■センター試験得点 798点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
86 |
+ |
68 |
+ |
28 |
+ |
31 |
+ |
42 |
=255/440点 |
自己採点 |
80 |
+ |
70 |
+ |
40 |
+ |
20 |
+ |
30 |
=240/440点 |
■受験した感触・・・ 難化した気がするが、きっとまわりはもっとできているんだろうな……
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科三類 |
E |
理科三類 |
B |
理科三類 |
C |
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自分の頭で考えよ
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
自分の頭で考えよ
勉学とは何か。それは、我々人類が享受することを許された特権である。各人に宿る好奇心を満たすべく、時に先人の知恵を借り、時に自ら思考する。「勉強なんてつまらない。遊びの方が楽しい。」などと聞くことがある。思うに、人は多様であり、何を快楽と見なすかは異なる。だから、そういった意見があってもいい。勉強が全てではないのだから、自分の好きなことを追求した方がよいだろう。ただ、自分にとっては勉学こそ快楽であった。
とはいえ、苦手科目、嫌いな科目というのは、少なからず生まれるものだ。自分も、初めは苦手なことだらけだった。そんな時、どうすればよいだろう。
中学生になってまず、英語で苦労した。どう覚えれば良いか分からないのだ。しかし、様々な暗記法を試み、正確な発音を身につけた結果、大抵の英単語は瞬間で覚えられるようになった。
数学も苦労した。ある時、学校の定期考査でうまくいかないことが続いた。しかし、基礎に戻ってやり直した結果、見事な回復を遂げた。
重要なことは、自分にとっての正解を見つけるべく、挑戦し続けることだ。誰かが良いといった勉強法が自分にも合うとは限らないし、逆に、誰かが駄目だといったからといって自分にも不向きだとは言えない。答えは自分にある。自らの勉強法が確立された頃には、成績は飛躍しているはずだ。
さらに、自分の頭を使うことは、他の場面でも不可欠だ。受験においては「戦略」がキーである。いつ、何を、どのくらいやるか。自分の場合、高1、高2は英数に注力し、高3前半で理科を演習まで終え、後半は古典にも手をつけ、共通テスト40日前には社会を始めるという計画を立て、これが功を奏した。ここで注意しておきたいのは、計画は中・長期的に立てるということだ。短期的な計画、すなわち今日は何時から何時までこの教科をするといった予定の集合は、少しでもズレると土砂崩れを起こす。大雑把でよいから、見通しを立てておくのだ。
成功の一例
前述の通り、自分のやり方は必ずしも全員に有効とは思えないが、以下に要点を記す。
各科目について、まず英語は音を大切にするとよい。カタカナ英語を堂々と話している人で、英語が格別に得意な人というのは、見たことがない。次に、数学や理科は、とにかく自力で考えてみること。分からなければすぐに答えを見て覚えるなどという勉強法が流布しているが、思考力が養われるとは到底思えないし、そもそも自然科学に対するアプローチとして不適切ではないか。続いて、古典が嫌いな場合、自分にあう講師や教材に出会えていない可能性がある。例えば東進では様々な先生の講座が用意されているから、自分が好きになれそうな授業を探すとよい。最後に、理系は「戦略」的に社会には時間を割きにくい。教科書をざっと眺めて、暗記するのにかかる時間を想定した上で、計画を立てておくとよい。
入試について、最低点を目指すような真似は避けること。数直線上で、自分が実践的にとりうる点数が、最低点以上の区間に含まれていれば問題ない。また精神面についてだが、最後は強気でいくこと。自分の場合、一日目の試験終了後に鼻血、二日目は後ろの受験者が体調不良で理科の時間に退出、リスニング中にも退出、また自分の靴が壊れて足を痛めたが、特に気にせず三日目に挑み、面接終了直後の鼻血をもって入試が完結した。
■東進東大特進コースについて
受講講座
- 物理は苑田尚之先生に習った。厳密性にこだわりすぎるようになったので、問題を解く速度が上がるのには時間がかかった。授業を受けていく中で、自然科学の捉え方が変わった。
- 化学は高3になってから、正確に言えば3月頃から始めたと思う。ハイレベル化学を受講し、夏頃には演習まで終えた。東大特進でも鎌田真彰先生の講座をとっていた。こちらの講座は応用+発展といった感じで、東大に特化した対策ができた。
- 現代文は林修先生の講座を取り続けていた。感覚で取り敢えず空欄を埋めていた自分が消え去ったことは間違いない。
- 古文は東大特進で栗原隆先生に教わった。論理的かつ学術的で、正確な説明に圧倒された。初めて古文が嫌いではなくなり、学問的意義を理解した。
- 漢文は東大特進で寺師貴憲先生の講座をとり、適切な演習を確保した。
東大本番レベル模試
判定を見て一喜一憂している場合ではないので、あまり気にし過ぎないこと。
東大特進スタッフ
以前、物理についてメールで質問を送らせて頂いたことがあるが、何件かメールのやり取りをし、丁寧に教えて下さった。校舎まで足を運ばなくてもメールで聞けるというのは、便利だと思う。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
何度も申し上げるが、人の成功例を鵜呑みにはしないで欲しい。ただ、これだけたくさんの合格者の体験記を見渡せば、参考になる点はいくつかあるだろう。そうした点を取り入れつつ、自分の勉強のスタイルを改善したり、入試戦略を構築したりするとよいであろう。