■センター試験得点 780点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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化学 |
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生物 |
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開示得点 |
69 |
+ |
48 |
+ |
42 |
+ |
36 |
+ |
32 |
=227/440点 |
■受験した感触・・・ 絶対落ちた。東大さようなら。夢を見させてくれてありがとう。楽しかった受験生活をありがとう。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科二類 |
A |
理科二類 |
A |
理科二類 |
C |
理科二類 |
B |
学習の履歴
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
東大を目指した理由
私は中学生の頃に勉強がとても苦手で、全教科の総合偏差値は40台だったことが多く、学年順位も160人中100番台を何回か取ったことがあり、過去最低偏差値は29.8でした。東大に合格する人は最初から成績が良い人たちばかりで、自分は東大とは無縁だと思っていました。中でも数学が一番の苦手で、学校の定期テストで平均点を超えたことすらありませんでした。中2の後半から、このままではいけないと危機感を感じて、数学を猛勉強し始めました。そこから半年後の中3の定期テストで、驚いたことに、学年トップになることができたのです。私の学校からは毎年2〜4人程度が東大に合格していることを考えて、数学と同じように全科目頑張って、学年トップになれば、自分ももしかしたら東大に行けるかもしれないと錯覚をしたのがきっかけです。それからは「絶対に東大に行ってやる!」という気持ちで受験勉強を本格的に始めました。
受験生活
- 中3 数学の先取りを始めました。授業を観てからその範囲の問題集を解くことを繰り返しました。まずは簡単な問題集から始め、徐々に難しい問題集に挑戦していきました。今まで数学は苦手で嫌いだったにも関わらず、どんどん先取りをして勉強していくと、数学の面白さにだんだん気づき始めて、定期テストの前でも数学の先取りの勉強をするほど、数学の勉強にハマりました。新しい知識を知れば知るほど数学が楽しいと感じたのです。ただ中3の頃は数学以外あまり勉強していなかったので、模試の全体的な偏差値は低いままでした。
- 高1 ちょうどコロナが流行し、高1の最初の2ヶ月間は休校していました。その時はオンライン授業の体制も整っていなかったので、多くの人は勉強に遅れをとっていた時期でした。世間の同世代の人も勉強があまりできていないだろうと思って、「この時期に差をつけたい!」と思って、休校中は毎日10時間くらい勉強していました。この時期から数学以外の勉強も本格的に始めるようにして全教科の先取りを始めました。数学と同じように授業を観てから問題集で演習するのを繰り返すようにしていったことで、高校は好スタートを切ることができました。とは言うものの、高1での東大の判定はほとんどEで、高1から高2になる直前の2月に始めて判定がDになったくらいです。高1の最初の模試では他の国立と私立の判定も全てEでした。
- 高2 学校での成績が一番上がった時期でした。中3から高1と同じように勉強をして、徐々にレベルを上げていき、模試の校内の全科目総合順位も1〜3位を取れるようになりました。総合順位はそれまで2桁だったので、初めて1桁になった時はとても嬉しかったです。高2から高3になる直前の2月には初めて東大B判定が取れました。また、高2の時に夏と秋に一回ずつ東大模試を受けましたが、もちろんどちらもE判定で、初めて受けた東大模試では問題が暗号のように見えてしまい、長いリード文を読んでも意味が全く分からず、頭が真っ白になったのを覚えています。特に私は生物選択だったのでリード文の長さには驚き、リード文を読むだけでかなり時間がかかってしまいました。参考までにその時の成績は英語37点、数学33点、国語31点、化学16点、生物13点でした。この時、「自分の勉強はこんなにも東大に通用しないのか」と東大の難しさを改めて実感しました。高2の段階では学校での定期テストや模試での成績は大きく上がりましたが、東大模試での成績は伸び悩みました。東進の「東大入試同日体験受験」でもE判定だったので、高2の夏から高2の終わりまで東大模試で成績が上がっていないことになります。成績が伸び悩み、あと1年で成績を上げて東大に合格できるのだろうかとかなり不安になりました。この時、週5の剣道部と勉強を両立するべく、毎朝2時間家で勉強してから学校に行っていました。
- 高3 高2から高3になる春休みから東進の招待講習に申し込み、入学後、毎日東進に通って勉強していました。その時には全教科の先取りも終了していて、全科目応用〜実戦レベルには達していたので、春休みから過去問演習に取り掛かりました。過去問演習をしていくと、東大の長いリード文にもだんだん読み慣れていき、東大の出題形式にも少しずつ慣れていきました。そして、6月の東進の「東大本番レベル模試」でA判定を取ることができ、過去問演習をしてから成績が大きく上がったのです。その時に、過去問演習が本当に大切なのだと実感しました。東大模試の成績が伸び悩んでいる人は、過去問演習をしっかりやることをお勧めします。過去問は数学40年分、化学と生物は25年分、国語と外国語は10年分ずつ解きました。化学と生物は25年分やった後は11月から東大模試の過去問を解いていました。特に東大の理科は時間が足りないことが多いですが、150分で2科目解く練習を繰り返すと徐々に問題の処理スピードが上がり、直前期には10分くらい余るようにもなりました。それでも10月の模試では大きく成績が下がってしまい、モチベーションが下がってしまいましたが、辛くても勉強し続けました。
受験本番
- 共通テスト 苦手な科目は9月から、得意な科目は11月くらいから少しずつ始めました。直前の2週間前からは二次の勉強には全く触れず、共通テストだけに集中しました。それでも共通テスト本番は9割に届かず、かなり失敗をしてしまい、共テ利用の私立もギリギリでの合格だったので、「二次で逆転しなければ!」と思い、共テ後は二次の対策に力を入れました。
- 二次試験本番 初日の数学が全くできなくて、2日目の試験に行きたくないと思いました。それでも2日とも友達と待ち合わせをしていたため行かないわけにはいかず、なんとか2日目も試験を受けに行くことができました。そうは言っても、化学と生物が全くできなくて、1日目の失敗を2日目で取り返そうと意気込んでいただけに、試験中には涙が出てきてしまって、試験の後にはずっと泣いていました。最後の外国語もイマイチだったので、絶対に落ちたとしか思わず、帰りの電車の中では必死に涙を堪えていました。
■東進東大特進コースについて
東大特進について
私は先輩の紹介で高2から高3になる春休みから東大特進コースを利用していました。東大に特化した授業や教材で、質が非常に高く、何度も復習することで力がつきます。ずっとオンラインで受講していましたが、分からなかった箇所は何度も見返して復習するようにしていました。特におすすめしたい講座が青木純二先生の「数学の真髄」です。数学の根本的な考え方の部分を教えてくれるので、初見問題に出会った時にどのように考えて手をつければ良いのかが分かるようになって、東大模試での数学の成績が大きく上がりました。また答案の書き方や部分点の取り方など、本番で点数を取る方法が身につくので、ぜひ受講してみてください。
東大本番レベル模試
年に4回行われているため、直前期での現在の立ち位置を知ることができます。返却が早く、解説授業や採点基準も受験後すぐに見ることができるので、すぐに復習することができ、次の模試に繋げることができました。
担任助手
週1回のチームミーティングでは学習面や生活面での不安を解消できました。勉強以外の話もしやすく、特に受験直前はかなり気持ちが落ち着きました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
現時点での成績なんて関係ありません。勝手に自分の限界を定めずに大きな目標に向かって頑張ってください。大きな目標ほど、道中には壁や落とし穴がたくさん待ち受けています。それらを一つ一つ乗り越え、どんなに辛くてもやめたいと思っても継続し続ければ、結果は自ずとついてきます。入試を終えて、今まで多くの人に支えられてもらったのだと実感しました。今まで支えてくれた全ての人に感謝したいです。この合格体験記を読んでくれているそこの君!東大で待っているからね!