■センター試験得点 816点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
101 |
+ |
33 |
+ |
61 |
+ |
50 |
+ |
28 |
=273/440点 |
自己採点 |
95 |
+ |
20 |
+ |
60 |
+ |
40 |
+ |
20 |
=235/440点 |
■受験した感触・・・ 苦手な数学が難化して、1問も完答できなかった。地理でも苦戦し、落ちたかもしれないと思った。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科二類 |
A |
文科二類 |
A |
文科二類 |
A |
文科二類 |
A |
難化や変化に左右されないために
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私は高校1年生のときに東京大学文科二類を受験することを考え始めました。具体的に就きたい職業が決まらなかったため、進学選択制度(進振り)のある東大に入り、まずは日々接することの多い経済について学んで、その後どの方面に進むか考えたいと思ったからです。また、国際的な仕事に就き、さまざまな地域の出身の人たちと接したかったので、第二外国語を学べるというのも東大の魅力の一つでした。ここでは受験勉強を本格的に始めてからの学習について書きたいと思います。
高3
春から東大特進の受講と過去問演習を始めました。友達と定期的に相互採点や模試の振り返りをすることで、自分では気づかないことや疑問に思わないことを知ることが出来ました。また、模試の後にどの問題をなぜ間違えたのかをまとめ、次似た問題が出たら必ず解けるように心がけていました。
- 英語(得意):小学生の頃に海外に住んでいたため、直前期になっても学校以外は特に勉強しませんでした。
- 数学(苦手):高2から授業中の演習や過去問演習を続け、ようやく夏頃には模試など初見の問題も解けるようになってきました。
- 現代文(普通):現代文で高得点をとることを目指すのは私には効率が悪すぎると気づき、あまり時間を費やさないことにしました。林修先生の授業の予復習だけしていました。
- 古典(得意):現代文を諦める代わりに割と得意な古典で点を取ることを目指し、過去問演習に取り組みました。時々単語や文法の確認も行いました。
- 世界史(得意):荒巻豊志先生の講座を受講しました。教科書も読みましたが、論述に使えるようになるほどまで教科書のフレーズを覚えるのが難しくて、2周読んだところでそれ以上読むのは諦めました。その代わり荒巻先生の講座の予復習を徹底し、疑問に思ったところを調べたり教科書ではどう書いてあるか見たりすることで新たな知識を入れるようにしました。
- 地理(普通):学校の授業での演習の復習を中心に学習しました。また、学校の先生に添削をお願いしていました。添削を受けると、自己採点でも見落としがちな言葉づかいや漢字のミスに気付けるのでおすすめです。
共通テスト前
東大受験では共通テスト対策はそこまで重視されませんが、私は早稲田大学の共通テスト利用に出願していたため、年末からは共通テストの予想問題ばかり解いていました。
- 数学:センター試験の過去問よりも長い問題文を短時間で処理できるよう、予想問題を解くことをお勧めします。
- 世界史:現代史を覚えきれていなかったので、二次対策も込めて覚え直しました。
- 地理:早稲田大学の共通テスト利用の社会は第一解答科目の点数のみが見られるので、第二解答科目の地理はこの期間全く勉強しませんでした。
二次試験前
この期間の反省点は、1つ目は解いた問題の復習がしきれなかったことです。試験前日に復習すればいいと思っていた分が、試験前日には緊張や疲れがあってほぼ見直せませんでした。
2つ目は、社会の勉強が世界史に偏っていたことです。共通テスト前も地理は勉強しませんでしたが、この期間も得意でも不得意でもない地理より、得意で覚えることの多い世界史ばかりに目が行ってしまいました。結果地理はあまり解いたことのないタイプの問題が出たため焦り、歯が立ちませんでした。
試験本番
私は普段あまり緊張しないタイプですが、二次試験の前日から緊張で眠れず、食欲も失せました。解いている間も難しくて会場から逃げ出したくなりました。皆さんも本番直前はすごく緊張すると思います。でも全員が緊張していますし、寝不足でも試験が始まると目が冴えてなんとかなります。だから緊張しても焦らず会場へ向かって最後まで試験を受けてください。とにかく受け切らなければ何も始まりません。
苦手科目の数学には最後まで足を引っ張られました。しかし共通テストでは難化したなかで壊滅は免れましたし、二次でも問題演習を続けていなければおそらくもっと酷い点数になっていました。だから苦手科目だからといって諦めずある程度までは演習を積むことが大切だと思います。
■東進東大特進コースについて
高校3年生の春から東大特進の受講を始め、1年間本当にお世話になりました。校舎が家から遠いため、家で受講できる点もありがたかったです。
現代文(林修先生)
過去問問題集についている解説だけではなぜその解答になるのかが理解できないということがしばしばありますが、林修先生の講座では解説を丁寧にしていただけるので毎回疑問が解消されました。問題文を通して筆者が主張していることを意識して解けるようになりました。
世界史(荒巻豊志先生)
過去問の内容に沿って受験勉強にとどまらない範囲まで噛み砕いて解説していただけるので理解が深まります。私も先生の講座を受けて世界史により興味を持つようになりました。私は夏から受け始めましたが、もっと早くからとれば良かったと後悔しました。オンラインで、第2問や第3問も丁寧に解説して頂けます。
リスニングアプリ
英語の試験前の休み時間に耳を慣れさせるのに使っていました。スマホ1台あれば聞けるのでかさばらないし、隙間時間にすぐに取り組むことができるので便利です。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
2022年は共通テストでも二次試験でも難化が見られ、大変苦戦しましたし、動揺しました。そこでタイトルの通り、例年より難化したり問題形式が変化したりしても負けないために必要だと思うことを挙げました。
- 得意科目を極める:ひとつ安定して点数を取れる教科があれば、難化や変化に左右されずに得点できます。また他教科が難しかった時にも精神的に安定します。
- そこそこできる教科を放置しない:苦手科目には目が行って対策するものです。一番危険なのはそこそこの教科です。私の地理のように放置すると少し難しい問題が出たときに痛い目を見るので、対策を忘れないでください。
- 終わった科目を振り返らない:いつもより難しいと自分が思ったときは、周りもきっとそう思っているはずです。休み時間にその科目について反省しても点数は変わりません。
受験勉強では辛い時もたくさんありますが、焦りすぎず、息抜きもちゃんとして、自分の精神状態を大事にしながら頑張ってください。
応援しています。