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茨城県 私立 江戸川学園取手高等学校 卒
東京大学 理科二類

森田 倫太郎さん

■センター試験得点 点/900点

■センター試験得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 79 42 40 34 31 =226/440点
自己採点 85 45 45 30 25 =230/440点

■受験した感触・・・ 合格率20%くらいかな…… 私に東大は無理だった(泣)。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 D 理科二類 B 理科二類 C 理科二類 B

自分のペースで

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

うまくいったこと

 私は受験勉強をいつ始めたのか?と聞かれても具体的に答えることができません。高1の時、何となく東大を目指すと決め、何となく勉強していました。高2になっても、本格的に受験勉強を始めよう、と意気込むのですが、3日坊主で終わってしまいます。しかし、早い段階から模試を意識して勉強していました。模試に向けての準備、受験、自己分析を重ねるうちに自分の弱点克服につながります。高1、高2のうちは受ける模試の度に高得点を目指して勉強するのが良いと思います。高3夏までには傾向を把握していました。早いうちから学習指針を決めておくことをお勧めします。私は睡眠時間はしっかりとっていました。高3の間も7時間~9時間を確保していました。そのおかげで集中力を維持することができたと思います。
 コロナ禍で学校が休校になっていたとき、自宅学習がうまくいきました。あの頃は1日10時間学習を目標に英数国理の基礎を固めていました。基礎固めがあってこそ、成績を伸ばすことが出来ました。また、自分が楽しいと思える勉強しかしませんでした。嫌々勉強しても伸びないと思うからです。自分なりに楽しく受験勉強をしていたのもよかったです。

うまくいかなかったこと

  • 共通テスト 本番と模試で傾向が全く違いました。私はそれに焦ってしまいました。傾向にとらわれずに勉強するべきでした。

科目ごとアドバイス ( )内は本番の自己採点の点数

  • 英語 英単語と文法を同時に固め、例文暗唱し、長文演習をしました。1Aについては結局できるようになりませんでした。要約は国語的に難しいです(6/10くらい)。1Bについては満点を目指して勉強していましたが、本番はうまくいきませんでした(8/12)。空欄補充は簡単なようで難しいです。1問ミス位を目指しましょう。2の英作文は点取り問題です。私は例文暗唱をしてから模試で安定して8割~満点でした。本番でもそのくらいとれたと思います。英作文対策は大事です。3のリスニングは私にとって1番の苦手分野でした。本番もよく聞こえず半分くらい勘でした(16/30)。私みたいに安定しない人は後回しでもいいと思います。4Aは様々なパターンがあります。今年は正誤問題が記号で出題されました。ここに時間をかけるのは得策ではないと思います。深読みしすぎると逆にはずしますので。私は本番あまりとれませんでした(2/5)。4Bの和訳問題ですが、私は点取り問題だと思います(年によりますが)。細かいミスがないようにしましょう。直訳でいいと思います(13/15くらい)。5の小説については、読みやすい年と読みにくい年があります。私は2020年のような主人公が少女の文章が苦手でした。今年の文章は読みやすく、その点運が良かった、としか言えません。空欄補充は満点、説明問題は半分を目指しましょう。かける時間は25分くらいが良いと思います(15/22)。東大英語は時間が厳しいと言われますが、余分なところを読まず、効率的に進めれば時間内に終わります。自分なりに過去問を用いて解き方を検討するのが良いと思います。
  • 数学 安定しない科目です。模試では2~3完出来ていたのですが、本番は0完でした。0完でも合格できたのは部分点のおかげだと思います。普段から、答案に粘り強く何かわかったことを書く習慣を付けましょう。
  • 化学 教科書をしっかり読みましょう。それだけで半分は取れるようになります。化学は量に比例するので、出来るだけ多くの問題を解いたほうがよいです。

■東進東大特進コースについて

 自宅受講もでき、特にコロナ禍で休校になったときは本当に役立ちました。私は高3春から東大特進コースに入りました。東大特進コースでは東大合格に向けたカリキュラムが充実しており、魅力的です。自分が重点的に伸ばしたい教科を『プレ講座』から取り続けるのが良いと思います。私は『プレ講座』だけはライブで受けましたが、自分としては映像のほうが合っていたため、それ以降は映像で受けました。
 数学の長岡恭史先生、化学の大西哲男先生、現代文の林修先生にお世話になりました。
 特に大西哲男先生の東大化学が良かったです。テキストには昔の東大の過去問がたくさん載っており、予習としてそれを出来るだけ進め、先生の講義を聞いていました。東大合格のために必要十分な演習を積めました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験期は、「あれもできていない。これもできていない」とパニックになってしまうかもしれません。または、「あの人は自分よりレベルの高い参考書をやっている」などと人と比べて悲観するかもしれません。そんな時は自分は自分なりの方法で受かるんだ、と思ってみてください。どんな努力量でも受かる人もいれば落ちる人もいます。結局、やってみなければわかりません。あと、最後まであきらめないでください。1日目の数学が駄目でも2日目何とか点をかき集めましょう。これを読んでくれたみんなが合格することを祈っています。