■センター試験得点 741点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
66 |
+ |
40 |
+ |
51 |
+ |
47 |
+ |
27 |
=231/440点 |
自己採点 |
75 |
+ |
20 |
+ |
40 |
+ |
20 |
+ |
20 |
=175/440点 |
■受験した感触・・・ 終わった。涙を必死に堪えていた。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
E |
理科一類 |
C |
理科一類 |
C |
理科一類 |
E |
主人公はオレだ!
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
はじめに
私が東大に合格した理由はズバリ、「絶対に最後まで諦めないこと」です。秋の模試で偏差値45でも、東進の「最終東大本番レベル模試」でE判定でも、心が折れませんでした。以下、科目別に体験記を書きます。
現代文(普通)
林修先生の授業を一言一句逃さず聴きました。その日の夜に授業で扱った文章を先生が解説したポイントを意識しながら音読したところ成績が爆伸びしました。
古典(苦手)
一、二年生の頃は何もやっていませんでした。当然、文章が読めるはずもなく三年の春休みに大慌てで古文の助詞、助動詞と漢文の句法を覚えました。三年生になるとほとんどの時間を理系科目に割くことになるので三年生になる前にやっておけば良かったと後悔しています。
数学(苦手)
最後まで足を引っ張っていた科目です。一、二年生の頃は一応学校で配られた問題集をやっていました。三年生になって東大模試を受けるようになって初めて二年生までの数学が得意だと思い込んでいた自分の愚かさを知りました。受験数学というのは基本問題の解法を頭の中に飼っておき(これを飼い続けるだけで時間かかる)、飼っている基本問題を組み合わせて難しい問題に立ち向かうわけですがこの「組み合わせる」プロセスに思考力、応用力が試されます。基本問題は全て完璧にしているのを大前提としてそれらを正しい順序で積み上げてようやく難問が解けます。積み上げ方や積み上げるブロックの形状は様々ですから当然別解も生まれてくるわけですがそれが普遍的に通ずるのか、その特定の問題だけにしか通用しないのかを考えながら演習をすることが重要です。つまり、一つの問題に対して長い時間をかけて(条件を変えたりして)対峙することで数学力は養われると思います。闇雲に問題を解き散らしたところで一定のレベルまでには到達できますがそれ以上は不可能でしょう。しかし、本番での極度の緊張の中、解法がパッと頭に浮かぶというのは至難の業なので、(特に直前期は)今まで自分がやってきた教材を見直すという意味で過去の問題を解き散らかすというのは有効と言えます。
英語(相対的に得意)
帰国子女ではありませんが父が職業柄英語が堪能なので英語に馴染むのに苦労はしませんでした。英語は言語なので短期間で上がるものではありません。毎日5分でもいいので触れ続けることが大切です(特にリスニング)。学年別に何をやっていたか書きます。
- 高一:父の影響でBBCをイキって毎朝聞いていた。当然、何を言っているのか分からなかった。
- 高二:BBCに飽きて聞くのをやめた。秋から学校の授業プリントを見直すようになった。
- 高三:東大型英語の演習を始めた。同時に大問別対策もした。最初のうちは時間制限が厳しいため間に合わないが夏頃には時間内に終わるようになった。リスニングがヤバいと感じたので参考書を二冊やってその音声を毎日2倍速で聴いていたら高一の時にちんぷんかんぷんだったBBCが分かるようになった。英語はとにかく毎日触れて馴染むことが大事なのでiPhoneの設定を全て英語にしたりするだけでだいぶ変わると思います。
物理(苦手→得意)
一、二年生の頃は苑田尚之先生の授業を復習もせずただただ眺めていただけでした。当然、実力はつくはずもなく「第3回東大本番レベル模試」ではまさかの5点を叩き出してしまいました。そこで、勇気を持って方針を一気に転換して体系的な物理の勉強ではなく公式の素早く正確な運用に重きを置いた勉強をし始めたら一気に成績が上がりました。受験物理に限って言えば私のやり方がコスパよく高得点を狙えると思います。もちろん、時間があれば体系的に根本から物理を学ぶのに越したことはないです。
化学(苦手→得意)
一、二年生の頃は何もせず学校の授業を聞いてるだけでした。東大模試で一桁台の点数を叩き出したところでようやく目が覚め、市販の参考書一冊を一ヶ月で仕上げたところ20点くらいは取れるようになったのであとは過去問と東大模試の過去問を50セットほどやったら40/60くらいで安定させることができました。覚えるべきことを覚えたあとは大量に問題を解けば安定する科目だと思います。
おわりに
どんな物語にも主人公にはピンチが必ず訪れます。しかし、そこで諦める主人公を見たことがありますか?諦める理由はどこにもありません。全力を死ぬ気で出しましょう。
■東進東大特進コースについて
東大特進コース・数学の真髄(青木純二先生)
応用問題には手も足も出なかった私を東大の問題と戦えるレベルまで引き上げてくれました。特に存在条件についての授業は世界が変わります。その解法に至るプロセスを明確にしてくれるので苦手な人ほどオススメしたい授業です。後半のテストゼミではなるべく対面授業に出ることをおすすめします。
東大化学(大西哲男先生)
東大化学を解くのに最低限必要な知識を体系的に教えてくれます。特に無機化学のまとめは直前期に必須なので第Ⅰ期講座は絶対取るべきです。
東大現代文(林修先生)
なぜその記述をするのかなどを東大過去問を題材に教えてくれます。この授業を通して自信を持って記述できるようになりました。
通期講座・ハイレベル物理(苑田尚之先生)
物理を根本から体系的に教えてくれます。マジで世界が変わります。神。時間はかかるが予習、復習は必須です。でも予習復習をするだけで大学入試物理で分からない問題はなくなると思います。
東大本番レベル模試
とにかく採点が速く復習が非常にしやすいところがいい。また、年に4回もあるのでこまめに自分の位置を知れるのがありがたいです。個人的には高校内の順位が出るのが地味にモチベになりました。
東大生スタッフ
いつでも東大レベルの問題の質問ができるのが非常にありがたかったです。質問に行きすぎて顔見知りになっちゃいました(笑)。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
常に自分は主人公であるという心持ちでいましょう。
そうすると何か嫌なことがあってもどうせいつかは良くなると思えるのでメンタルが安定してコンスタントに勉強を続けられると思います。ここで歯を食いしばって頑張った分だけ周りに差をつけることが出来ます。どうせ死なないので死ぬ気で頑張ってください。