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千葉県 市立 銚子高等学校 卒
東京大学 理科二類

篠塚 天周さん

■センター試験得点 824点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 75 54 38 28 43 =238/440点
自己採点 75 50 45 15 40 =225/440点

■受験した感触・・・ もぅまじ無理。。。。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 B 理科二類 B 理科二類 A 理科二類 A

地方非進でも東大に行きたい!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は高校2年生の秋まで、ただ漠然と「レベルの高い大学に行けたらいいな」と考えている程度で本気で東大を志望して勉強していたわけではありませんでした。しかし、コロナウイルスの影響で部活の大会がほとんど中止になり、そこから勉強に意識を向け「どうせやるなら日本一の大学を目指そう!」と決意し、東大を本気で目指し始めました。

受験は情報戦

 私のような地方から東大を目指す人にまず最初に立ちはだかる壁は、情報の少なさです。地方の受験生は『情報弱者』であることは間違いありません。学校の先生から教えてもらえる情報だけで大丈夫だ、と思っている人もいるかもしれませんが、やはり東京などの都会の進学校と比べると、地方の高校の持っている情報は圧倒的に少ないです。TwitterなどのSNSを効果的に活用して、自分のライバルや勉強するうえで重要な情報を自分で仕入れられるようにしておきましょう。
 また、もう1つ地方の受験生が陥りがちなのが、「井の中の蛙」になってしまうことです。地方から東大を目指す受験生は、その地方や高校では常にトップ層にいて自分には敵になるようなレベルの人はいないかのような錯覚に陥ってしまうことがよくあると思います。しかし、全国で見れば自分とは比較にもならないような半ば化け物のような成績を残している人がたくさんいます。周りをよく見て、自分の受験生の中での正確な立ち位置を把握しましょう。

各科目の勉強法や試験での戦略

  • 国語

古典はとにかく知識が命です。古単、句法などを時間のあるうちにしっかりと固めれば、本番では知識でゴリ押せます。また、古文の世界では今とは常識が全く違います。意外と面白いので余裕があれば古文常識的なものも勉強してみるとよいと思います。

現代文は運ゲー、と思われがちですが実際にはしっかりと自分の記述の構成パターンを確立することで得点を安定させられます。まずは面倒くさがらずに模範解答を読み込み、「何が良い答案で何が悪い答案なのか」を理解し自分で自分の解答を推敲できるようになるといいと思います。

  • 数学

私が一番苦手で、最後まで伸び悩んだ教科です。これもやはり、地方の受験生と都会の受験生では問題に対するアプローチの「当たり前」のレベルに乖離があります。まずはたくさん演習を積み、自分の中の「当たり前」のレベルを引き上げていくことが大切です。

また、勉強する際に気を付けてほしいのが「計算結果を合わせる練習をきちんとすること」です。私は方針があっていればまあいいだろ、という気分で勉強をしていて計算練習を怠ってきたツケで、本番では計算ミスで0完という最悪の事態になってしまったので、少し重めの計算でもしっかりと合わせられる計算力をつけておきましょう。

  • 英語

東大の英語は時間との戦いです。人によって問題を解く順番や試験場での戦略が全く異なるので、ほかの人の解き方を聞いてみたり自分なりの戦術を練ったりして、早い段階から「東大英語への対策」を始めておくといいと思います。参考までに私は4B→1A→2A→2B→3(下読み含む)→1B→5→4Aの順で解いていました。

  • 物理

同じく苦手でこれも伸び悩みました。物理は前の設問とそれ以降の設問がつながっていることが多く、1つのミスで一気に点を落としてしまう(いわゆる雪崩)が非常に起きやすい科目です。普段から次元の確認や定性的に問題を考察する力を養っておくとよかったのかな、と少し後悔しています。

  • 化学

個人的に、一番勉強時間と成績が比例する科目だと思います。問題の解き方を覚えるというよりは、教科書や講義系の参考書などをしっかりと読み、問題の中で起こっている現象への理解を深めると得点が伸びやすくなると思います。

■東進東大特進コースについて

 私は東進では主に物理を勉強しました。「ハイレベル物理」では苑田尚之先生に、高校物理としてではなく、物理学として深い理解を目指して教えていただくことができました。初めは本当に何を言っているのかわからない!!という感じでしたが根気強く時間をかけて何度も繰り返し聞くうちにだんだんと理解でき、一気に物理学への理解が深まったように感じました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 地方の受験生は特に、家族や友達などの周りの人たちからの期待も大きく、時にはそれを重圧に感じてしまうこともあると思います。プレッシャーに負けそうになった時こそ「自分は地方からでも東大を目指せるくらいすごいんだぞ!!」という自信をもって、最後の最後まで東大志望を貫き通してほしいです。地方非進学校だろうと、全力を尽くせば東大には行けます。周りの人のため、ではなく自分のために決めたゴールを目指して頑張っていってほしいです。皆さんの合格を全力で祈願します。応援しています。がんばれ!!!!!!!!!!!!