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東京都 私立 國學院大學久我山高等学校 卒
東京大学 理科二類

栗原 暉尚さん

■センター試験得点 712点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 72 76 31 35 24 =238/440点
自己採点 63 70 35 35 25 =228/440点

■受験した感触・・・ 全部出し切った。落ちただろうけど。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 D 理科一類 E 理科一類 C

直前期こそ基礎を大切に

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

うまくいったこと

  • 高3まで

とにかく英数を固めようと、その二つしか勉強しなかった。結果的に、数学は得意科目になり、最後まで安定させることができた(英語はそんなに得意にならなかったけど)。高3までに英数をそこそこ完成させておくことで、高3で理科に割ける時間を増やすことができた。

  • 高3春

これ以前にも東大特進コースの授業を受けたことはあったが、特に古典の授業を真剣に受け始めた。ほかの受験生と比べると割と遅めのスタートだったが、結果的にそれまで苦手だった古典を合格者平均点くらいまで上げることができた。

  • 高3夏

高3春~夏にやった教材を全部復習した。特に数学は重点的に復習し、実際夏の東大模試でも数学はいい点を取ることができた。

  • 高3秋

ここまで理科をやらなさ過ぎたので、しりに火が付き理科にも力を入れ始めた。基本的な内容も頭に入っていなかったので、塾の先生に何をやればいいのかを聞き、言われた問題を確実に消化した。

  • 高3冬

共通テストの勉強をほとんどしていなかったので(特に倫政)、予想問題を中心に対策をした。倫政はセンター試験の過去問も十分な対策になる。

  • 共通テスト後

共通テストの理科でふがいない成績をとってしまったので、理科の基本的な問題からもう一度詰めなおした。結局、東大の過去問はほぼやらずに本番に挑んだが、基本ができていれば十分太刀打ちできる問題も多かった。

うまくいかなかったこと

  • 高3春

勉強の時間を増やすことができたが、それを習慣化できなかった。結局、宿題を終わらせることが目的になってしまい自主的な勉強ができていなかった。ここでまとまった時間勉強するのを習慣化しておくべきだった。

  • 高3夏

シンプルに勉強時間が足りなかった。東大模試でいい判定が出たので油断していたが、英数で何とか点数を伸ばしているだけで、理科をほとんどやらずじまいだった。ここで理科の基本は完璧にしておくべきだった。

  • 高3秋

「理科をやらなければいけない」と気づくのが遅すぎた。自分は理科が出来ないということはうすうす気づいていたが、自分をだまして数学ばかりやってしまっていた。秋の東大模試で物理9点をとったことで、現実を思い知った。

  • 高3冬

共通テスト対策を始めるのが遅すぎた。予想問題ばかり解いていて結局過去問はほとんど手を付けられなかった。ここまでくると残された時間はそんなに多くはないので、自分に何が必要か考えて本当にやるべきものだけをやればよかった。

  • 共通テスト後

共通テストから二次試験まで40日以上あったので、余裕だと思いのんびりやっていたら、いつの間にか3日前になっていた。やろうと思っていたことが全然終わらなかった。

■東進東大特進コースについて

受講していた講座

 私は東大特進コースで、林修先生の「東大現代文」、栗原隆先生の「東大古文」、寺師貴憲先生の「東大漢文」を受講していた。このように、私はほかの生徒と比べて受講していた講座は少なかったが、東大特進コースは生徒の都合に合わせて受講科目数や受講日時を調整できるので、学校、塾の両立はしやすかった。
 林先生の授業では、現代文の問題でどのように考えればよいのかを教えてもらった。林先生は、ただ単に問題を解くだけでなくその裏側にある共通した事項を教えてくださり現代文では安定して得点できるようになった。
 栗原先生の授業では、高校レベルを超越した古文を教わった。知識を覚えて終わりにするのではなく、言語学の観点からなぜそうなるのかを教えてくださり、理屈を押さえながら知識を覚えることができた。
 寺師先生は、一文一文を、文法から単語に至るまであますことなく解説してくださり、短時間で漢文が読めるようになった。また、第Ⅲ期講座のテキストの後ろに「必須事項まとめ」がついており、基本知識が簡潔にまとまっていたので、効率的に知識を押さえることができた。

東大本番レベル模試

 この模試は、ほかの予備校が行っている冠模試とは違い、1週間くらいで結果が返ってくる。そのおかげで、模試を受けた感触を覚えているときに復習をすることができ、自分の実力をつけることができた。また、この模試は理科の問題が難しいので、この模試の問題を復習していると、本番の問題が解きやすいと思えた。

東大生スタッフ

 1、2年前に東大に受かったスタッフから、実用的なアドバイスを聞くことができ、直前期にもアドバイスをもらえて、とても心の支えになった。現役の東大生からアドバイスもらえる環境はそう多くはないので、とても貴重だと思う。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 高3の春までに、得意科目をやっていいのでまとまった時間勉強する習慣をつけておくべきである。「受験直前になったらやるだろう」という甘い気持ちでいても、結局全然集中できない。長時間集中して勉強するのに体を慣らしておくべきである。また、とにかく基礎を大切に。私は結局直前期まで理科の基礎が固まっていなかったので、過去問はほとんどやらず基礎の復習に徹した。実際、基礎を本当に完璧にしていれば東大入試でもそれなりの点数はとれるし、基礎を固めたおかげで私は合格できたと思う。また、併願の私立(特に早慶)は舐めない方がよい。例えば、早稲田大学の理工系は、数理は東大と同じくらいの難易度だし、英語に関しては東大より難しい。