■センター試験得点 823点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
87 |
+ |
41 |
+ |
50 |
+ |
49 |
+ |
29 |
=256/440点 |
自己採点 |
80 |
+ |
45 |
+ |
50 |
+ |
35 |
+ |
40 |
=250/440点 |
■受験した感触・・・ 国語と英語は悪くない感触だったが、数学と理科は難しく感じた。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
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理科一類 |
B |
理科一類 |
B |
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受験という「ゲーム」に勝つ方法
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
東京大学。この大学に私が惹き付けられた一番の理由は「可能性」であった。私は中高時代の多くを学校行事や部活に費やし、自分なりの青春を謳歌した。しかし高3になり嫌でも受験を意識しなければならなくなった時、私は将来について何も考えていなかったことに気付いた。自分の気の合う仲間と遊ぶだけで、人生において大事な6年間を終わらせてしまいそうになっていたのだ。これではまずいと思い、私は何か成長するきっかけがほしくなった。そう、私にとってそれは「受験」であったのだ。東京大学は言わずと知れた名門大学であり、多くのハイレベルな高校生が受験する。そんな大学に挑戦することで、私は成長するチャンスが得られるのではないか、そんな気持ちで受験生活をスタートさせた。
自分は高2まではそこまで勉強が苦手ではなかったため、高3はじめの時点では東大受験はそこまで苦労しないだろうと自分を過信していた。しかしその思い込みは、東大の入試問題を見たことで全てぶち壊された。なんだあの想像力豊かな問題は。簡単ではないものの、必要な知識水準は高校の範囲に収まるような無駄のない問題群に、私は心惹かれると共に自分の無力さを実感した。
その後、秋頃まではまず基礎の定着を優先させた。いくら東大といっても、入試問題であり差をつける必要があるから基本問題も一定数存在する。その基本問題で「差をつけられ」ては自分に勝ち目はないと思い、各教科(特に理科)の知識を磐石にするよう、インプットとアウトプットをひたすら繰り返した。今思えばこの時の努力が自分を大きく合格に近付けてくれたと思う。
そして秋になり過去問演習を始めた。秋までに基本を身につけたことで、ある程度の点数は取れるようになったのだが、目標点にはまだ足りない。そこで私は「どうすれば得点を最大化出来るか」を研究し続けた。自分の目標は全問解くことではなく、合格に必要な点数を獲得することであると強く意識し、難しい問題を時間をかけて正解することよりも、簡単な問題を短時間に正確に解ききることを優先し過去問を解き進めた。この時模試でも悪くない判定が出ており、適度な自信を抱きながら勉強出来たと実感している。
年が明け共通テストが終わり、本番まで残り1ヶ月となった。この時期から私は直近年度の過去問に本格的に取り組み始めると共に、より実践的な演習を行うようにした。具体的にはただ漫然と問題を解くだけでなく、環境や時間も本番に近いものとし、イメトレも入念に行ってから演習に取り組むようにした。
そしてついに迎えた本番。いつも通り解ければ受かるという十分な自信を持って試験に挑んだが、そこで待ち受けていたのはいくつもの「ハプニング」であった。数学と理科の大幅難化といった傾向の変化だけでなく、今まで経験したことのない混雑や入り口のドアに近いことによる寒気など外部のハプニングにも多くぶち当たった。しかしここで私を救ったのが「イメトレ」であった。常に本番を意識し、前の科目の出来を引きずらない練習をしてきたことで、私は数多の試練をはね除け無事に東大合格を手にすることが出来たのである。
■東進東大特進コースについて
東進のコンテンツの素晴らしい所は大きく3つ挙げられる。
1つ目は「レスポンスの速さ」である。私は国語や物理といった苦手教科の対策として東進の講座を利用していたのだが、日々の添削を素早く行って下さった。そのため自分の記憶が残っている状態で、どこを改善すれば良かったのかをチェックすることが出来た。そのおかげで本番では無駄のない答案を、短時間で仕上げることが出来たと思う。また「東大本番レベル模試」は他の模試より格段に速くかつ丁寧に採点して下さり、復習を早めに行うことで知識を最大限に吸収することが出来た。
2つ目は「丁寧なコミュニケーション」である。オンライン授業だとどうしても教師から生徒への一方向的なコミュニケーションに留まってしまいがちなのだが、東大特進の担当スタッフとして自分と同じ元開成生の大学生から電話をいただき、勉強面に限らず生活面などにおいても適切なアドバイスをいただく機会が頻繁にあったことで、不安を抱え込むことなく受験生活を乗り切ることが出来たと思う。
3つ目は「ライバルと切磋琢磨出来る環境」である。授業や教育セミナーやワークショップを多く開催して下さったことで、周りにいる自分と同じ東大志望の受験生と出会い、彼らと切磋琢磨しながら共に東大合格を目指す良きライバルとなったことで、本番まで「自分は一人じゃないんだ」ということを強く自覚しながら熱意を持って勉強に取り組むことが出来たと思う。
このように東進には東大に受かるための全てが詰まっている。このような素晴らしいコンテンツを作って下さった東進に感謝を申し上げたい。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
後輩諸君に伝えたいのはずばり「諦めるの重要さ」である。もちろん勉強する姿勢として「諦めない」ことは非常に重要である。しかしそれ以上に取捨選択をし、必要なことを集中してやりきる能力が一番重要であると私は今回の受験を通して強く実感した。