新しいことを進めることの方が時間の無駄です。

  • 決して諦めなかったから

上記の通り、相当遅いスタートとなったので、模試の判定は全てEかDでした。模試の結果を見て、このまま頑張っていても合格は厳しいんじゃないか、間に合わないんじゃないか、と不安になることもたくさんありましたが、決して勉強することを止めませんでした。諦めたらそこで試合終了だよ、です。周りの人に無理だと思われていたとしても、自分の可能性を自分だけは信じ続けてください。


自分だけのトリガー

 受験は長期戦なので、誰でも勉強を止めてしまいたくなることはあります。そんな時に自分を突き動かすのは、「自分だけのトリガー」です。どんなに不安な時も勉強を続けることができます。これは自分で設定するべきですが、例えば私の場合、
  • 腕立て20回して勉強に入る(家にいる時)→体を動かすことでなんとなく机に座って勉強する気になる
  • 頑張る自分はサイコーだと頭の中で叫ぶ→頑張る自分を好きになるから勉強しようと思える
 このように他の人に効果があるのかわからないけど、「なんとなく」自分が勉強する気になれる「自分だけのトリガー」を設定すると、どんな逆境でも勉強を止めることはなくなります。

自分の可能性

 受験の世界では、0も100もどちらもありません。絶対に落ちることも、絶対に受かることもないということです。絶対に受かると思っている人は、足元すくわれないように気を付けてください。ここでは、絶対に落ちてしまうと思っている人、落ちるのではと不安に思う人に向けて、元プロ野球選手、王貞治さんのこんな言葉を紹介したいと思います。

 「努力は必ず報われる。報われない努力があるならば、それは本当の努力とは言わない」

 自分の可能性を信じ、正しい努力をし続ければ、必ず報われます。諦めず、最後の最後まで頑張ってください。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 私は数学、物理、化学を受講しました。おすすめの講座は2つあります。
  • ハイレベル物理 苑田尚之先生

難しいことは言うまでもないです。1回の受講で完璧に理解することは不可能に近いでしょう。しかし、力が着実についていくことが実感できる点だけでなく、物理という学問の面白さが伝わるという点において、大学にもつながる素晴らしい授業ということができます。

  • 東大対策理系数学[理系上級微積分+α] 長岡恭史先生

この講座を極めれば、もう微積や不等式の評価の問題に怖いものなしです。理系であれば必ずとるべきです。


東大本番レベル模試、過去問演習

 早い時期に受けておいていた方がいいのは確かです。ただ、復習をみっちりすることを忘れないでください。復習の段階で初めて力が付きます。また、早い時期に受けた模試や過去問の点数が悪かった時に、まだ時間があるから大丈夫、と思うのはやめましょう。思ったよりすぐに本試はやってきます。モチベーションも上がると思うので焦ったほうがいいです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験において、メンタルはかなり重要です。緊張して本番で実力が出せなかった、なんてことは誰にでも起こり得ることです。しかし残念ながら、緊張しない方法はありません。できることは、本番まで頑張った自分自身を信じることだけです。合格できるかどうかは知らないけど、とにかく自分はよく頑張った、自信もっていこう、と思うことができるほどに今から頑張ってください。過去頑張れなかったことは一旦忘れておきましょう。そうすれば本番で実力を存分に発揮することができます。
 最後になりますが、いずれ皆さんがこの合格体験記を書くことを願っています。諦めず、最後まで戦い抜いてください。応援しています。