■センター試験得点 823点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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日本史 |
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開示得点 |
87 |
+ |
21 |
+ |
62 |
+ |
37 |
+ |
46 |
=253/440点 |
自己採点 |
80 |
+ |
30 |
+ |
70 |
+ |
40 |
+ |
40 |
=260/440点 |
■受験した感触・・・ 思うようにいかず浪人を覚悟した。古文が難しく数学もとるべきところを落とした。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科三類 |
A |
文科三類 |
B |
文科一類 |
A |
文科一類 |
A |
受験は、気合と努力で乗り切れる。
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私が東大を志望したのは高二の終わり頃で、志望理由も「京大が遠いから仕方なく」という極めて消極的なものでした。勉強は高一から継続的に進めていたものの塾には通わず、本格的な受験勉強を始めたのも東進の東大入試同日体験受験を受け、運動会も終わって5月になってからでした。そのような短い期間でもなんとか合格できたのは、短期的な計画や目標を定めて自分を鼓舞し続けるという勉強スタイルと、東進や学校の支援、そして何より両親の支援によるものだと思います。感謝の念に堪えません。
ここでは科目ごとに、自分の勉強法、参考書、工夫したことを中心に書いていこうと思います。ちなみに私の同日体験の際のステータスは以下のようでした。
現代文…壊滅的 古典…得意 数学…壊滅的 英語…得意 日本史…得意 世界史…普通
現代文
高校の定期テストでは得意科目だったのに、いざ東大となると全然できなかったのに衝撃を受け、林修先生の授業の予習・復習を重点的に行いました。第Ⅰ期・第Ⅱ期には先生のおっしゃる方法を会得できず「この人は自分の好みでやってるだけなんじゃないか」などと失礼にも思っていましたが、第Ⅲ期以降何が功を奏したのか飛躍的に点数が伸び、先生の言葉もわかるようになりました。「現代文はセンスゲーだからやる価値なし」という意見もありますが、いつ覚醒するかもわからないのでとりあえず林先生の授業だけは受けておくべきだと思います。それから、問題演習は極力過去問のみに頼りましょう。
古典
特に勉強しませんでした。漢文に関しては余裕があれば漢検とかをやっておくとよいと思います。
数学
小学校の頃から苦手でした。東大入試同日体験受験でも7点でした。危機感を覚えたため最も時間を割いて勉強しましたが、本番では0完3半という不甲斐ない結果に終わりました。やはり運要素が強いので、苦手な人は他の科目に時間を割くというのも一つの手かもしれません。それでも、大数の参考書はものすごく役立ちました。東進の青木純二先生の授業も、存在条件を学ぶにはうってつけだと思います。得意な人は誇ってください。多分受かります。
英語
高一の頃に単語帳で基礎固めをしていたので苦労はしませんでした。東進の宮崎尊先生の授業を楽しんで受けつつ、NHKの番組を聴いてリスニングを勉強しました。
日本史
東進の山中裕典先生の授業進度に合わせ教科書と資料集を熟読して問題を解くというサイクルを最後まで続けました。日本史は最低限の知識があれば読解力でなんとかなるのでおすすめです。
世界史
東進の荒巻豊志先生の授業を受けましょう。受かるか否かに関わらずよい経験になると思います。あとは一問一答形式の問題集と短文記述対策として教科書(できるだけ多くの出版社の)をひたすら読み込みましょう。「社会科は最後に追い込む」とはよく言いますが、個人的にはできるだけ早めに固めておくのをお勧めします。自信になり他教科に専念できます。
精神面
今はこんな偉そうに書いていますが受験までは不安で仕方がありませんでした。何度受験を諦めかけたかしれません。皆さんも時にそうした心境になると思います。これに備えるために、短期的な計画を書いたノートを用意することをお勧めします。一週間ごとに目標を決めてまとめておくと、何かを見失った時に見る安心材料になります。自分の好きな音楽や映像を見るのもいい気晴らしになるでしょう。長い道のりですが、挫けずに頑張って!
■東進東大特進コースについて
自分は東大特進コースに所属し、林修先生、荒巻豊志先生、青木純二先生、山中裕典先生の授業を受けました。過去問演習講座も活用しました。他に塾も通っていなかったのでこれが唯一の学習コンテンツでしたが、どれも有益で合格に直結するものだと思います。皆さんも、闇雲に勧められたものを受けるのではなく自分の実力と相談して慎重に選びましょう。
講師陣については前述の通りなのでここでは過去問演習講座について書きます。自分は他社の参考書はあまり買わず東進の過去問演習講座をやりました。目標として「夏休み中に全部の過去問を解く」と決めていたため、夏休みに入るや2010年の分から年を重ねて解きまくりました。ですが、これは正直お勧めできません。最新年度の過去問から解く方を強く勧めます。というのも自分は直近二年間の過去問を最後に残し、共通テスト後に解いた際ほとんど授業で解いていて勉強にならなかったためです。皆さんは正しい方法で解きましょう。自己採点も自分でするのを勧めます。もちろん東進のスタッフの方の採点も信用できるのですが、夏休みの自分は解くのに夢中になるあまり東進の採点の点数だけを見て満足してしまい、復習をおろそかにしてしまいました。そうならないよう、復習の意味をこめて自己採点をやると効率がいいと思います。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
東大受験は私のような凡人には難しいです。ですが、正しい順序を踏めば決して不可能ではありません。そのためにはできるだけ早く覚悟を決めておく必要があります。私は意識的に悲観的になることで危機意識を煽っていました。皆さんも決して慢心せず、努力を続けて合格を勝ち取りましょう!特別な努力は必要ありません。大事なのは気の持ちようです。