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東京都 私立 東京都市大学付属高等学校 卒
東京大学 文科一類

小山 大雅さん

■センター試験得点 776点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 83 15 63 45 31 =237/440点
自己採点 95 20 65 45 35 =260/440点

■受験した感触・・・ 数学が崩壊したので、落ちたと思っていた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 C 文科一類 B 文科一類 A 文科一類 B

最後には運、だからこそ。

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望理由

 東大の教育プログラムを知って、それをかなり魅力的に感じた。無論多少の見栄もあるが、高校三年生のはじめには、なんとしても東大で学びたいという心持ちになっていた。

志望時期

 中学三年生の冬。

将来の目標

 あこがれの職業という意味では、裁判官になりたいと思っている。しかし、これはかなり難易度が高いので、自分の法学への適性を見て、再考する必要がある。直近の目標という意味では、哲学と法学を徹底的に勉強したいと思っている。これらの学問を学ぶことに直接的なメリットがあるとは思っていないが、純粋に好きなのである。

学習の進行・勉強法(主に二次)

  • 英語

英語に関してはかなり先取りしていた。文法が多少曖昧でも、単語を狭く深く(単語のイメージを捉えた上で複数の意味を完璧に)覚えていればかなりの高得点が取れる。正直高一の終わりの時点で、東大受験生のレベルに達していたと思う。

  • 現代文

現代文は直前期の添削以外特に目立った対策はしなかった。本を大量に読んでいた高校一年生のときは偏差値がかなりに高かったが、読書量が減るのにつれて、偏差値も下がった。ただ、結局現代文に関してはっきりとしたことは誰もわかっていないというのが実情なのではないか(と思って自分を慰めていた)。各社で割れている予備校の答えを比較し、確実に取らなくてはならない要素を確認して、あとは自分の信仰のまま、本文に書いてあることをまとめるしかない(と思うことにした)。

  • 古典

目立った対策は高校二年生の末までしなかった。三年生になる前の春休みで古文単語と漢文の句形を完全に暗記したが、点はあまり伸びなかった。その後演習を続けるうちに、多少は読めるようになった。直前期には過去問をこなし、徹底的に対策したが、文章内容が全然わからない問題も稀にあり、本番は賭けだった。予備校は得点源だというが、古典が得意な人を私は見たことがない。

  • 数学

高校一年生のときから、数学の問題集をといた。私はコツコツというより、時間があるときに単元をまるごとやるイメージで進めていった。高校二年生の夏には数Ⅰ・A数Ⅱ・Bともに一周終わり、高校三年生になって二周目が終わった。三周目でその問題集の例題を完璧にしつつ、あとは過去問を解いた。模試では得点源となった。(なお本番……)

  • 世界史

色々やったが、結局教科書を理解しながら丸暗記するだけで全ては解決する。マイナーな単語を覚える必要はない。年号も暗記不要。一度覚えてしまえば、世界史ほど安定する科目はない。

  • 地理

先生に配られたプリントを周回したら、共通テストでは点が安定した。しかし、論述力は最後までつかず、多くの過去問を解いた。それでも論述の点数は安定しなかった。しかし、本番では過去問演習が功を奏し、まずまずの出来栄えだった。

■東進東大特進コースについて

おすすめ講座二つ

 東大志望で東進に入学したら、過去問演習講座と長岡恭史先生の「東大対策数学[Ⅰ・A/Ⅱ・B]-論理編-」だけは取ろう。この二つのコンテンツは特に優れている。
 過去問演習講座では、自分の志望校の全科目の過去問直近10年分を、東進が添削してくれる。添削された解答は点数とともにウェブ上にPDF化されて保存されるので、科目ごとに紙を整理整頓する必要がなく、紛失のリスクもない。過去問演習講座では、東進が作成した模範解答・解説を見ることができるのだが、これがかなり優れており、問題だけでなく問題が扱うテーマにまで言及がされていて、類題への対応力を高めてくれる。また詳細で柔軟な採点基準も記されているので、自分の解答にどういった要素が足りなかったのかが一目瞭然となる。またさらもすべての過去問には解説授業がついている。ここで大切なのは解説授業が「ついている」ということだ。つまり通常の演習型の授業と異なり、わかる問題の授業を見る必要はなく、模範解答を見てもイマイチ納得の行かないところだけを抽出して見ることをできる。第一、過去問演習講座の模範解答・解説があれば、大抵の疑問は解決されるだろう。しかし、一般的に模範解答を見ても復習が難しい現代文において、林修先生の解説がついていることはかなりの支えとなった。
 「東大対策数学[Ⅰ・A/Ⅱ・B]-論理編-」を受けたとき、私はなぜ先生は今までこれを教えてくれなかったんだと思い、愕然とした。学校教育や参考書において軽視されがちな図形と領域・軌跡・存在条件の問題は、東大において頻出問題である。そしてこの講座は、それら単元における疑問をほとんど解決してくれたのだ。この講座を受けた私や友人はそれら単元が模試出るたびに、その問題を積極的に解くようになったほどである。

それ以外に受けた講座・コンテンツ

 第一志望校対策演習講座、東大本番レベル模試、担任・担任助手のヘルプ、チームミーティング、ホームルーム。
 東進の東大本番レベル模試は、返却が圧倒的に早く、復習に便利。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験の結果は最後には運だ。受験中、そして受験を終えたあとに強く感じた。本番では得意な英語と数学で失敗してしまった。主な得点源で失点しつつも合格できたのは、幸運であったとしか言いようがない。素晴らしい努力家やいわゆる天才を除き、日々の努力は合格可能性を少しずつ高めるという形で報われるのであって、合格自体を直接手繰り寄せてくれるわけではない。合格を掴み取れるのは受験当日のみだ。「人事を尽くし」、且つ「天命を待つ」覚悟がいる。