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福岡県 私立 久留米大学附設高等学校 卒
東京大学 理科二類

山冨 隼大さん

■センター試験得点 816点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 64 96 32 47 35 =274/440点
自己採点 70 50 30 45 25 =220/440点

■受験した感触・・・ 確実にここ数年より難化した。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 B 理科二類 A 理科二類 A 理科二類 A

自分のペースで偏りのない勉強を

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東京大学を志望した理由は、行きたい学部が決まってなかったからです。強いて言えば物理学と薬学に興味があったので理科二類にしました。物理化学地理選択という理系の典型的な人です。少しでも私の経験が皆さんの役に立てば嬉しいです。

共通テスト

 はっきり言ってほとんど対策してません。まともに対策したのは地理くらいです。私は高校から配布される過去問や模試の問題を解く以外は特に参考書も買ってません。東大を意識して勉強している人はきっと共通テストも取れるはずです。配点が低いのであまり重視しなくてもいいと思います(でも基礎ができてなくて共通テスト低い人は苦労しそう)。

併願校

 東大の他には防衛医科大学校と慶應義塾大学の医学部を受けました。後期は出願してません。受かったらいいなくらいの気持ちで受けたけど二次試験の面接まで行きました。どっちも2年分くらい過去問解いただけです。ただ個人的に絶対浪人したくないと思ってたので東大受験の時点で防医正規合格してたのは心理的に良かったです。

前期試験(東京大学)

 高校での特講・東進の「過去問演習講座」を中心に、問題を解いて復習を繰り返してました。模試は出来るだけ受けました。昨年より明らかに難しい試験ばっかりでしたが、実際の本番と変わらないくらいの難易度に感じました。ここからは教科別に勉強方法などをまとめたいと思います。
  • 英語……東大対策に一番の教材は東大の過去問です。高校の先生に言われた勉強法ですが、本文を何回でも精読し、熟語やイディオムを覚えるのが私には合っていました。特に単語帳の暗記などはしてません。
  • 数学……好きな教科であるゆえに先取りして学習し、他大学の過去問も解き漁ってました。東大のために、というより数学力を落とさないために演習を続けていた感じです。
  • 国語……「東大入試同日体験受験」ではボロボロ、点が取れ始めると半分程度で安定しました。はっきり言うと苦手科目でしたが、国語のためにある程度の勉強時間を確保していました。
  • 理科……「ハイレベル物理・化学」(または同レベルの教材)をやってから共通テスト・二次試験ともに点数が上がりました。第1に基礎、第2に演習、あとは繰り返すしかないです。

受験全体を通して

 本格的に受験勉強を意識し始めたのは、高3の春の文化祭終了後からです。勉強するときに気をつけていたことは二つあって、一つ目はマイペースにやること。人それぞれ自分に合ったやり方があると思うけど、私は時間に縛られたくなかったので最低2~3時間と決め、その日の気分でプラスで勉強してました。模試の成績が良かったこともあり、勉強を苦痛に感じたことはないです。二つ目はまんべんなく全教科取り組むことです。共通テスト直前期は地理に全振りでしたが、ほぼ毎日全教科触ってました。英文を10分読むだけでも変わると思います。最後になりますが、体調管理はほんとに大事です。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 物理と化学はハイレベルを取りました。物理は力学と電磁気学です。苑田尚之先生(物理)は、基本から発展問題まで対応できるような、本質的な理解が得られるのがとても良いです。高校物理ではなく物理学の基礎を学べる場はほとんどないと思うのでおすすめです。鎌田真彰先生(化学)は、基本的な内容が中心だけど教科書より数歩進んでて、知識がどんどん増えます。一見専門的な内容でも様々な場面で応用できます。
 「過去問演習講座」は残念ながら全年分は解かなかったけど添削してくれるのはありがたかったです。特に解説授業があるのがとても良かった。

東大本番レベル模試

 他の模試と比べて相当返却が速いです。問題のレベルも本番並みで、実際の入試の雰囲気で受験できるのも良い練習になりました。設問別に分析して弱点を教えてくれるのも役に立ちました。

その他

 担任の先生が、私の成績や学力を把握した上で、私のスタイルを尊重しながらアドバイスしたり励ましたりしてくれました。同じ高校で同じ東京大学志望の人も通っており、東進でも切磋琢磨できる環境があって良かったです。友人と互いにわからないことを教えあったり考えたりすることもあり、家庭より勉強に集中できたような気がします。また、高校の試験前などでも自習室として静かな空間が得られるのもメリットの一つだと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は、模試の判定が良かったこと、自分のペースで勉強できたこと、共通テストで9割取れたこと、滑り止めの大学に受かったこと、などうまくいった方なので受験中特に辛い思いはしませんでしたが、それでも合格発表までは不安でした。
 自分に合った勉強法を見つけ、小さな目標を積み重ねながら、最後に合格できるよう勉強を楽しんでください!