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兵庫県 県立 神戸高等学校 卒
東京大学 理科二類

椿野 泰生さん

■センター試験得点 733点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 66 57 33 30 30 =216/440点
自己採点 50 40 30 30 30 =180/440点

■受験した感触・・・ 前期試験終わり!閉廷!以上!解散!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 E 理科一類 C 理科一類 A 理科一類 A

イナズマ魂で乗り切る東大入試

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

はじめに

 私は高3の6月まで部活をしておりそこから引退を機にエンジンをかけ何とか東大に滑り込むことができました。ここでは主に自分の受験生時代の思い出と高3でエンジンをかけて東大に滑り込む予定の人に向けてのメッセージを書いていこうと思います。

部活引退まで

 私は幼稚園の頃イナズマイレブンと出会い、そこからギャラクシーが終わるまでずっと見ていました。この幼少期からの英才教育のおかげで派手にスッ転んで成長していくイナズマ魂が体に染みつきました。そのため人一倍諦めないことの大切さ、逆転勝利の存在を信じていました。これが受験期に大いに役立ったことは言うまでもありません。
 中学、高校ではバレーボール部に所属しました。高1から高2の6月までは塾に通わず、学校に行って勉強をし、部活に行って家に帰って寝るといった生活。高2の6月に友達の誘いで東進に入学。そこから部活引退まで「ハイレベル化学」と「ハイレベル物理」を受講していました。バレー部では高2の夏に代替わりをし、自分はチームのキャプテンに就任しましたが様々な事情が重なり神戸高校バレー部最大の低迷期を経験する羽目に。気持ちで負けるなと円堂に幼い頃からよく言われたものですがさすがに病んでしまいました。苦しい思いをした土地を離れ新生活を始めようと東京にある東京大学を志願するようになりました。
 こんな調子で高3の総体での敗北を機に部活動を引退。受験勉強がスタートしました。

 部活を引退した直後に最初の「東大本番レベル模試」がありました。結果はE判定。しかし、円堂も最初の帝国学園戦で大敗してからのスタートだったことを思い出し、そこでは挫けませんでした。そこからは余った体力をすべて勉強に投資。兵庫県の山奥のに住んでいた私に集中して勉強できる環境を与えてくれた東進は私にとってのイナビカリ修練場でした。この期間中は主に理科と国語と地理(これは失敗)を勉強しました。理科は問題集、国語は東大特進の受講、地理は村瀬哲史先生の本を一周しました。

冬まで

 ここからは数学を詰めました。発想は出てくるのですがそれを答えまで結びつける計算力がなかったので数Ⅲの計算問題を死ぬ気で合わせました。理科は少し難しめの問題集を回しました。国語はノータッチ。英語はリスニングを中心に勉強。秋の模試は全てA。いやびっくり。このせいで慢心、エンジンが切れてしまいました。
 この後は地獄の共通テスト演習。マークシートにマークすることが苦手でした。国語と地理を12月から対策。本番では両方勘が冴え適当にマークしたところが結構当たりました。しかし数学と物理で大失敗。これは盲点。

直前期

 共通テスト後はなんだか勉強へのやる気がなくなりました。そんな状況で受けた最終の「東大本番レベル模試」でしたが数学が爆発してしまいなんとA判定。受験のピークをなんとここに持ってきてしまいました。そこからは燃料切れ。惰性で東進に行き「過去問演習講座」をして帰る日々。日に日に調子が下がっていく中で本番を迎えました。

本番

 国語では「滑稽」が書けず、数学は0完、理科もダメダメ、英語も要約書けない、リスニング意味わかんない、作文書けないなど散々でしたが、どれほど焦りで汗が噴き出ようと決して諦めることはありませんでした。これまでお世話になった人に色鮮やかな夢と思いを届けるために最後の一秒まで必死に食らいつきました。これがよかった。

■東進東大特進コースについて

 テキストがイイ
  • 林修先生

先生の授業は至って王道です。魔法のようなことは一切ありません。ダダなんとなく授業を聞いているだけではただ答えを言っているだけやんという感想を持つかもしれません(私もそうでした)。しかしよくよく聞いてみると解答に至るまでのプロセス、例えばどうしてこの箇所を拾うのがベターなのか、この設問では何が要求されているのかといったことがしっかり説明されていることに気づくでしょう。この解答を先生はどうやって作ったのか?ということを意識すると最大限活用できると思います。

  • 栗原隆先生

とにかくクセがすごい。ふざけているようですが実力はピカイチ。背景知識や解答の作り方をわかりやすく教えてくださります。注意点としては早い時期から東大過去問を扱うことと、古文初心者には厳しく問うことです。しつかり古文単語と文法を叩き込んでから受講することをお勧めします。

  • 苑田尚之先生

苑田先生はエグイです。受けたら分かります。ライブ授業に出た際に質問に行ったら瞬殺されたのはいい思い出です。

授業がイイことはもちろんですが、人間性も素敵です。あの見た目とは裏腹にとても謙虚なところが萌えです。一人称が「俺」なのも最高です。

  • 鎌田真彰先生

テキストの完成度がヤバいです。何かあったら先生のテキストを見返すだけでなんとかなります。

字がとても綺麗なところもポイント高いです。

  • 過去問演習講座

解説授業がイイ。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 真面目に書きます。高3にエンジンをかけて東大に滑り込もうとしている人へ、目標を東大合格だけに定めひたすら勉強してください。努力を正しい方向に向けるために受験を経験した人の意見を参考にする。これを続ければ東大でも滑り込めます。
 いろいろありましたがここまで来れたのも私を支えてきてくれたすべての人のおかげです。一番近くで応援してくれた家族、ともに励ましあった友人、学習面のみならず生活面でも厳しく指導してくださった先生方、本当にありがとうございました。