■センター試験得点 717点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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日本史 |
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開示得点 |
75 |
+ |
21 |
+ |
55 |
+ |
37 |
+ |
37 |
=225/440点 |
自己採点 |
80 |
+ |
25 |
+ |
55 |
+ |
45 |
+ |
35 |
=240/440点 |
■受験した感触・・・ あきらめずに解きましたが、つらかったです。合格発表まで、毎日悪夢を見ました。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
E |
文科一類 |
B |
文科一類 |
D |
文科一類 |
B |
初志貫徹
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私は地方の公立高校に通っていたので、入試情報も豊富とは言えませんでしたが、皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。
英語
英語は継続することが大切だと思います。単語にしても、リスニングにしても、なるべく早いうちから毎日触れることで、確実な力が身に付きます。例文暗記も重要です。すらすらと典型例文を言えるようになって初めて、英作文に自信を持って取り組めます。また、参考書に関しては、あれこれ手を出すよりも、数冊をマスターすることが近道です。特に単語帳については、個人的には一冊を完璧にすれば十分だと思います。英語の早期完成により、三年生での地歴の追い込みに集中できます。
国語
現代文は林修先生の講座をとり、解答の論理的な書き方を学びました。この講座により、自分ではよくわからなかった現代文の勉強法に光が差した気がしました。10年分の過去問を解き終わった後は、模試の過去問を数年解いて、学校の先生に添削してもらいました。
古典については、学校指定の古文単語帳、句形解説書を繰り返し学習しました。これを直前期まで続けました。古典文法は初めからつまづくと後にひびくので、特に注意が必要だと思います。基本事項が頭に入っていれば、過去問で演習を積むことで、得点は伸びてくると思います。
数学
二年生のうちに過去問を解きました。二年生はほぼ数学に時間を費やしました。その頃はよかったですが、三年生になると授業の予習以外ほとんど自習しなくなり、実力低下を痛感しました。三年生の一年間は地歴を完成させることで精一杯でした。本番は取捨選択が一番のカギになるので、その練習をもっとしておけばよかったかなと思います。
世界史
一番苦しんだ教科で、初めは大嫌いでした。二年生を数学に費やしたことで、世界史はかなりおろそかになっていました。基礎力も欠如していたので、学校のテストも芳しくありませんでした。学校の小テストは、不合格になれば追課題も課されるという本格的なもので、一日に二回あることもありました。この小テストに必死に食らいつくために、一問一答型の問題集を表紙が取れるまで使ったことで、やっと基礎力をつける事が出来ました。私はカタカナ語を覚えるのが苦手だったので、電子辞書で発音させたり、英単語として覚えたりしました。論述対策は過去問と教科書で行いました。教科書を丸暗記するつもりで繰り返し読み、特に大切と思われる文は蛍光ペンでマークし、過去問等から新たな発見があれば、どんどん書き加えていきました。個人的には、まとめノートをつくるより、教科書にまとめた方が、知識が断片的にならずに安心感がありました。一番つらかった教科ですが、一番伸びた教科でもあります。
日本史
世界史よりも用語は覚えやすく感じ、特に古代分野は好きでした。ですが、世界史に時間をかけすぎてしまい、最終的には世界史に抜かされてしまいました。東大特有の論述問題も苦労しました。直前期は過去問の解説を読み返し、模範解答を音読して頭に叩き込み、解きなおしました。暗記した文のアウトプットに終始しないために、メモを作成し、どこを具体化、抽象化したのか、伏せられている情報は何か、を意識することを大切にしました。こうしたことで、東大日本史の解き方を定着させる事が出来た気がします。しかし、演習開始時期が遅かったことは反省点です。無理しない程度の先取りは、余裕のある人はやってみてもいいかもしれません。教科書の精読は世界史同様に行いました。
■東進東大特進コースについて
林修先生の授業を受け、現代文を感覚で解いていた自らの意識の甘さを痛感しました。現代文がこんなにも論理的な科目だとは知りませんでした。解説がわかり易いうえに、雑談も興味深く、授業が楽しみでたまりませんでした。本当におすすめの講座です。青木純二先生の数学の真髄は私には難しく、復習にも時間がかかりましたが、当たり前だと思っていたことを考え直す癖がつき、数学をより奥深いものに感じる事が出来ました。
過去問演習講座は夏ごろから利用しました。自分では気づかない解答の癖をあぶりだすのに役立ちました。採点者の方のコメントも励みになりました。ライバルが書いたベストアンサーもみる事ができ、競争心が駆り立てられました。
東大本番レベル模試は、ほかの模試に比べて実施回数が多く、実戦的な経験を積むのに役立ちました。返却も早く、復習がしやすかったです。判定が悪くて心が折れそうになることもあるかもしれませんが、現状把握のためにも受験すべきだと思います。
スタッフの方には電話で何度も相談に乗っていただきました。東大生にいつでもアドバイスをもらえる環境はとても贅沢だと感じました。先輩方は心強くて、私の憧れでした。
私が東大特進コースに入塾したのは三年の初めでしたが、もっと早く出会っていればと今更ながら思います。地方高校生の私にとって、東大に特化した学習を進められるカリキュラムは、とても貴重なものでした。自分の予定に合わせられる柔軟さも、私に合っていたと思います。入塾してよかったと心から思っています。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
基礎力を養うためにも、学校の授業やテストは全力で取り組むべきだと思います。合否を決めるのは、基本的な問題です。そのうえで、試行錯誤を繰り返しながら、自分の信じる勉強法を貫いてください。ただし、過去問は国数英を優先的に、早いうちから取り組むことをお勧めします。得点力をつけるには、経験値も大切だからです。また、睡眠も大切にしてください。個人差はあるかもしれませんが、睡眠時間を削ると、勉強効率が下がる気がします。私は共通テストが悲惨でしたが、なんとか合格出来ました。最後まで自分を信じ、自分が努力してきたことに誇りを持ってください。諦めなければ、きっと、道は開けるはずです。