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長野県 県立 屋代高等学校 卒
東京大学 理科二類

中山 新さん

■センター試験得点 760点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点
自己採点 88 50 51 15 36 =240/440点

■受験した感触・・・ 数学と物理の出来なさに浪人を覚悟。自己採点は合格発表後に雰囲気でつけました。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 D 理科一類 B 理科一類 C 理科二類 C

地方勢の第一歩は正しい情報を集めることにある

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は地方の公立中高一貫校に通っていました。この合格体験記を通じて、私のような地方の受験生に少しでも役に立つ情報を伝えられたら幸いです。

東大の志望動機

 私が東大受験を意識し始めたのは中3の頃でした。私は地方のレベルでは所謂地頭のいい人間だったので、特に学校の授業以外で勉強することなく、各種模試では県内トップクラスの成績をとり続けており、ちゃんと努力すれば自分は日本で最もレベルが高いとされる東大に行けるだろうと漠然と考えていました。しかし、やはり東大はそんな甘い気持ちで合格できる大学ではないことを「東大本番レベル模試」などの受験者のレベルが高い模試を受けたことで思い知り、高3の夏ごろからエンジンをかけ始め、秋、冬にかけて猛勉強をするようになりましたまた、不思議なことに、東大は一度入学を志すとなかなか志望校を他大学に変えられない「呪い」にかかる人のことを自分を含めよく見るので覚悟をもって目指したほうがいいですよ(笑)。

各教科の勉強について

 勉強方法は人の真似をするのではなく、自分の現在の実力や適性に合わせて最大の効果が見込めるオリジナルの方法を作り出すようにしてください。前述のとおり私は本格的に勉強を始めた時期がとても遅かったので、合格点を取るために各教科の点数を常に逆算して勉強するようにしていました(すべて林修先生が言っていることの受け売りですが……笑)。
  • 英語

最も苦手な科目でした。高2まで積極的に取り組んでいなかったため、英文法、英単語などの英語の基礎となる部分から知識が抜け落ちていました。そこで私はすべての分野に共通して役立つ単語を最優先し、一冊で済ませられる単語帳を2周し、以降は付箋で目印をつけた単語だけを周回するようにしました。また、長文を読むときには単語帳を辞書代わりに使い、より記憶が定着するように努めました。東大で文法問題といえば4Aですが、他の受験生もあまり取れない部分なので私は捨てました。問題を解く順番は直前期まで悩み、最終的には4B→1A→2B→3→2A→1B→5→(4A)の順番で解くことにしました。私はリスニングの問い読みに10分かけていたのでこの順番がマッチしました。皆さんも自分に合った順番を見つけてください。

  • 数学

東進の「高等学校対応数学」を受講し、高1までに数学Ⅲまでの勉強を終わらせました。その時点で「共通テスト本番レベル模試」の数学の点数は90~100で安定していたので、所謂網羅系参考書は使わずにいきなり青木純二先生の「数学の真髄」シリーズを受講しました。「基本原理追究編」修了後に東大の過去問や難易度の高い問題集に取り組みました。数学で最重要ともいえる論理的思考力は他の教科にも良い影響を及ぼすことばかりなので、数学、特に論理から逃れた学習計画だけはお勧めできません。

  • 理科(物理/化学)

苑田尚之先生の「ハイレベル物理」と鎌田真彰先生の「ハイレベル化学」を受講し、先取り学習をしました。これらの講座はかなりの時間をかけて受講しました。

  • 国語

現代文は東大特進コースの林修先生の講座である「東大現代文」を高2から受講しました。高3になる段階で既に現代文にはかなりの自信があったので、講座受講や演習の優先度は最も低く設定しました。古典は古文単語だけ最低限学習し、東大模試の過去問を利用して学校での添削を月に2回程度受けていました。


 英語、数学、理科については各種の東大模試過去問を解くことで演習量をカバーしました。この時、必ず時間を正確に計って時間内で得点を最大化させる戦略を立てながら解く練習をすることを意識して取り組みました。

■東進東大特進コースについて

 東進に出会っていなかったら絶対に東大合格はつかめなかったと言えるほど、東進は私の実力を引き伸ばしてくれました。しかし、講座は情報を集めて自分で使い方を考えていく必要もありますので、体験受講などを利用するとよいでしょう。

東大特進コース

 東進とは東大特進の略称ではないのか?と思ってしまうほど最強のコースです。東大志望なら必ず入りましょう。近年はオンライン授業での開講も多いので、地方にも優しくなっています。

おすすめ講座

  • 現代文

林修先生の「東大現代文」(東大特進コース)です。

  • 数学

青木純二先生の「数学の真髄」を東大特進コースで高2から受講する、または通期講座の「数学の真髄―基本原理追究編―」を受講してから高3で東大特進コースの「数学の真髄」を受講するのがおすすめです。時間に余裕があれば長岡泰史先生の「数学ぐんぐん」も受講するともっと数学が得点源になると思います。

  • 物理

苑田尚之先生の講座はすべておすすめですが、特に物理初学者の場合は「数学の真髄」を受けてから受講しないと数式の理解が厳しくなる部分があると思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 地方の学生は自分の実力を過信しがちなものです。そんな時はTwitterで異次元の成績を取っている人を見つけて自分を奮い立たせましょう!受験勉強における一番の敵は「孤独」だと思います。自分の学校には東大志望が一人しかいないなんてことはよくあることです。それでも決して一人だけで頑張ろうとはせずにSNSで仲間を作ったり、東大特進のスタッフの方に連絡をとったりして自分のメンタルをうまく操りましょう!
 東大に合格すれば地方勢にとっては最高のイベントである合格祝勝会も待っています。これを読んだ地方の受験生がやる気を出して東大合格を勝ち取ってくれることを期待しています!