ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

大阪府 私立 高槻高等学校 卒
東京大学 文科一類

柴崎 日菜子さん

■共通テスト得点 916点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 物理基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 85 20 82 44 39 =270/440点
自己採点 86 24 62 42 47 =261/440点

■受験した感触・・・ 受かってるんかよくわからん。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 B 文科一類 A 文科一類 A 文科一類 C

同日数学0点からの東大合格

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を志望した理由

 東大に行きたいと思うようになった明確なきっかけはありません。日本トップの大学という響きに魅力を感じており、その漠然としたあこがれから何となく自分は東大に行くものだと考えていました。

勉強の開始時期

 わたしは受験勉強を始めるのが遅く、高2の3月にやっと始めました。もう少し早ければ数学や世界史などをもっと詰められたなと思っています。

数学の克服方法

 わたしは高2の東大入試同日体験受験で数学0点を叩き出すほど数学が苦手でした。そのため数学の克服を最大の目標に掲げ、対策を講じました。もちろん網羅系参考書を周回するのがベストですが、そんな時間はありませんでした。数学は演習量がモノを言う科目です。間違えたところを2周目に解き、それでも間違えたら3周目に持ち越して……といった感じでひたすら解いてください。ただ、演習量と同じくらい理解も大切なので、なぜその方針になるのかを考えてメモしておくと良いです。

教科書の大切さ

 社会科目においては教科書をベースに勉強を進めてください。入試は教科書に準拠して作られるので、教科書に載っている事項を理解・暗記できていれば、あとはそれを出力するだけなのでノープロブレムです。ただ暗記するまでがかなり大変なので、早めに着手するに越したことはないです。

リフレッシュ方法

 受験勉強では量をこなすのが大事ですが、リフレッシュしてメンタルケアをするのも非常に大切です。わたしは2学期の日曜日をほぼすべてハイキングと城巡りに費やしました。適度なストレス発散は安定したメンタルを維持するのに必要なので、遊びを無理に我慢しなくても大丈夫です。

模試との向き合い方

 模試の間違い直しは絶対にやりましょう。自分の至らない点がわかります。また、模試は所詮模試なので、判定が下がっても気に病まないでください。反対に、A判定を連発していても有頂天にならないでください。

本番での心構え

 いざ本番を迎えてしまえば意外と平気だったりします。普段と同じことをやればいいわけですから。そのため、本番ではあまり気張らずに問題に向き合ってあげてください。それができたら普通に合格します。ただ、その精神状態に持っていくためにはやはり「自分はこれだけのことをやってきたんだ」という自分の努力に対する自信が必要です。そう思えるように、普段から地道に勉強を続けてください。

■東進東大特進コースについて

東進リスニングアプリ

 これにはかなりお世話になりました。レベル1からレベル3まで徐々に難しくなっていくので東大レベルのリスニングにも対応することができました。東大特有の音質の悪さや聞きなじみのない訛りを再現しているので、リスニング対策にめちゃくちゃおすすめです。学校の行き帰りの電車でよく聞いていました。猛者はタオルに包んだり、浴室で流して音の反響を再現したりするという縛りプレイも行っています。東大英語は試験時間にリスニングの占める割合が四分の一とかなり高いので、リスニング対策は英語の点数を伸ばすうえでは必須です。

東大本番レベル模試

 計五回あるので本番の緊張感に慣れておくという意味でかなり役に立ったと思います。そのうえ、模試の1週間後に結果が返却されるので、問題を解いた記憶が新しいうちに間違い直しを行えるというメリットがあります。「鉄は熱いうちに打て」です。解答用紙が本番のものに非常に似ているのもありがたいポイントでした。また、模試の時には受験番号や名前を書き間違えることがないように細心の注意を払いました。

過去問演習講座

 わたしは25年の過去問演習講座をやりました。10年のものとも悩んだのですが、東大は出題形式が独特なので過去問を多く解いておいた方がよいと思い、25年を選びました。問題を解いて提出すると、2,3日後に添削された答案が届きます。それを見て、自分の答案を書き直していく、ということを繰り返していました。特に世界史の大論述は自分だけで対策するのがほぼ不可能なので、添削指導を受けることで効率的に点数アップにつなげられたと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 案外入試なんてそんな大層なものでもなくて、ぬるっと始まってぬるっと終わります。あまり気負いすぎずに、高校最後の一年間を勉強に捧げるという青春を楽しんでください。また、先人の教えを軽んじることなく、試行錯誤を繰り返して自分なりの勉強方法を模索してください。