■センター試験得点 846点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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日本史 |
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開示得点 |
92 |
+ |
30 |
+ |
70 |
+ |
45 |
+ |
49 |
=286/440点 |
自己採点 |
85 |
+ |
30 |
+ |
60 |
+ |
45 |
+ |
30 |
=250/440点 |
■受験した感触・・・ 古漢と数学で大失敗したが、2日目は出来たのでたぶん大丈夫。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
A |
文科一類 |
A |
文科一類 |
A |
文科一類 |
A |
優先順位を誤らないように
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私が東大受験を本格的に意識し始めたのは、高1の夏でした。英数に関しては早くからコツコツと学習を進めていたつもりだったので、「自分は先行逃げ切り型だ」と高を括り、かなりの余裕を持って受験勉強を進めていました。ところがいざ受験期になると、「自分にはまだあれが足りない、これも足りない……」といった不安に苛まれるようになり、この不安が解消されることは最後までありませんでした。振り返ってみると、この不安の根底には、私が受験勉強を進める中で犯してきた「優先順位の誤り」があったのだろう、と考えるようになりました。そこで本体験記では、私の失敗を曝け出し反面教師にしていただくことに主眼を置くこととします。
模試の活用法について
一般的に言われているように、模試は受け終わった後、すなわち復習が最も重要です。ところが受験生の私は、A判定を取ることで満足してしまい、さらには「模試の復習をしなくても自分で学習を進めていれば問題ない」と思い込み、模試の復習をほぼしたことが無いまま高3の期間を過ごしてしまいました。
このことについて最初に危機感を持ったのは、11月、12月と共通テストが近づいてきたにもかかわらず、共通テスト模試の成績が一向に上がらなかったときです。このせいで私は、共通テスト直前期はひたすら共通テスト対策に追われ、結果的に共通テストボケが抜けるのにも時間を要してしまいました。普段の模試から復習を怠らず、苦手を潰すような意識で臨んでいれば、このような事態を招くことなく、共通テスト直前期も二次をある程度見据えた時間の使い方ができていたと思います。
そして模試にかかわる怠惰は、二次試験直前期に精神的な重荷となって私にのしかかってきました。東大本番レベル模試など東大型の模試は、東大受験生なら多くが受けているはずです。もしその模試で出された内容が本番で問われた場合、しっかり模試の復習をしてきた受験生と私との差は広がるでしょう。そのことが私にとっては不安でならず、受験当日も度々その考えに襲われました。直前期、特に地歴においては、学習すればするほど分からないことが出てきて、ストレスが溜まり続けます。その中で、「やれることは全てやってきた」という自信が本番のパフォーマンスを左右することは間違いないです。模試の復習が完璧になっていることは、その自信を何倍にもしてくれるでしょう。
苦手科目について
東大受験において重要とされていることの一つに、「苦手科目を作らない」ことがあります。実際には苦手科目があっても受かる人はいますが、直前期の精神衛生上良くないので、早いうちから苦手科目を潰す努力は最低限した方が良いと思います。
私の場合、数学と日本史が苦手だという自覚があり、数学については早いうちから弱点を把握し、苦手ながらも点を取りに行くという戦略で学習を進めてきたため、不安の種になることはありませんでした。ところが日本史に関しては、世界史の学習に没頭するあまり、高3の8月まで放置してしまい、基本的な用語の理解すら不確かで、あやふやな状況でした。山中裕典先生の講座のおかげでかなり挽回したものの、最後まで安定することはなく、不安を抱えたまま本番に突入することになりました。
苦手科目がどうしても無くならないのは仕方がないです。しかしながら、苦手をなくすような努力を通じて自らの限界を知り、本番での得点がある程度計算できるようになった状態で、本番を迎える準備を進めることが重要だと感じました。そのためには、一つの教科に偏らず、早期に二次で要求される全ての科目の学習を行うことを優先するべきでした。
■東進東大特進コースについて
受講講座
私は、現代文、古文、日本史を主に受講しました。どれも私の東大合格には不可欠であったと言えます。
林修先生の現代文の講座では、感覚に頼りがちである現代文において、普遍的に通用する手法を学ぶことができました。最後の最後まで、とても優秀な生徒とはいえませんでしたが、現代文で大失敗することは無いだろうという確固たる自信を付けることができました。
古文の栗原隆先生の講座では、古文の文体ごとにどのように読めばよいか、特に古文をカタチで捉える手法を学ぶことができました。それまで古文を感覚で解いており、得点が安定していなかった私にとっては、毎回の講義が新鮮で楽しかったです。
日本史に関しては、山中先生が私の救世主となってくださいました。一部で囁かれる、「東大日本史に知識はいらない」という妄言を信じた結果、東大本番レベル模試で日本史5点という記録をたたき出してしまい意気消沈していた私に、東大日本史こそ知識が重要であること、正しい知識の身に着け方、そして東大日本史の独特な問題の攻略法を、丁寧に教えて下さり、模試でも最高48点を記録することができました。
東大本番レベル模試
東大本番レベル模試の特長としては、返却が早いことはもちろんなのですが、私が強調したいのは、「解説が丁寧であること」です。これは二次試験直前期、溜まりに溜まった東大本番レベル模試の復習に追われていた私自身が実感したことで、特に地歴に関して、関連事項の解説まで丁寧になされており、単なる模試の復習にとどまらず、受験で必要な事項を幅広く身に付けることができるものでした。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
私が受験を終えて思うのは、受験は他の受験生との戦いであるというより、自分との戦いであるということです。私の場合は、怠惰な自分自身との戦いでした。そして、結果がどうであれ、受験勉強の過程で後悔を残したか否かによって、その後の心の持ちようは大きく変わるでしょう。これから受験を控える方々には、ぜひ受験後の自分自身を見据えて、後悔の無いように人生で一度しかない受験生としての日々を有意義なものとしてほしいです。