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鹿児島県 私立 ラ・サール高等学校 卒
東京大学 理科三類

萱場 光樹さん

■共通テスト得点 929点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 政治・経済

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 81 31 56 49 39 =256/440点
自己採点 85 45 50 50 35 =265/440点

■受験した感触・・・ 数学激ムズ。むしろ差がつかなくてラッキーかも。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科三類 B 理科三類 C 理科三類 D 理科三類 C

前を向くために立ち止まる

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は中学のころから中高一貫の進学校に通っており、高2までずっと学校の勉強をしていました。全国模試(東大形式の模試でないタイプ)で判定は悪くなかったので、何となく自信のようなものを持っていました。現実を知ったのは、高2の1月東大本番レベル模試。特に東大対策もせず突っ込んだ結果、国語と英語はまあまあ良かったのですが、数学は25点、理科に至っては“合計で”30点でした。ここで自分と東大の差を思い知りました。何となくでは受かるようなところではないということを改めて実感させられました。
 しかし、当時の私は、「そういうこともあるよね」くらいに結果を受け流して、いつも通りの勉強しかしていませんでした。合格したからよかったのですが、ここで気持ちを切り替えてしっかり勉強しなかったことは後悔しています。結果的に東大対策を始めたのは、高3の6月ごろから。でも、もっと早く、それこそあの1月から東大対策をしていれば、もっと心に余裕をもって高3を過ごせたと思います。ですから、今の皆さんには、東大を志望するなら、早めに東大に向けた対策を始めることをお勧めします。

うまくいったこと

  • 高2の3学期で高校の勉強範囲を(社会を除いて)すべて終わらせたので、高3は基本的に問題演習に取り組み、アウトプットに注力できました。個人的には、この時期で高校範囲を終わらせられたのはちょうど良かったと思っています。
  • 高3のはじめまで東大に特化した対策はしていませんでしたが、勉強はきちんとしていたので基礎学力はあったと思います。そのおかげか、共通テストは割と得意で、あまり心配していませんでした(本番はあまり振るいませんでしたが)。

うまくいかなかったこと

  • 上でも触れたとおり、東大に特化して対策を始めるのが遅かったです。進む道を決めたならば、それに向かってすぐにでも歩を進めるべきです。
  • 計画にやるべきことを詰め込みすぎていました。やるべきことを比較考量し、優先順位を決め、自分のできる範囲を見極めて、計画を立てる。きっと、勉強に限らず、社会に出てからも必要になる力です。

教科ごとに

  • 英語

いろいろな英語の文章を、暗記するぐらい読みこみました。読むといっても、暗記しようと躍起になるのではなく、自然と頭の中に残る感覚を大事にしていました。そうすれば、読解力や作文力は身に付きます。しかし、英訳する際に注意すべき事項(日本語をそのまま英語に直すと、意味が分からなくなる例など)は別途学んだほうが良いです。また、英語を地道に毎日聞いていけば、リスニングは戦えるようになります。

  • 数学

最後までこの教科に苦しみました。問題を見て解法を1つに絞るのではなく、ほかに選択肢がないか考えることを意識しました。そうすれば、自然と「解法の引き出し」も増えて、難問に対応できるようになります。

  • 物理

テクニックだけ学んでいたら、限界が来ます。時間かかっても本質を理解して、そのあとに問題演習をすれば、怖いものなしです。

  • 化学

問題演習を通して化学特有の考え方、計算の着眼点を身につけました。無機や有機は暗記事項も多いので、定期的に復習の時間を取りました。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

受講講座

 私は主に、数学の授業を受講していました。
 青木純二先生の「数学の真髄」は、数学が苦手な私にとって大きな刺激であり、この授業を受け始めたことが私の受験勉強の転換点でもありました。毎回の授業で予習が課されるのですが、その問題が骨のあるものが多く、一問に何時間も費やし、日をまたいで考えることも多々ありました。授業では一つの問題に対していくつか解法が思い浮かぶ状態、いわゆる解法の「引き出し」がパパッと開くよう意識して問題を解こうと何度も言われました。つまり一つの問題に対して一つの解法を引っ提げるような姿勢が矯正されるわけですが、「引き出し」の開け閉めの練習を繰り返すうちに、見たことのない問題でも恐れず対処する力が養われるので魅力的です。数学に苦手意識のある人はぜひ受けてみましょう。世界が変わります。

東大本番レベル模試

 何より返却が早いです。記憶が鮮やかなうちに結果が返ってくるので、印象に残るうえ復習もしやすいです。また、解説授業が名だたる先生方により展開され、最高に分かりやすいし、ためになります。そして実施回数も多く、早い時期から東大を意識した実践的な演習ができるのも良いところです。本当に良いことずくめです。

直前期受験生応援講座

 直前になればなるほど、今さら何をすればいいのかわからなくなってしまいますが、そういった時期に開講する授業は、大変ありがたいです。直前に自分の足りないところを浮かび上がらせることができるうえに、「これをやってればいい」という安心感も得られますからね。どれもためになる授業でした。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 ここまで勉強に関することを書いてきたので、メンタル面のことを書きたいと思います。東大の試験は一年に一回きりで、東大に入りたければ、そのたった一回で決めきらないといけません。それに向け全力で励んでもなかなか成績が上がらず、東大のレベルと比較して自分を見失ってしまうこともあるでしょう。そういう時は、自分の歩んできた道のりを振り返ることをお勧めします。いま崩れてしまいそうでも、全力で取り組んできた過去や周りの人が支えてきてくれた事実は、きっと自分を支えてくれます。そうして前向きになれたなら、もう一回頑張ってみる。勉強ばかりではなく、ちょっと立ち止まって自分を鼓舞するのも大事です。応援しています。