■センター試験得点 813点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
93 |
+ |
48 |
+ |
35 |
+ |
43 |
+ |
28 |
=247/440点 |
自己採点 |
90 |
+ |
50 |
+ |
40 |
+ |
40 |
+ |
25 |
=245/440点 |
■受験した感触・・・ 全体的に分量が多く、苦戦した。特に数学と化学では、時間が足りずに解ききれない問題が多く残ってしまった点で、屈辱的な試験であった。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科二類 |
A |
理科二類 |
A |
理科二類 |
A |
理科二類 |
A |
勉強するフリやめたら東大理Ⅱ受かった
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
あなたが昨日覚えた英単語は何ですか?1年前の春、この質問に私はとっさに答えることができませんでした。あんなに勉強したはずなのに。頭に浮かぶのは、昨日の勉強時間である10時間と単語帳の表紙ばかりで、肝心の英単語は1つも出てきませんでした。
私は何も覚えていませんでした。私は勉強するフリをしていました。私は10時間、椅子に座っていただけで、腰を痛めるくらいなら便座で用を足した方がまだマシでした。
自分が勉強するフリをしていただけの自称努力家であったことに気づいたとき、私は愕然としました。昨日勉強したことすら思い出せないほどに、私の勉強法は非効率で無意味でした。私は効率的な勉強法を探しはじめました。効率的な勉強法とは、昨日勉強したことを今日も思い出せる勉強法のことです。模索の末、私はついに効率的な勉強法にたどり着きました。
英語では、音声つきの教材を用いて、音読を10回繰り返す。数学では、方程式が解をもつ=グラフが交点を持つ といったように、同値変形に集中する。現代文では、読んだ文章を100字で要約する。物理では、まずF=maに代入し、次に他の公式に代入する。化学では、水酸化ナトリウム水溶液=加水分解 といったように、問題文を言い換える。古文では、さかし=賢し といったように、知らない単語は漢字に直す。これらの勉強法は非常に効果的で、今日(3/16)の私は、夏休みに勉強したことでも思い出すことができます。
成績は着実に向上し、1月の「最終東大本番レベル模試」では理科二類志望で全国1位をとり、本番の試験では少し苦戦したものの、無事合格しました。勉強するフリをやめることができて本当に良かったと思います。
私の合格は一発逆転合格ではありません。元々成績が優秀な状態から更に成績を伸ばしたことによる、「そのまんま合格」です。東大を目指す人は元々成績優秀な人が大半です。しかしそうした優秀な人たちの中には、高校2年生までの勉強法に執着し、自分が勉強するフリをしていることに気づくことなく、参考書と勉強時間ばかりやたら多くて昨日勉強したことすら思い出せない残念な人たちもいます。そうした人は9月頃に徐々に没落していきます。成績が優秀な人こそ、昨日覚えた英単語を思い出してください。もし思い出せないなら、あなたは勉強するフリをしています。今までの勉強法を大胆に変えてください。勉強するフリを止めてください。
先取り学習についてですが、私は中学生のころは英語の本ばかり読み、高校1年生の冬に数Ⅲを終わらせ、高校2年生の夏に物理の全単元を終わらせ、高校3年生の春に化学の全単元を終わらせ、高校3年生の夏休みに現代文を1週間集中して勉強し、9月から社会を本格的に勉強しました。
部活は弓道部ですが、そこまで忙しい部活ではないので、勉強との両立は容易でした。
最後に、私が東京大学理科二類を志望した理由ですが、学歴の一言につきます。私は農業のある分野を研究をしていますが、この分野はどうも知名度が低いので、研究者としての発言権や注目を得るためには学歴が必要でした。東大を目指した時期は高校1年生です。将来の希望の職業は、今の趣味でもある農業研究職です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
■東進東大特進コースについて
青木純二先生の授業は、論理学に基づき同値変形を多用することで有名な、素晴らしい授業です。問題の意味を考え、同値変形を用いながら代数的記号を図形的表現へと「翻訳する」ことで、解法を「自然と」導き出す先生のスタイルに深く感銘を受けました。
苑田尚之先生の授業は、シンプルそのものです。運動方程式、運動量方程式、エネルギー方程式、回路方程式(電圧降下)、回路方程式(電流)、熱力学第一方程式、干渉方程式 を基盤として、現象理解と立式を進める講義は単純明快です。大学数学を含む高度な数学的表現が難解なのですが、担任助手の方に相談することで解決しました。
林修先生の授業は、対比や類比、因果関係など、文章全体のフレームを明確にすることで、文章を俯瞰的に捉えるようになります。
「東大本番レベル模試」は、本番とほぼ同じレベルの問題を緊張感のある状況で解くので、受験本番の良い練習となりました。模試そのものの復習も学ぶことが多く、普段の学習にも役立ちました。「過去問演習講座」のおかげで、高校3年生の夏から積極的に過去問演習を進めることができ、他の受験生と差をつけることができました。
私が特に気に入ったのは、「志望校別単元ジャンル演習」です。苦手単元を徹底的に学習することで、知識の定着化をはかることができました。非常に分量が多いのですが、ちょうどいいレベルなので順調に進めることができ、比較的短時間で演習を積むことができました。この時の圧倒的演習量が大幅に学力を伸ばしたのだと思います。
AI予測問題演習では、2年分の東大二次試験予想問題を解くことができたので、直前期の学習に非常に有効でした。特に時間配分をする上で非常に良い練習となりました。
東進のスタッフの方々は書ききれないくらい色々なところで学習環境を整えてくれました。彼らの支えがあったからこそ、学習のモチベーションは衰えることなく、安定して勉強を続けていくことができたのだと思います。東大特進スタッフの方々も、向こうから電話をかけて励ましてくれたことは、私に大きな安心感をもたらしました。
東進のサービスは全体的に非常に充実していると思います。この塾を選んだことに悔いはありません。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
私の合格は一発逆転合格ではありません。もともと成績が優秀な状態から、更に成績を伸ばすことで実現した「そのまんま合格です」。ただし、勉強法はそのままではなく、高校三年生の春にそれまでの勉強法を大幅に見直し、勉強効率を向上させました。東大を目指す方の多くは、元々成績優秀な方が大半です。今までの勉強法に自信があると思いますが、大胆に勉強法を変えることも選択肢の一つだと思います。