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東京都 都立 日比谷高等学校 卒
東京大学 理科二類

中村 尊さん

■センター試験得点 716点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 84 49 32 30 41 =236/440点
自己採点 85 40 30 23 41 =219/440点

■受験した感触・・・ 最悪の出来。でもやれることはやった。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 A

あなたが正しいと思った方法で

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

苦手科目の克服

 「高2までに国数英をかためよう」といった話はよく聞くかと思います。私はそれを信じて理科は高3に入るまで塾に行かずにいましたが、高3に進級してやっと化学が弱点であることが判明しました。しかし、このままではまずいという危機感は絶やすことなく、自身のレベルに見合うと思った課題・問題集を誰よりも多くこなすようにしました。おかげで試験では、平均点かそれより上の点数を安定してとるようになっていました。二次試験の本番も、化学が克服できていなかったら確実に不合格でした。
 私がこの二つの体験から伝えたいことは、「塾へ通わないと落ちるよ」では決してありません。先輩や先生から受ける勉強のアドバイスは参考になることは確かですが、必ずしも自分に合うとは限りません。例えば私は友達が作っているまとめノートを見て憧れ、何度も作ろうとしましたが、5ページ以上続いたことは一度もありませんでした。みなさんが正しいと思う方法を模索しつづけ、その方法で進められれば良いと私は思います。

科目別の学習アドバイス

  • 現代文

林修先生の授業とその復習が有効だと思います。復習の際は、自身の答案をベースにし、どの表現を改善できたか、何が足りていなかったかを考えてみてください。

  • 古典

古文の助詞・助動詞と漢文の句法は高1の秋ごろまでに、漢文の用字は高2の冬ごろまでに覚えました。古典常識は参考書に載っている表面的な知識だけでは使い物にならないですし何より覚えていてつまらないですから、自分なりに深く調べてみることをお勧めします。

  • 数学

基本的な計算方法や定理の使い方に慣れたら次は典型問題の解法を定着させましょう。問題集は何でもいいので1冊を完璧にしましょう。これで大半の模試には太刀打ちできますが、東大数学はそうもいきません。最後は定着した解法を整理し、それらをどう組み合わせるかを自分の頭で考える練習をひたすら繰り返すことになります。一つの分野いにとらわれず広い視野をもち、さらに具体化・検算を怠らないことが上達のカギかと思います。

  • 物理

典型的な問題へのアプローチを定着させれば、どのような問題もその中に落とし込むだけです。問題文を慎重に読む習慣をつけると、物理でありがちな序盤からの連鎖ミスをふせぐことができ、点数も安定します。

  • 化学

理論化学は情報の整理が命です。化学が苦手だと思う人ほど図を描くことをお勧めします。無機化学は資料集を活用すると、実験の操作や物質の色がはるかに覚えやすいです。有機化学は本格的に問題を解き始めるまでの基本事項の暗記がなかなか大変ですが、それを超えて構造式が当てられるようになると本当に楽しいです。

■東進東大特進コースについて

現代文

 東大特進コースでは林修先生の現代文の授業を受講しました。数学や理科の学習で忙しかった私にとって授業の頻度は丁度よく、かつ内容もかなり濃密でした。現代文は自己採点を行うことが難しい教科であり、添削をしていただけたことが良かったと思う点です。林修先生の授業は、解答へのアプローチと採点基準がとても明瞭であったことが印象的でした。現代文が苦手な私であっても、決まったアプローチに則って、論理的に読み進めていけば、大減点を免れる答案は必ず作ることができると学びました。現代文の解法を確立させ、点数を安定させられたのは林修先生の授業のおかげだと感じています。

東大本番レベル模試

 東大本番レベル模試は第3回のみ受験しました。採点がとても速く、問題の記憶が鮮明なうちに誤った箇所・分からなかった箇所の復習を行えたことが良い点だと感じました。特に数学・英語に関しては、細かい減点がされている部分を注意深く見直し、本番で1点でも多く点を稼ぐにはどのように答案を作成する必要があるかを考えました。

スタッフの方

 東大特進のスタッフの方には、定期的に電話で相談を受けていただきました。勉強面で不安なことや、学校生活の相談に乗ってくださり、大変心強かったです。

東進アプリ

 教材が不足していた私にとって東進のリスニングアプリはとても役立ちました。共通テスト用と二次試験用の音声がどちらもダウンロードでき、直前期は毎日英語に触れることで耳をならしました。おかげで本番のリスニングはすべて正解していました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 何かしらの理由で勉強がつらくなる時期は誰にでも訪れるのではないかと思います。しかし、そこで無心になって、あるいは自分を奮い立たせて勉強を継続できる人は、本番でも強いと思います。皆さんも心を強くして、努力を重ねてください。耐えきれないときは話を聞いてくれる人がそばにいるはずですから、頼ることを恐れないでください。それも心の強さです。