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兵庫県 私立 灘高等学校 卒
東京大学 文科一類

佐藤 弘麿さん

■センター試験得点 807点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 71 48 76 42 37 =274/440点
自己採点 80 50 80 45 50 =305/440点

■受験した感触・・・ 数学が難しかったけれど、難化なら採点基準も優しくなる……?

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 B 文科一類 A 文科一類 A 文科一類 A

モチベーション維持のコツ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 受験勉強で最も大切だったと思うことは「モチベーション維持」です。やる気に溢れかつ勉強を楽しめている時はどんなに長時間勉強しても疲れないし、何より能率が高まります。そしてモチベーションはある程度工夫によって意識的に高めることが出来るように思います。後輩の皆さんが行き詰った時のヒントになればいいなと思いつつ、私が考えていたモチベーション維持のコツを記します。

高2夏 志望動機をハッキリさせた

 私は高校時代生徒会活動に入れ込んでいたこともあり、進路を決め受験勉強を始めたのは高2の夏でした。政治や行政の面から社会貢献をしたいという漠然としたイメージを持っていたので、文科一類を目指すことにします。思えばこの時点で志望動機を固めていたことが、その後の受験勉強の指針となりやる気にも繋がりました。

高2秋 「好きな分野」を見つけた

 受験では「ニガテを潰す」ことが大切だと言われますが、個人的には「好きな分野」も準備しておくと随分と気がラクになるような気がしています。
 私の場合、秋から東進に入って青木純二先生の「数学の真髄―基本原理追究編」を受けて以来いわゆる「軌跡と領域」の問題を解くのが楽しくなり、その後の勉強で行き詰った時もそうした問題を解いて気分転換をする、といったことが出来るようになりました。国語でも、英語でも、社会でも、何かしら「これをやっている時は楽しい」という分野を作っておければ大きなアドバンテージになるような気がします。ずっとニガテ分野ばかりやっていたら、気が滅入っちゃいますしね。

高3春 過去問の面白さに触れた

 「東大入試同日体験受験」や東大特進コースの授業で過去問に触れ、東大が求める能力がどのようなものなのかチェックしました。中でも東大特進コースでの荒巻豊志先生の授業は、東大世界史の(知識の暗記に留まらない!)面白さを伝えてくださり、思考力だとか表現力を問う東大の問題の面白さを体感することが出来ました。東大の問題がいかに良問でやりがいのあるものかを実感できれば、以後の勉強の充実感にも繋がります。

高3夏 授業を沢山受けて生活リズムを整えた

 学校の無い夏休みは、モチベーションの危機です。そこで、取っていた授業の受講を夏休みに固めることで夏休みの生活リズムを整えることにしました。受講は計画的にと言いますが、自分の予定や気分(←意外と大事!)と相談しながら最も能率的な受講計画を考えられると良いですね。

高3秋 過去問で自分の成長を実感した

 春以来東大形式の問題に慣れ、夏休みの大量の受講で実力を底上げした(つもりになった)ことを受け、秋は過去問に取り組む時期となりました。過去問は数年分共通テスト後に残しておくという人もいますが、個人的には過去問の消化は早ければ早いほど良いような気がします。過去問を解いて、解ければ自分の成長を喜び、解けなければ教科書に戻って穴埋め、という作業を繰り返しました。

高3冬 人に頼った

 この時期になると、勉強方法というよりは心の平穏を実現する方法が大切になってきます。「自分は試験を乗り越えられるのか……」と不安に襲われる人が増えてくる時期。
 私から言えるのは、「しんどくなったら周りの人に頼ろう」ということ。同級生に悩みを打ち明けて「皆同じようなことで悩んでるんだな」と安心したり、先輩や先生に相談してアドバイスをもらったり、後輩と喋って気分を明るくしたり……。何でも良いのですが、人に頼ると心が軽くなります。知人に言いにくいことも、東進のスタッフの方々は何でも聞いてくださいます。人に、頼りましょう!

■東進東大特進コースについて

 東進の授業は受験勉強の楽しさを伝えてくれるもので、「東大特進の授業日を楽しみに勉強する」といった風に普段のモチベーション向上にもなりました。

数学 青木純二先生

 青木先生は、解法の暗記するのではなく自分の頭で考えて問題に取り組む思考力や、論理的に、誠実に数学の答案を書く姿勢を伝えてくださいました。数式に色が付いて見えるようになり文系なりに数学が好きになったのは、青木先生の授業を受けたからだと思います。東大特進コースの講座だけでなく、通期講座の「数学の真髄―基本原理追究編」も合わせて受講してみてはいかがでしょうか。

世界史 荒巻豊志先生

 荒巻先生には、東大世界史の面白さを教えていただきました。私の持っていた「知識の暗記に終始するんじゃないか」という固定観念を覆し、論理的に、大局的に歴史を見るやり方を共有してくださいました。時には先生自身の学究や思索について語っていただけることもあり、謙虚に学びを止めない姿勢には尊敬させられました。授業後には生徒の答案をチェックし、的確なアドバイスをくださいます。世界史選択の皆さんには是非お勧めしたい講座です。

英語 宮崎尊先生

 宮崎先生は豊富な教養をお持ちで、時に素材文のバックグラウンドを解説したりしながら、「活きた」英語の使い方を伝えてくださいました。優しく飾らないお人柄も魅力で、生徒の質問にも丁寧に答えてくださいます。授業を受ける時は、積極的に質問すると多くの学びを得られるでしょう。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 長い受験勉強では不安で足が止まってしまうこともあるかもしれません。ただ、最後まで走り抜ける潜在能力は全員が持っているはずです。上手くマインドコントロールして、潜在能力を最大限発揮してください。そうすれば、必ず結果もついてきます。頑張ってください。応援しています!!!